VIA Nanoベンチマーク

MYCOMジャーナルに VIA C7の後継機種ともいえる VIA Nanoプロセッサーベンチマークが上げられています。
興味深い点はやはりベンチマークを行ったマザーボードで、EPIAの現在C3,C7を搭載しているマザーボードにCPUだけ交換してベンチマークを行った物です。
性能等は記事のほうを見ていただくとして、やはりこの互換性が事実であったと言うのはかなり嬉しいことです。
CPUだけ別売されていれば 例えばGigaByteM704、OQO Model02、Wibrain等はCPUの交換だけでほぼ倍とも言える性能を手に入れることが出来るわけです。
 
過去に遡れば、Cyrixという会社が386というIntel互換のCPUを作っていて そのピン互換の486CPUを登場させ CPUアップグレードと言う楽しい遊びを教えてくれたわけなのですが(私もノートでやって失敗したので・・・)この感動が又やってくるかもしれないのです。
今のうちに安い中古の・・・って、何を狙っているやら。
HPのmini ノートもC7M搭載なのでこの恩恵を受けるわけなのですが、現在のパフォーマンスが倍になるとしたら第一線級で使えるものになるでしょう。
 
この比較においてチップセットに関しては残念ながらノートやUMPCに搭載されているのとは異なるもので VIAの提唱するUMPCプラットフォームとは異なる物。
部分的な電源の入り切り等の操作を行う物に変えればもっと効果は高いかもしれません。
パフォーマンスでもAtomを凌駕するのは当たり前なのですが(クロックも違うし 消費電力も違う)特にアイドル電流等ではチップセットが変わればもっと低く設定することも可能となっています。
これから待機時の動作には期待のできるところ。
バッテリーの持ち時間を意識することがなくなれば、待機状態で置いておくことも可能になるでしょう。
 
量産出荷は本年9月ごろとアナウンスされていてますので 大手(この場合はHPだろうと思われます)からの出荷が始まり 続いて潤沢に出回ることでしょう。
制御向けは来年度に予定されていることからも、PC向けの出荷に重点を置くという風に理解できるでしょう。
現在入っている話ではAtomは一部に省電力の為に比較的遅いタイプのトランジスタを利用しており 高クロックか難しいのではと言うアナリストもいて、この方のようにマーケティングでと予想する人もいる。
マーケティングであれば、当初予想より遅いクロックの商品から発売する必要等ないと思うのですが・・・
まあ、今後の動きが楽しみな UMPC市場です。
 
いま、C7Mを搭載されたUMPCをお持ちの皆様
過去の例なら、BuffaloやアイオーデータからアクセラレータキットとかいうCPU単体売りもあるかも・・・
少なくとも過去の実績では、秋葉原では絶対に発売されると思うのですが
だれか私にOQOのModel02くれませんか??