Google MAP モバイル

先日アップデートして 非常に使いやすくなったGoogle Mapなのですが 便利な機能に検索機能が充実したことです。
E90E71のようなGPS付きの端末などでGoogle Mapで例えば「コンビニ」と打てば現在地から近いコンビニを羅列してくれる機能などです。
カーナビ等ではおなじみの機能ですが、便利な物です。
ところが、関西ローカルの弱小チェーンのコンビには ほんのすぐ近くで検索したにも拘らず表示されませんでした。
なるほど、大きなところだけ表示されるのか・・・・と納得してから気がつきました。
 
ずいぶん前になりますが、電話をNTTからメタルプラスに振り替えたときに オプションの説明を聞いていて「電話帳掲載サービス」というのが有料であることに気がつきました。
何故気が付いたかと言うと、NTTでは登録するかしないかを聞かれるだけで 別付けのオプションではなかったように思います。
当然、電話帳も邪魔だと思いながらもやってきました。
当たり前に成っていたから気がつかなかったわけです。
これが、個人なら電話帳で 企業ならタウンページとなるわけですが 最近では電話の割引サービスでIP電話や NTT以外の契約も少なくないそうです。
だとすると、実はタウンページの情報と言うものは徐々に減ってきているはずです。
電話番号を変えずに安い契約に移行できるわけだからです。
テレビでしつこく宣伝しているのも、このまま減り続ければ広告媒体としての価値を失ってしまうからと NTTの加入者が多いうちに 他に移っても広告だけは入れてもらえるように手を打っているようにしか・・・
広告媒体は、実際の普及度よりも 誰でも知っている名前の方が広告価値があるように思えてしまうから不思議です。
 
タウンページは恐らくこのまま徐々に減ってゆくのではと予想するわけなのですが・・・・
ここで問題になるのはGoogleです。
現在はGoogleの調査が恐らく掲載の基準だとは思いますが、そのうちそうではなくなるかもしれません。
例えばさっきの「コンビニ」の検索も掲載されていなかったお店は 当然掲載されたいと思うはずです。
そして、この地図の普及度が高いほど 掲載価値は出てくるわけです。
今までは、電話番号をとって商売を始めた時点で 乗せたら集客力抜群の・・・と窓口で言われていたのですが これからは流行っている媒体を自分で探してこまめに登録していかなければ駄目になるわけです。
今の例で言えば、マイクロソフトのLiveサーチに掲載されるのか、Googleなのか Yahooなのかという感じです。
Googleにとっては 有名なコンビにチェーンは地図を提供する側として無料でも乗せないと駄目なところで ほっておいても乗せるし そうでない小さな商店は 頼みに行ってもしかしたら広告料を請求されて載せてもらえるというようになるかもしれません。
大手を中心とした格差が 一層広がってゆくような方向に進みそうです。
 
便利な反面、これがスタンダードになったとすると かなりの部分でGoogleに情報が集中するような気がするのですが・・・
例えば「コンビニ」なら どの地区でなんか探されたとかデータがあれば 出店計画のアドバイスが出来たりとか。