互換性

Office Suiteが現在2007が最新バージョンとなります。
間もなく2010となるそうなのですが・・・
 
会社等でボリュームライセンスで買っているものに関しては、契約方法でアップデート自由となるのでしょうが 自分でプレインストールなどで購入しているときにはそうはいかない。
結局PCにインストールされているオフィスを使うとなります。
デスクトップは古くても、ノートは比較的バッテリーの問題もあり早いタイミングで入れ変えが発生します。
で、別途購入すると4万円コースなのでプレインストールの物を買うと+1万円ちょっととお買い得で選択したりします。
で、蓋を開けてみると 互換性の問題で結構躓いている人がいます。 
「Office2003と2007で互換性がないの?」と誤解されてもあれなので 追記しますが ファイルを開いたりする意味では互換性はもちろんあります。
微妙に罫線のずれが発生する事例が無いわけではないんですがマクロも含めてまず間違いなくそのまま動きます。
ここでいう互換性はインターフェースの方の問題です。
 
Office 2007からはリボンというインターフェースが採用されていて より直感的で操作に合わせて変化する 必要なものを探す時間が短縮され 熟練度の低い人でも使い始めるのに困らないというインターフェースに変わっています。
具体的には、ワードで印刷を行うのに 今までの経験で ALT+F(マウスでファイルというところをクリックと同意)で「プリント」とテキストで書かれた所を選択するか 「プリンタアイコン」をマウスで押すかの差なのですが アイコン操作に慣れていない人が少なくありません。
日本人は文字の民族だと思えるというわけでは実は無く 速くから解像度の高いグレードの高いPCを選択することの多かった日本人(別名金持ち)はアイコンが小さく文字の方が選択しやすかったと私は思うのですがどうなんでしょう?
実際のところ リボンはVistaのインターフェースと同様 画面のサイズに合わせた頻度に合わせてサイズの違うボタンサイズで表示されるようで視覚的にも見やすくなっているのですが いくら見やすくなっても今までボタンを使わずに操作していた人にとっては難しくなっています。
もちろんクラッシック表示もあるのですが・・・・
 
とある人の話なので一般論では無いとは思うのですが
実はKingSoftのOfficeを買ったそうなのです。
現在、マイクロソフトよりバージョンナンバーが進んでいて2010で2007の書式も読めるそうです。
このOfficeなのですが、見せていただいたのですが笑いが漏れるほど2003仕様なのです。
アイコンの形やメニュー形式など。
思わずどっちだっけと言ってしまうほど。
2007の入っている人が2003にダウングレードして使う事は出来ないのですが、このソフトは別の物としてインストールすることが可能なのです。
うまく買えば4000円をわるそうで(って聞いた話だと2000円台だったらしい)とにかく Kingsoft Officecで作ってそれをMSオフィスで確認して出しているような状態だそうなのです。
もちろん、文章を送った時に相手で開けなかったらとMS版も使っているのでいいのでしょうが 他社品の方が互換性があるというのは変な話。
保存形式もデフォルトで2003形式らしいので(2007形式は送り先で開けない事があるらしい Windows UpDateで2007用のアドインがインストールされると2003でも 見る事も編集する事もできるようになる)そちらの方が便利だとか(もちろん、指定ができますがMSはデフォルトは2007形式)。
まあ、MSも損はしていないわけなのですが、VISTAの遅れがインターフェースの普及を遅らせ 強いてはOfficeの操作を不自由に感じさせたのでしょう。
すでにWindows7ではワードパッド等もリボンインターフェースになり、OSそのものがそう変わったので慣れるのでしょうが 慣れない間は同じようなことが起きるのでしょうね・・・