結局

ルネサスからプレスリリースが出ました。
http://japan.renesas.com/fmwk.jsp?cnt=press_release20090427.htm&fp=/company_info/news_and_events/press_releases
NECエレとの合併のようですね。
やはり、別のほうがいいと思うのはユーザーだけなのかもしれませんね。
開発側としては、統合されることにより同じ機能のICの統廃合が起きると・・・とか
製品の再生産時に部品がないとかもあるでしょうし、アナログデバイスなどではメーカー毎の癖がありますから・・・
私は開発畑にはいないのでわからないのですが・・・
 
PC用のCPUも価格や商品のマーケティングの問題もありますが
一歩性能を落として安いものとして ATOMが出荷量を増やしています。
技術的にいえば省電力に新しい技術は採用されているものの ベースとなるのはPentium3のコアとなります。
拡張機能や効率化、何より大きいのはキャッシュの容量を減らして 極細化したプロセスルールにより小さくなったコアサイズは一気に生産コストを引き下げた。
それで、性能的に(これはプロセッサーの速度)以前のモデルよりも遅い物を再利用したわけです。
もちろんそれはすばらしい思想なのですが、とりあえず納得のいかないものでもあります。
パワーがすべてではありませんが、そういった単一の指標が全てでないと言われると 大きな迷いが出ます。
たとえば70年代のフェラーリーとランボルギーニの戦いのように 最高時速が唯一の手法であれば どちらが世界一の車だと言いやすかったわけなのですが、プリウスといったハイブリッドな省エネカーがナンバーワンというような指標が加わると少なくとも所有するものには お山の対象を気取りたいのに 僻みではなく別の尺度ではと言われれば興ざめになるような気分。
僅かな層しか住まないとはいえ フラッグシップとなる(所謂、もっとも高速の船が旗艦になったから言うらしい)製品がありその裾野が広がるような展開があったものが そんなものがいらなくて中型艦がいっぱいある艦隊のほうが効率が良いといわれているような
なんといっていいかわからないのですが、尖がった会社がたくさん存在しているときに一番技術が進歩するのですから 効率を求めて統合化されたり 効率を求めた商品がクローズアップされすぎると 進歩が鈍化したようなきがするわけです。
 
合併した後の体制は不明ですが どうなってゆくのでしょうね?
とがった会社でいてください・・・