旧車に乗っていたとき

旧車ファンにとって大きな問題の一つは部品の入手です。
メジャーな車では製造メーカーが生産をやめても、サードパーティで細々と作られていて安堵するわけなのですが。
そして、サードパーティの部品の適用度合いから 「純度」という言葉が出てきて
「純度」は高ければ高いほどよく 極論ホワイトリボン付きのタイヤ(タイヤの淵に白いラインの入っている 高級車によくつかわれたタイヤ)などという部分にまでこだわる話も出てくるわけです。
この辺りはスタイルとして大事なのですが・・・
おそらく、旧車ファンでない人たちには個の不安感というのは分からないと思うのですが・・・
 
つい先日、「国産工業」という会社が会社更生法民事再生法の適用を受けました。
このまま支援者が現れなければ事実上の倒産となるわけなのですが・・・
この会社は、ホンダファンならご存知だと思うのですが ホンダのバイクの部品を作っている会社で シフトレバーやブレーキレバーを作っていたと記憶します。
民事再生法申請理由は言うまでもない事なので発表を見てもらうという事で
 
もともと、バイク部品において各種レバーは消耗品となります。
転倒時に最初に影響を受けるのはそのあたりの部品。
これに関しては交換せざる得ないわけです。
カウル(バイク本体についている樹脂などでできている風除け)が割れても テープで補修したり、外してむき出しで走ったりできるわけなのですが ブレーキレバーが折れたままではちょっと走りたくない。
つまり、コケないバイクは無いのでおおよそ数年に一回は交換される事が多い部品です。もらい事故が少なくないのもバイクの危ない点です。
で、その部品を作っていた会社が無くなる崖っぷちにいます。
元々助けるつもりであれば 最初からホンダが資金を投入したのでしょうが そうじゃなかった。
おそらく 既に主力の商品は海外に行ったあとで その影響も倒産の背景にはあったと思われます。
スクーターなどを海外に追いやり、スポーツバイクなどを日本国内に残したという感じでしょう。
ホンダという会社は比較的誠実な会社で、昔のCB750なんてバイクの部品も比較的手に入ったりする珍しい会社です。
しかし、このままだと部品の再生産が不能なので 持っているだけを使いきったところで・・・となってしまう可能性があるのです。
金型などを持っていて、再生産という程の需要もないのでそのあたりどうなるのでしょう?
以外に 二輪ファンは気にならないのかと 旧車のころの記憶では気になったりするのですがどうなんでしょうね

注)ご指摘いただいたので 本文一部修正をしました。