HSDPA−(マイナス)

そういえばいつか書いていましたが出ました。
HSDPA−(マイナス)のSIMカード 日本通信から登場しました。
http://www.j-com.co.jp/ir/index.html
 
300Kオーバーの通信をサポートするSIMカードとのことなのですが ぶっちゃけて言えば 3G(W-CDMA)通信なのかと。
3Gは理論値で384kの通信速度での通信で、なんとなく言っているスペックと同じです。
月額2980円はかなり安いといえる通信手段となるわけです。
勿論、通常の3G SIMですので海外の端末でも使えると考えられます。
 
先日も書いていましたが、SmartPhoneはそれほど速くありません。
その上に、通常PCであればきたものをそのまま表示できたとしても 画面サイズの小さなSmartPhoneでは見やすくするために画面サイズに合わせた整形をし直します。
例えば画像がそうで 正直もとのままの大きなサイズの画像はSmartPhoneで拡大縮小しながら見るブラウザではヘビーなデータです。
勿論、文字の改行の調整や 画面レイアウトの変更なども行っています。
特に、WEB上においてその処理を行ってから転送されてくるOpera MobileやJig ブラウザー(久しぶりに書いた)等で画期的なほど速度が向上するので その処理のSmartPhoneにおける重さが判ってもらえると思います。
勿論、既に圧縮されているのでデータの受信時間の短さもその効果に影響を与えている訳です。
実際、最近であればHybrid W-Zero3PHSでの通信が無料になり(基本料金他は払ってます)PHSでの通信を使う人が記事をあげていますが その方々の多くがまあ使えるような評価をされているので判る通り実効値200K少しオーバー以上は思ったほどに速度の向上感を感じられないようです。
じゃあ、というわけでSmartPhoneで使うならこれぐらいがふさわしいのでは、と なったわけです。
 
海外のSmartPhoneで最近で魅力的なのはNexusOneやMileStone等のAndorid端末など 結構日本国内でも例えば秋葉原の店頭に見ることが出来たので入手そのものは敷居が低くなってきました。
日本で使うための 日本語表示や日本語入力の問題も
SmartPhoneでいえば CE−Star、Nokia Symbianであれば +J For S60、Andoroidに至っては ロケール(国情報)の変更と Andorid Marketから日本語入力プログラムをダウンロードすれば使えるわけなのです。
知識がなしでは駄目ですが、Blogや書籍で入手できる方法をなぞれば 先人たちの苦労もありさほど問題も出ない訳です。
ところが 通信手段となるとそうはいきません。
最も簡易な方法は「PocketWifi(E-Mobile)」とBluetoothで接続して使うことなんでしょうが これはバッテリーの問題など運用上使いにくい点もありますし
気分的に通信手段をもった端末を、別の通信手段で繋ぐという点で負けた感が漂ってしまいます。
だとすればこのSIMは福音となるべきものでしょう。
 
勿論電波を使うという意味で 完全に大丈夫かというとそれはまた別の問題なのですが
私が時折海外から来る友人に試してもらうように、海外から旅行で来た人が海外の3Gの端末を利用する分には問題が無いという
実際に規制している問題点のはっきりしない規制があり 3Gで同じ電波帯を利用する端末であれば 他国での認可を受けている端末であれば使えるという風に規制を開放すべきではないかと考えています。
どこまでがOKでどこからが駄目だとはっきりしないから困ってしまうわけです。
勿論、どこの国でも未認可の 超ハイパワー電話等は別としても、電波には国境がないわけですから どこかから漏れる(そういえば昔九州でGSMのアンテナが立ったことがありました)電波を区切ってもなんて思うわけです。
このあたりまで踏み込むと SIMロックがなんであるかとか、機種判別規制とか、通信料金の不明瞭さ等がずいぶんクリアになるはずなので。
勿論、許認可に関しても もう少し柔軟にクオリティなどもちゃんと国が監視して最低限の格付けする事が必要であると思ったりもするわけです。(公共を担っている訳ですから)
 
とにかく、今回の発表はPCを使う人にとっては 「?」がつくような話かもしれません。
もちろん、グループウエアなどの利用において業務的に使う事や リモートコンソールを起動し業務を行う程度であれば法人用としては重宝されることでしょう。
私の会社も導入時にあれば間違いなく採用していましたので・・・・(縛りがあって)
ただ、少ないかもしれないのですが SMあrtPhoneユーザーにとってはかなり大きな出来事な気がします。


written by HatenaSync