ビバ Orb

時期はずれな日記ではあるが実際にやったのが今日のことだから許されてほしいと思う限りです。
 
以前より、Orbには大変お世話になっており 新しい機能のアナウンスも頂いていたのですが申し訳ないことに試せずじまい。
機材の用意等、入手には元手がかかるために時間がかかっていた次第なのは致し方ないので
では、新しい機能は何かというと I−Pod Touchへの対応なのであるが、現在話題のI−Phoneに対応することも大きな話題と言えるでしょう。そのあたりを含め少しレポートしてゆこうと思います。
 
まず、サーバーなのですが自宅に置いているPCで 3Gクラスのスペックを持っているのが現在のPCの主流なので機種の選択に困ることはないでしょう。
問題があるとすれば一日中ルーター、モデムも含めPCを起動したままにする必要があることであるがこのあたりは省電力機能の恩恵も受け昔ほどには大きな問題にはならない事かと思われます。
サーバーアプリケーションのインストールは、
http://www.orb.com/jp/
のサイトの右下のDownloadを選択するだけでダウンロードが始まりインストールできる仕様になっています。
基本的にマイドキュメントのビデオやミュージックにデータを保存している方ならインストールするだけで何の設定もなく使えるのが良いところ。
加入時にメールアドレスの入力は求められますが、これはフリーのアドレスでも大丈夫なので後々の問題になることは考えなくてもよいと思われます。
もちろん、少々の広告は入りますが そのおかげで無料で使えるのでありがたいことです。
 
さて、なぜこんなところでアプリケーションのインストールから始めているかというと いつの間にか対応がVista全バーションと記載されているのを見つけたから。
少し意地悪く、じゃあ Vista64の私の機械でも・・・と考えて新しく立ち上げなおしたわけです。
もう一つはシングルコアの3Gからデュアルコアの1.8Gに移行した際にどれほどパフォーマンスが落ちるのかもしくは上がるのかに興味があるところだからです。
結果から言うと、どちらの要件に関しても何の問題もなくあっさり動いて拍子ぬけの感じなのですが順に追ってゆきましょう。
インストールしたPCは Core2Duo 1.8GのPCで RAMは4Gの仕様です。
OSは Vista Ultimate SP1の64Bit版。
アプリケーションや外部機器によってはメモリーマッピングのせいで動作しなくなるおそれのある仕様です。
そして、Orbのテレビの視聴機能を試すためのビデオキャプチャーを アイ・オー・データの GV−MC/TZを用意しました。
このキャプチャーは4Gを超えるメモリー上では動かないことにはなっていますが 我が家の環境では動作しています。
アプリケーションなどは付属せず、OS標準のWindows Media Centerで動かすようになっています。
ハードウエアーエンコーダー必須のOrbのキャプチャーカードの要件は満たしているのではありますが これが動くかどうかとは難しいところなのです。
とにかくかなり偏った環境での試験にこそ価値があるのではと始めるわけです。
ああ、すでにI−Podを忘れそうです・・・・
 
インストールは順調に終わりました。
インストールされたフォルダをみるとx86の32bit互換モードでの動作フォルダーにインストールされているので 規則を守った32Bit系アプリケーションであることがわかります。
そして、セキュリティソフトの洗礼を潜り抜ければ(インストール時、初回起動時に何度もセキュリティの警告メッセージが。当然永久許可にしなければ動作しませんのであしからず)意識しないVistaのアプリケーションとして動作しました。
サーバーアプリケーションなので、動作したといってもアイコンがひとつ加わるだけでそれを何かするわけではないのでわかりにくいところ・・・
 
クライアント側ですが、PCやWM機であればそのままWEBブラウザー(IE推奨、他では動かないことも)から
http://mycast.orb.com/
にアクセスして ユーザー名とパスワードを指定することで作動させることができます。
PC上にある、ビデオ、音楽ファイル、ドキュメント、写真等が閲覧することができるようになります。
動画に関してはストリーミング機能が必要となりますが その他に関してはゲーム機や携帯電話でも閲覧できるものもあります。
自宅に常時PCを起動しておくことができる環境があれば便利なアプリケーションなわけです。
 
便利な環境の中にI−Pod Touchが加わったわけである。
今までも写真等は見ることができたわけなのであるが、これで動画を見ることまで・・・それも I−Pod Touchの中に保存してあるデータを見るように同じインターフェースで見ることができるように・・・・
ひとつだけ先に注意ですが、アプリケーションをインストールして動かすわけなのですが
基本的にI−Pod Touchでは 自由にアプリケーションのインストールを許可していません。
ゆえに「Jailbreak」という手法(I−Pod Touchのセキュリティホールを利用して本体の基本プログラムを書き換えてしまう)を用いて勝手にユーザーが作ったアプリケーションを動作させることになるので
 
システムプログラムの書き換え中にI−Pod Touchが故障する可能性
●書き換えたことによるメーカの保証が受けられなくなる可能性がある
●書き換えたことにより以降のアップデートプログラムの適用が受けられなくなる
党の弊害があり、なお
●ウイルスやスパイウエアーの含まれたアプリケーションもインストール可能になる
という、以降に続く問題点を抱えることになるので覚悟を持って行う必要のある行為となります。
 
以上の覚悟をもって行えば、Orb LiveというアプリケーションをI−Pod Touchに導入することができます。
 
起動は画面上のorbのアイコンをワンクリックするだけです。
初回起動時にユーザー名とパスワードを確認されますが それだけで操作画面にアクセスできます。
「Music」、「Movie」、「Photo」を選択するアイコンが画面下に並び、ソーティングなどを指定して表示するインターフェースはI−Pod Touchの通常の曲選択などと同じ画面です。
少し違うのは画面を開く前にOrbのサーバーにアクセスに行くことで そのために少し開くまでに時間がかかります。
もちろんWifiでのネットワーク接続のされている環境でしか動作していません。
I−Pod Touchのインターフェースは私などはまだるっこしいと感じるのですが 多くの人には直観的でわかりやすいと評価を得ているインターフェースなのでそのインターフェースを踏襲したのは良い判断かと思われます。
なめらかに見える解像度の高すぎない液晶が良い印象を抱かせます。
 
ちなみに、この中で少しだけ問題を生じたのは「GV−MC/TZ」であり やはりキャプチャーカードとしての認識はorbからはなされなかったために TVの視聴のテストはできませんでした。
VISTA64の環境でTVを見れる環境のカーフ度があるのかどうかというところが実は謎なのではありますが・・・・
新しいサーバーに移して 負荷が3割ほど下がって動画の視聴が少しなめらかにnattaorbはまた 面白いツールとなりそうです。