とにかく先にここだけ直してよ!!

ネットブックとは言えない高級仕様のネットブックが各社から出ています。
広い画面と、一応のアクセラレーターのついたチップセットを搭載した Z530 CPUを搭載したモデルが多く いろいろな使い勝手を改善する手段も。
今回、Sonyから発売される薄型ノートには 2Gに達するATOMが搭載され 十分にノートPCとしての性能が・・・・なんて 素直に喜べない点がどうしても私には一つ残ります。
 
PCの性能はCPUだけじゃない!!というのは最近ではよく聞く話。
一番見かけ上のパフォーマンスに影響を与えるのはメモリーで、ここが遅いとどうにもならない。そして量も重大です。
それでもあふれる、プログラムの読み出し、データの書き出しなどHDDの速度も重要です。速度を改善させるためにSSDを搭載したりも。
そしてグラフィックカードは画面表示だけでなく、CPUの作業を一部助けてくれたりもして全体的な速度の向上につながります。
それ以外には内部の転送速度の違いや等も大きなファクターとなります。
瞬間起動なんていっても、メモリーの電気を入れ続けるサスペンドならともかく HDDにデータを書き出して止める休止モードなどでは起動時にメモリーの量+アルファのデータをHDDに書き出すわけです。
4Gのメモリを搭載している機械なら4G分のデータをHDDに書き出し 読みだすわけです。
数秒で終わる量かどうかは、DVDのデータをHDDに転送してもらえば分かることで 小型のデバイスの起動の軽快感はメモリーのすくなさ(たとえばM-Bookの512K等)によっても演出されます。
HDDにコピーする量が4Gに対して 1/8ですから その時間の差はいかんしがたいわけです。
でも、実際使う段にはメモリーがないと遅さに苦しむわけです。
 
ATOM ZシリーズのCPUは消費電力の低い割り切りの効いた良いものだと思うわけなのですが 何よりも気に入らないのがHDDのインターフェース。
ATOM Nシリーズの純然たるCPUモデルに比べてもチープな点は HDDのインターフェースが ATA133のパラレルインターフェースであること。
ちなみにNシリーズは S-ATAのインターフェースです。
パラレルが悪いのではなく、需要が減ったインターフェースであるがゆえに小型の高速なHDDが存在しない。
そして、高価なSSDを投下しても インターフェースの速度の関係で ときによってはSSDの性能がインターフェースを上回るようにもなってしまっています。
 
とにかくチップセットの改善は急務です。
現在最も安価で入手経路が豊富なS-ATAの2.5インチHDDを搭載するなら 機種のバリエーションもサイズも自由になります。
とにかくここだけ何とかしないと・・・なんて 一人で熱くなってます。