コミュニケーター

コミュニケーターと言って 何を思い出しますか?
多分、私と同じものを思わない人にとっては話について行きにくいかもしれないのですが・・・
基本それなりの年なので、生まれた頃はカラーテレビは存在しましたが貧乏だったので白黒テレビを見ていました。
そして、小さな頃の楽しみは「鉄腕アトム」と近くのタバコ屋さんで買ってもらう「鉄腕アトムガム」の「ウランちゃん」のバージョンを買うのが楽しみだったことは覚えています。
アトムは人工頭脳を持って人と同じように考え、人と同じように矛盾に苦しむわけですが そんなことを知ったのはもう少し年をとってから。
アニメ(初期の)と全く違う感情を持つアトムに驚かされたものです。
そういう意味ではハリウッド版が近いのではと思ったりもするわけですが・・・
 
人工頭脳をもつロボット(アンドロイド)達が出てくる映画などが多いわけですが 最近のものでなくその当時頃のものを見ると思うのですが 基本、比とが持つのはコミュニケーターに近い機器なのです。
正確に伝わらない表現なのでこの辺りを説明したいわけなのですが
例えば、知らない星にやってきて宇宙服で外に出る。
機械を出して大気成分を調べてああ、人にが住めるところと宇宙服のヘルメットを取る。
いまなら大気の成分だけでなく、微生物やウイルス等もチェックする必要があります。
当時はそんなこともなく、単純に大気成分のグラフなどがグラフィカルに表示されることにワクワクしました。
単純に酸素ばかりではないんだと驚いたりしたのは小学校に入るかどうかの年齢だったからでしょう。
通信機を開いて「コンピューター」と呼びかけるのも 単一名称 一台しか無い物としてコンピューターを呼び出しています。
そして、通信が通じないところに行って あれこれ機器が使えなくなってピンチに陥ったりするわけです。
生命維持装置が30分しか持たない状況に陥ると 知らない間に手を握りしめてドキドキしていたものです。宇宙服の生命維持装置がとまると瞬間死ぬような。
アトムも21世紀初めの話なので、現在に至る今 アトムが走っている筈なのですが未だようやく歩くだけです。
ただ、この当時の未来の世界に無く(私が見たような漫画の)今にあるものもあります。
それがSmartPhone等ではないかと思ったりしています。
 
私も良く書いたりしますが、究極携帯端末はビューワーに成るのではないかと
ネットワークさえ確立されていれば 本体側で実行するようなことはないという考え方で ターミナルサービス的なものやストリーミングなどで処理すれば盛った端末そのものに特別な機能はいらないと考えるからです。
ただ、考えてみればそれは前述の漫画(あえて漫画と書いていますが 当時のアニメも含めてです)等の未来を引きずっているのかもしれません。
私より新しい世代の技術者にはそんな縛りも無く、宇宙船に備え付けられたコンピューターを呼び出して使う私の書くビューワー方式ではなく、小型化されたコンピューターが各自携帯すると方法が望ましいと考えたのかもしれません。
だとすれば頭が固いとしか思えないわけです。
アトム達のように人のように考えることの出来る電子頭脳が可能であれば、わざわざホストコンピューターを呼び出して使うのではなく、欲しいデータを引き出すDBサーバーのようなものさえあればコンピューターは各自が持っても良いのかもしれません。というか当然あって当たり前だったわけです。
と、いうよりその辺りのはっきりとした区切りその物が無くなってきていて パーセンテージが刻々と変化するような仕組みのものまであります。
意外に、私の見たものだけですが 想像出来ない未来の姿もあるわけです。
 
今になってだからでしょうが 昔の話を見て思うのは 通信装置に目立ったディスプレイも無く音声で呼び出していました。
そして「オペレーター」などと叫んで交換手を呼び出して コンピューターに接続したりしていました。
今や電話だって交換手を使う事など無い時代になって、この仕組は今になって面白いと思えるわけですね。