2009-02-17日のエントリーにご質問をいただきました。
どうも、言葉足らずな書き方で申し訳ありません。
チャンネル設定の方法が分からないということで追記させていただきます。
私が持っていますのはアイ・オー・データのＧＶ−ＭＣ／ＴＺというＵＳＢ接続のキャプチャーカードとなっております。
この商品の特徴はなんといっても キャプチャーソフトが全く同梱されていないという点。
では、どうやって使うのかというと ＶＩＳＴＡでも一部のエディションにしか搭載されていない
「Ｗｉｎｄｏｗｓ Ｍｅｄｉａ Ｃｅｎｔｅｒ」を利用して動作する点です。
本体のドライバーディスクは搭載されているものの、それしかありません。
チャンネル設定に関する質問ですが、Ｍｅｄia Ｃｅｎｔｅｒの方で行ってください。
というのが実のところの解答なのですが なぜここにスレをあげてまで追記したいかと言いますと
「Ｍｅｄｉａ Ｃｅｎｔｅｒ」が必要だということが 伝わってない可能性が高いというところなのです。
Ｍｅｄｉａ ＣｅｎｔｅｒはＸｐの時に特別なエディションとして登場するわけなのですが・・・
おかげさまでビデオオーバーレイという仕組みを使わずに表示される方式を取ったキャプチャーカードの使い方をします。
これが何かというと、たとえば旧来のキャプチャーカードの搭載されたＰＣでビデオ再生中に「ＰｒｉｎｔＳｃｒｅｅｎ」のボタンを押して適当なアプリケーションにそのままペーストしてもらうとわかると思うのですが
「ＰｒｉｎｔＳｃｒｅｅｎ」のボタンを押したときには画面のキャプチャーがとられるようにできています。
その時にテレビの画面はキャプチャーされていないと思います。
恐らく真っ黒になっているかと思います。
これはＷｉｎｄｏｗｓのシステムではこの黒い部分に関しては管理していないということなのです。
過去に、画面の描画速度がそんなにも高速でない時にテレビの映像を画面にはめ込んで動かそうとするとＤＶＤがぎりぎり再生できるレベルのＰＣに期待してあげるとかわいそうなこととなります。
で、その部分に関してはＰＣから見た時にはただの黒い箱を場所確保のために描画し、実際のビデオの画像に関しては直接ＰＣをバイパスしてキャプチャーカードからビデオカードに入れて（一応通ってますが）表示させてＰＣの負荷を減らしたのです。
ハードウエアーエンコードなどと同様で、ＰＣの補助機能としては非常に有効に働き ゲーム等のアプリケーションでもよくつかわれることとなりました。
しかし、ＰＣの管理外の処理は考えようによってはＯＳにはうれしい処理ではありません。
また、WindowsＯＳのＡＰＩ上で動作しない部分をたくさん生みだすので キャプチャーカードはカード毎にその表示ソフトやコントロールソフトを持ち 互換性を全く持たないデバイスとなった訳です。
これを面白く思わないマイクロソフトは オーバーレイの仕組みを排除する方向に進み ＸＰ用にＭｅｄia ＣｅｎｔｅｒＥｄｉｔｉｏｎを登場させるのですが・・・
海外では比較的キャプチャーカードの普及が遅れていたために それなりに対応製品が出たものの（考えてみればコントロールソフトなどはマイクロソフトが提供してくれるので開発費が助かる）日本ではあまりというか全然に近く流行しませんでした。
ただ、ＶＩＳＴＡでは いやが応にもやらざる得ないわけです。
Ａｅｒｏで画面切り替え中のアニメーションにWindowsの管理していない部分だから黒く表示されました程度ならいいのですが、オーバーレイの部分は画面の切り替え途中においても テレビの画面が表示されっぱなしでは困ってしまうわけです。
というわけで、VISTAではMedia Centerでキャプチャーカードを管理しているというわけです。
VISTA PCではキャプチャーユニットを挿入しドライバーをインストールしてMedia Centerを起動しキャプチャーカードのセットアップを行えばチャンネル設定が完了します。
しかし、いまだに多くの問題を抱えています。
デジタル放送をいまだにサポートしていない（メーカー製PCでは特別なエディションを提供しています）とか、外部入力が無かったりとあります。
まあ、それでもWizerdに従って設定すれば簡単に行えます。
ただ、アイ・オー・データ製のこのユニットに関しては一部の環境で正しく動作しないことも報告されていますのでその対応が必要な可能性もあります。
Orbに関して言うならば、Media Centerの仕組みの上で働きますのでMediaCenterで動作するものはコントロール可能となります。
つまり、Ｏｒｂ上での設定は実はないのです。
と、言う感じでよろしいでしょうか？
「ハコザケ」さんのＶＩＳＴＡのエディションはなんでしょうね？ それによってはというところなのですが・・・
