私にとって 気持ちの良い対応

クレーマーというわけではないのですが、結構うるさ型かもしれません。
メーカーにとっていやな客なのかもしれないとは思うのですが、好奇心が旺盛なほうなので実際の結果がどうあれ 聞いてみたくなるという事が少なくなく 対応が悪く結果的にクレームとなってしまう事があるわけです。
人の振り見て・・・なのではあります。

先日、USBハブを購入しました。
もともとの目的は、Viliv用のACアダプターとして。
ご存知の方も少なくないでしょうが一般的なUSBハブのACアダプターは Vilivと同じ径で同じ極性のものが使われています。
故に、電流量が満ち足りていればそのまま使える・・・・かも?という感じなのです。
一般的にUSBは1ポートあたり500mAを最大として 4ポートのものが多いので 2Aが供給電圧になっているものがほとんどです。
それでも、電源の強そうなものと探してゆくと驚くことにACアダプターの仕様の表記が書いていないものが少なくない。
アダプター単体で売るわけではないので 表記義務は無いものの少し不親切なわけです。
目的が目的なので、そちらが悪いともいえます。
有名メーカーで2.5Aのものまでは(4ポートでない)見つけました。しかしポート数が必要なわけではなかったのでできたらと思って見ていると とにかく総電源供給量が3Aを軽く超えるものを発見。
でも、ここで両手話しに買うと 見ている人は喜ぶかもしれませんが良くはまるパターンです。
良くよく説明を見ると USBのデータポートが一つと、給電用にもう一本USBポートから電源をとる、そしてACアダプターでもう一本で合計で3Aを軽く超えるという表記なのです。
単純計算なので頭の中で引き算をすると、ACアダプターは2Aを軽く超えるとその商品を選択したわけです。ただ、実はこれならUSBHubとして普段使ってもよいなと思わせる機能も多く、たとえば半分のポートはACかrなお給電のみという仕様はACアダプターさえあれば充電器としても使えるというメリットなどがありこれからはおそらく出張のお伴となること間違いなしの子だったわけです。
 
家に帰って開けてみると、ACアダプターは2Aのもの。
あれ?っ とここで疑問が。
USBポートからの給電は500mA×2 で 1A、ACアダプターは2Aで合計3A・・・オーバーする分が無いじゃないか!!
実は2.5A相当と思っていたので少し肩すかし。
でも、それじゃあ表記ミスではないかとお問い合わせをしてみたわけです。
もしも強制的に給電をPCから要求をされれば こんな電源回路の弱いUMPCは壊れてしまうかもなのです。
 
女性の方からの回答で、私の好きな理路整然とした回答に実はびっくりでファンになってしまいたいぐらいの文章が返ってきました。
そのまま掲載したいものの 内容のこともあるので一応ちっとも理路整然としない概要を書きますと・・・
○こちらが提示した規格の正規性の確認
確かに規格では500mA以上は出してくれないことになっています。(このあたりを認めたのが偉い!! なおかつ30分程度なので とてもこんな質問が複数来ると思えないので 良く理解している人だという感じです)
○規格と現実のギャップ
10年前の規格なので、現在は現実に合わせた対応をとっているという状況説明
○現状の例
HDDがピークで1000mA、I-Podが700mA(treo等もこのあたり)
○PCに利用されているチップの説明
1250mA→1750mAが標準になっている事実
(PCは壊れないと言ってらっしゃるのですが UMPCはこの限りではないので注意!! EverunはUSBのモデムに電気を食われて 暴走します)
○念のためだろうが 規格説明の補記
規格ではPC側はオーバーする給電を遮断する機能を作らなければいけないという規格の説明。
このあたりは給電をオーバーすることを要求して、遮断されるだろうというのは論理的矛盾も実は含む)
と言うわけで、PCがちゃんとしているなら壊れることはないとの説明もいただきました。
○数値の根拠の提示
1750mA(給電すべきチップの合計出力)+2000mA(ACアダプター)で 記載通り3000mAの出力
(ロスの発生に関しても記載されていました)

ここまでなのですが、私にとっては納得のゆく素晴らしい説明でした。
確かに・・・・という部分ですが他からこのような回答を得たことはなかったので驚くことしきりです。
そのあと、過電流防止回路の実装、電源回路の説明等 この商品の利点も技術的な面から記載してくださいました。
おそらく、これは相手を見て内容を変えたのでしょう。
 
実際のところ、家の中を捜せば 一応メジャーメーカーの2.5Aのアダプター付きのHubも出てきたのですが実際測ってみると、確かに2.5Aなのでしょうが負荷をかけると 5V丁度まで落ちてしまううので この電源をHubに繋いで使うと実はロスの分辛く充電に関する給電としては怪しそうなものでした。
ちなみに、このHubのACアダプターは、負荷がかかっても5.2V程の給電を続けたので こちらのほうの2Aは言葉通りというかもう少し性能に余裕のありそうな動きを見せました。
とりあえず緊急用途なら迷わず今回購入したほうを選びます。ちなみにバッテリー充電器への給電に関しては問題なく これ用であれば純正とほぼ変わらない時間で充電されたことを(残量の関係でぶれたと思われます)ここには記載しておきます。
ただ、Vilivに使う際にはやはり純正でも実は大丈夫かな?と思う節もありお勧めしません。
 
実は商品名を書きたくて仕方がないのですが、書いても大丈夫ですかね?
前述の書き方では グレーな感もあり何ともなのですが、商品は勿論Xperiaや電源に厳しい機器の充電も難なくこなす良さなのです。価格も普通並みと素晴らしいと思うわけなのですが・・