サイン

今日もお昼ごはんを食べに出かけたのですが、別に出かけるつもりもないわけですがとほ10分圏内に食べ物やさんが無いことから必然的に車で出かけることとなります。
で、太めの国道沿いなので車で走ると驚くほどサインに気がつくと事が分かりました。
例えば、水色の牛乳の壺のマーク(と思っているだけかも)のローソンというコンビニエンスストア、7と11はセブンイレブンなど。
他にもガソリンスタンドやファミリーレストランなどがそうで 賑やかな鳥のマークなどはスカイラークだったと過去形で語るのは嫌味なわけですが。
それ以外にも小さな店でも「どんぶり」のサインや「うどん(これは文字ともいえる)」のサインなどが付いており誰が見てもわかるようになっています。
対照的に「めし屋」などはお店の名前は好き勝手なので 名前などが付いていて実は何屋さんかよくわからない。
昔は「めし」と書いた暖簾などが目印だったのですが 最近は流行らないのか暖簾そのものを見ないわけです。
全体的な雰囲気から(ガラスケースやメニューなど)私たちは理解するわけですが ローカルルールなのでおそらく海外から来た人にとってはご飯を食べるところだという理解も無いことでしょう。
 
携帯電話のI-Phoneのインターフェースは基本がアイコン。
それに対して Windowsはデスクトップこそアイコン主導の表示ですが プログラムを開くとプログラムアイコンより数倍の文字列が並びます。事によっては二行に分かれて。
先日、韓国に行ったときにハングルのWindowsに苦労したわけですが これも設定の関係で文字が読めなくて苦労したわけです。
これがI-Phoneのようなアイコン操作だけだったら(と言いながら言語はやっぱり読めないと設定できないか)それなりに言ったのではないかと思った次第です。
ただ、これもI-Phoneに慣れているという条件が必要で 私など慣れていないのでどれがどれだかわからずに逆に苦労したかもしれません。
それでも、文盲でまったく文字が読めない人ならまどうことなく(というか文字が読めない人のメリットは少ないので最初に選ばないか画面で使う携帯電話を)子のインターフェースを好むであろうことは想像できます。
文字入力がどうかなど話題になりますが、初期のモデルでは文字入力は二の次の仕様ながら 全世界に広がったわけですから 実のところ文字入力を繁雑にするそうはそう沢山いないという事かもしれません。
だとするとI-Phoneの狙いというのは非常に的確だったような気がしてきました。
うまくすると、その巨大版と言えるI-Padも・・・なんて思ったりするわけですが CUIで育った私にとっては なんだか納得いかないものが残って 相変わらず文字がいっぱい書かれた携帯電話を選んでしまうわけです。
 
昔ながらの・・・と前述しましたが実は日本人は昔しからサインを良く使う民族だったわけです。
例えば、「ひかえおろ〜 この紋所が目に入らないか」の水戸黄門の印籠などが良い例で 三つ葉葵のマークはそれが 徳川家の紋章でそれを身分証明書の代わりに使えるのは徳川家の中でも限られた層でありそれを知っている相手がかしこまってしまうというわけです。
背中をむき出しにして入れ墨を見せるのも・・・ってこれはサインではないですね。
他にもお金のマークの両替商などがそうで、関東の通貨として流通した金と関西の通貨として流通した銀を交換する役目を果たしていたわけです。
前述した「のれんのめし」というのも文字ですが「めし」の一言でご飯を食べるところだと物語っている訳ですから十分サインと言えるでしょう。
他にも店名よりもっと細かく 杉玉とよばれるおおきな玉を釣っておくと新酒の出来た証拠だったり と意外にサインが多いことに気が付きます。
文化が違うのでルールが違いサインが通じにくいという事はありますが サイン好きな国民としてはI-Phoneが普及したことも納得のゆく話です。
ただ、なんとなくこう文化の違いで微妙にしっくりいかない部分があるのも確かでしょう。
今日、雪だるまの置物(いわゆるネオンサイン)を見ていて こういったものは海外製だけなので三段の雪だるまに腕がついてマフラーをしていました。
ですが、日本の雪ダルマと言えばやはり二段。
目はきれいな白目なんて必要なくて黒炭か何かを押しこんで尖った鼻もいらないわけです。
勿論、十分に海外の番組も見ているのでちゃんと「雪だるま」の認識はあるのですが でもこうじゃないだろうという微妙なずれを感じてしまうわけです。
このあたりが納得いけるかどうかが しっくりくるかどうかの差かもしれません。
でも、しっくりいくもいかないも 前述の雪だるまの例なら大阪には雪が降らないので子供は作ったこともないので2も3も関係ないので気もつかないかもと思ったりはするわけですが・・・