シャープ「PC-Z1」

シャープが発売したUMPC PC-Z1ですが、FreeCellのCPUを使った SmartPhoneの親玉といったイメージのモバイル端末です。
OSにLinuxを採用し、最初から当然ですが日本語を理解する端末として登場しています。
かなり意欲的な商品で、UMPCとのバッティングというより 「ぽめら」や電子辞書の一部とのオーバーラップが強い機種ではないかと。
USBでE-Moileなどのモデムが使えるという事なのですが 後述する理由であまりお勧めできないのではと思ってしまいます。
やはり、OSの性格上 万人受けするものではないので基本的に標準機能をラウンチャーで使うという使い方がメインになるかと思います。
それでも、小さなボディのぎりぎりいっぱいまで張り出したキーボードは見事で 操作感は期待できると信じています。
400g 10時間の駆動時間は立派なもので おそらくWifi等もかなり最適化されたチップセットなので 7〜8時間は少なくとも駆動するとおもいます。
正直、4万円程度の価格という事も含めてかなりほしい端末の一つです。
ぬるぬるカーソルタイプというのも私にはありがたく、たった4Gのストレージというも16GのマイクロSDをいれれば不自由するものではありません。
 
ただ、正直気になる点もあります。
確かに言葉通りUSBのモデムを使った通信は可能でしょう。
バッテリーは丸型といわれるものを使っているとの表記なのですが いわゆる少し古いイメージのバッテリーで 単三の電池を2本直列したような電池と想像されます。
おそらくですが3.7V2000mA〜2800mA程度と想像されます。
だとすると、モデムの消費電力が結構なもので モデムだけで4時間程度で無くなる可能性が。
本体を起動した状態で通信を続けると3時間少々の可能性があります。
結果的に 屋外での稼働をイメージした人にとっては残念な結果に終わる心配があります。
 
ともあれ、このあたりは全く触れられていないのですが チップセット内には動画支援に関する機能も豊富に持っており、メディアプレーヤーなどで実績のある仕組みです。
動画プレーヤーなどの対応に寄るわけですが、どう考えても電子辞書などでも実績のあるジャンルですのでシャープの対応は既になされているものと。
10時間の駆動時間がうまくゆけば動画の再生時間というぐらいに頑張っている可能性も十分にあります。
だとすればかなりの期待株と言えるでしょう。
シャープが作ったという事で、まんま携帯電話の親玉と考えればその性能も・・・
今回は正直なところ 期待感は大きい方ですね!!
モニター募集しないかな??(笑
最近当たった事無いけど