SlingBox Proを買った

大切なViliv資金を切り崩して(M-Book資金ともいう)SlingBox Pro HDを購入した。
せっかくの地上波デジタルをその画質で楽しみたいからというのも 我が家にはテレビと言う物が1台 それもポンコツの15インチ一台しか存在しない。
じゃあ、みんなはどうしてと言うと 宅内LANでSlingPlayerで見るからです・・・・と言いながらテレビから離れられないのは私だけで他の人はほとんど見ないわけなのですが・・・
SlingBox Pro HDとSlingBox Classics(アイ・オー・データが販売していたSlingBox)との最も大きな違いは画質です。
根本的に入力から異なり SlingBox Classicsは通常のピンコードで Pro HDはD3の入力まで可能となっています。
解像度的にもQVGAとWXGA程の差があるわけです。
もちろん、そのままでそうなるわけではなく Pro HDのほうはH264(らしい)での圧縮が行われる為に 高画質低ビットレートとなるそうです。
ただ、その価格がHDDレコーダーが購入できそうな価格であるというのが最大の欠点で 尚且つ、日本国内では正規で購入できるルートが無いのが困りもの。
最も入手しやすいのがE-BayもしくはSlingBox Fanさんのところの代理購入でしょう
http://slingboxfan.com/?page_id=330
SlingBox Fanさんのところでは、リモコンの設定ファイルのサポートを(おもちの機種の)されているので国内で使うとなればかなり助かるはずです。
海外の人向けにハウジングサービスなどもされているようです。
と言いながらいつも違うルートで手に入れるわけなのですが・・・・
 
まず外観であるが、SlingBox Classicは見るからに金塊サイズの形と大きさです。
それに対して、SlingBox Pro HDはもう二周りは大きなサイズ。
何故この形に拘ると? デザイナーに聞いてみたいが結構邪魔な物です。
一般的なブックサイズにすればよいのにと思いますが、Digizonでもそうなのですが発熱量が多く薄くすればその熱の問題が出るのかもしれません。
この辺りは想像ですが・・・・
設定に関しては、既に一部のPCではSlingPlayerを2.0にしてあったので 刺すだけで使えるという簡単なものでした。
Wizerdが立ち上がり、入力デバイスを聞かれて設定するという方法で簡単に繋がりました。
私のCATV用セットトップボックスは対応機種だったのでこの辺りが簡単。
CATV加入で(J-COMHDRプランの方はおそらく同じ機種なのでSling Boxでのリモートコントロールが可能です。
 
Pro HDの入力は二系統あります。
通常のコンポジット(SVHSも含む)とコンポーネント入力の二つです。
両方別々に使えるので二台の機器につなげる・・・と思ったらこれが間違い。
いや、SlingBoxはあっているのですがセットトップボックスが違う。
多くのセットトップボックスには二系統の出力があります。
一つはビデオ用出力でこちらは録画用の物です。
もう一つはテレビ用の物で見るための物です。
二つの違いは 画面にコントロール用の画面が表示されるかどうかです。
ビデオに録画中に画面にメールが来たというメッセージが出て、一緒に録画されたらうっとおしくってしょうがない。だから録画用の出力ではそういったメッセージが出なくされています。
逆に言うと、チャンネルを変えたときのチャンネル表示や 番組表、録画したテレビの再生の為のメニュー他全てが表示されません。
番組表が無ければ選択できないので結果的に録画機能が使えなかったりすると外部からのコントロールが特徴のSlingBoxの意味が無くなってしまうわけです。
また、出力側はコンポジットとコンポーネントの二つの出力方式の切り替え式だそうでどちらかで出せばどちらかは止まる方式なのです。
今までは S-Video端子とコンポジット(ピンプラグ)両方の出力を使い二台のテレビ(もちろん一台はSlingBox)で映していたのですがそれができなくなるわけです。
ただ、コンポーネント出力をPCのモニターで見るとまるでハイビジョンな画質の画面を見る事ができます。
ひたすら腰が引けてしまうようなすごさです。
悩みながらも、ProHDを使いながらも いままでのクラッシックと同様の繋ぎ方となりました。
それでもS1相当の画質にはなりますので いままでのClassicに比べると、倍程度の解像度は出ています。
もちろん、油断すると8Mを超えてくる帯域利用があってこそなのですが・・・・
 
レスポンスに関しては今までの物に比べて帯域が広ければよくなりました。
残念ながら帯域が狭い場合には、逆に遅くなったような気がします。
アプリケーションもデフォルトのAutoでは ネットブックでは画面カクカクでとても見ていられないレベル。
Z520 1.33GであればVGA程度の画質まで落さないとバッテリーモード(標準)では再生が難しくなっています。
また、バッファをもち30分程度までさかのぼれるようになったために逆にメモリーの辛い機種では途中で止まってしまう事もありました。
当面、ネットブックを利用するならClassicの方が良いかもしれません。
もちろん、新しい物でも古い物を兼ねることはできるのですが 操作用のアプリケーションの問題もあり
日本語版である1.〜のバージョンのもので Pro HDを使った場合、私の環境ではリモコン操作ができなくなります。
2.〜系統のアプリケーションは前述の機能があるのでぐっと重くなる。
Pro HDを購入してパフォーマンスの弱い機種で使う場合(実は設定できる事は出来ますが)Classicのほうが使いやすいかもしれません。
 
とりあえず、購入して最も困ったのは車載PCであるEverunで2.0のアプリケーションが動作しない事。
まずインストールができない。
このままですと、移動中に子供に(自分が?)テレビを見せる事ができなさそうです。
やっぱり Vilivが要りそうで・・・って資金使った後だよ!!
ちなみに、お役御免になったSlingBox Classic(日本語版 アイ・オー・データ販売)誰か要りますか?
できれば一万円ぐらいだとありがたいのですが・・・って、やっぱりオークションかな?