とうとう使えなくなった・・・・

ずいぶん前からアップデートもせずに使っているのはCorel Drawというグラフィックスイートです。
バージョンが10ですので4世代ぐらい前なはず。
なぜ今まで使えているかというと、当然あまり使わないからで イラストレーターのファイルなどを修正するのにお手軽でよかったわけです。
もともと、IntelベースのPCでグラフィックアプリケーションを動かすために作られた会社で
Adobeがマックベースのグラフィックソフトで市場を占有していたのに対して(基本的にOSベースで CUIGUIの違いがあったからある意味しょうがない)Windowsの登場とともにでてきた会社です。
で、私が購入を始めたころは Ver3でWindows3.1用の時代。
ご存知の通り 当時Adobeのソフトは各シリーズ10万円コースだったのに対して おまけがふんだんで(この辺りがアメリカチック)統合ソフトで同価格という非常に安価な提供を行っていました。
AdobeもWindowsOS用のものは登場させて間もないこともあり 機能的にも差がなかったこともあり貧乏な私は 非常にマイナーなこちらを選んで以来の腐れ縁。
 
海外ではネームバリューもあり
徹底した低価格路線は、新しいリビジョンが登場するとひとつ前のバージョンは価格を下げて売り続けるという方法をとって追加された機能に我慢が効くなら古いバージョンを使い続けるという選択肢を示してくれました。
バージョンが二つほど古いと 1万円をちょっと切る価格で購入可能だったのも大きなポイントでした。
もちろん、英語版での話なのですが・・・・・
そのおかげもあり、現在では市場にある一定の地位を持っているわけなのですが・・・
 
グラフィック系のソフトは基本的にメモリーとの戦い。
どれだけメモリーを効率的に使うかがポイントになり、画面サイズを大きく下回る量のメモリーしかなかった時代。
画面修正を戻すために 複数画面分のメモリーをどう効率的に使うか 圧縮しながら古いデータを保存したり 差分をとったりと苦労した時代。
同時に複数の処理をするために、システムからメモリーを強制的に利用範囲を認めさせとりこんでしまうような仕組みなど 時とともに色々な処理を行い、そのたびに発生する問題と戦ってきました。
とにかくMacにおいても 「グラフィックをするならメモリーを積め」の言葉通りに安定感と速度はメモリーの量が大きく左右することとなりました。
それゆえに、時期には寄りますが 独自のメモリー管理はOSの管理を超えたところに持っているのがほとんどでした。
 
今回のCorel Draw10は実はXPで発売してVISTAには対応していません。
現行のモデルではすでに64Bit対応までしているのですが・・・
私のWindows7にもインストールしてみましたがきれいに動きませんでした。
で、原因がメモリーが無いことという始末。
変な話だと思いますが発売された当初には想像もできなかった量のメモリーが搭載されているために 最上位のビットがたってしまい それが数値をマイナス表記したというような問題ではないかと想像しています。
仮想PC上でもメモリーサイズが多いものに入れると同じような状況が発生します。
ということは・・・・
やっぱり買わないとだめなんでしょうね。
 
以前は古いバージョンをそのまま販売していたのですが 外国では知りませんが日本では 機能限定版の「corel draw essentia」という名前で販売されています。
当時と同様、1万円前後の価格は非常にお買い得感があり(アップグレードは8000円程度)複雑な機能を使うことはないのでこれでも十分かと。
海外ではCorelDrawはイラストレーターの対抗ソフトという位置づけなので機能的には分かってもらえると思います。
少なくとも年賀状のシーズンまでには新調しないと・・・