4G端末

HTCよりWimaxを搭載した SmaertPhoneが発表になりました。
これはなかなか画期的なことではないかと思ったりするのですが・・・
時を同じとしてかどうかは判りませんが、総務省SIMロックに関する検討を始めたりという事もあります。
少しずつ動きが見えて来ている訳ですが。
 
4Gを正確に定義することはできないのでしょうが
具体的には第4世代の通信とするのが正しいのでしょう。
音声だけに特化した 第1世代から データ通信機能を持った第二世代、W-CDMAやHSDPA等の高速データ通信をサポートした3Gや3.5G
そこからPCで使えるブロードバンドスピードのデータ通信をサポートして4Gとしているようなのです。
比較的速い時期からサービスを開始している4GがWiMaxで、Intelがチップの中でサポートしているのでPCとの親和性も高く内蔵式PCはこれからも増えてくると思います。
その WiMaxを搭載したSmartPhoneが出てきたから少しびっくりというところ。
いろんな意味で面白いのですが SIMロックの話がでてもっと面白いと思うのは私だけでしょうか?
 
WiMaxは基本的に登録に窓口に必ずしもゆく必要はありません。
導入済みPCやUSBのWiMax通信機を付けたPCであれば接続ユーティリティから登録が出来ます。
15日間の試用機関の間に 登録が可能だという他の携帯電話にはない利点があります。
そして、これは少し灰色がかってますが、海外製(流通がという意)だと思われるWiMaxカードでも日本国内で通信が出来たというレポートも上がってきています。
つまり、海外で販売されているものもWEB経由で登録するだけで そのまま使えるという利点は他にないものです。
「データ通信しか使えないじゃないか!!」と言われるかもしれませんが、B-Mobileのデータ通信SIMを入れていろいろなものを使っているというのはWEBでも上がっている事実でデータ通信だけという用途でSmartPhoneを使っている人も少なくない訳です。

現状、発売されると発表されたのはCDMAのタイプなのでSIMカードを入れて音声通話をすることはできないはずですがWiMax網を使ったデータ通信なら可能なはずです。
そのリビジョンのユーティリティが搭載されてくるはずです。これは、WiMaxにおいては周波数帯以外基本的に国際ローミングをかけることを前提に考えられているからです。
もし、この後W-CDMAWiMaxのミックスタイプが登場するなら、音声側には規制がないDOCOMOSoftbankで音声通信 データはWiMaxという使い方のできる Hybrid W-Zero3ではないですが使うこともできるはずなのです。
そして、もう一つの利点は これはWiFiモデムにもなるようになっていて PocketWifiのように使う機能も持っているのですが
日本のUQ WiMaxの契約では1契約で3台までオプションを使えば機器を登録できるようになっています。
つまり、SmartPhoneとPCとを一つの契約で両方使えるようにすることも可能なのです。(同時利用は不可 後に繋いだほうが有効になり先に繋いだほうは強制的に切られます)
WiFiモデムとして使わなくても、PC内蔵で通信することも可能なわけです。
勿論、W-CDMAとのミックスタイプが出れば 通信環境に応じて 自動的に3GとWiMaxを切り替えてくれるモデムとして使えるのかもしれません。
だとすると・・・・楽しみな限りです。
 
データ通信の世界だけならSIMロックに現在の3G網がとらわれている間に そういった概念そのものが無いWiMaxがひたひたと迫っている足音が聞こえているのかもしれません。
いまはサポートされていない国際ローミングがサポートされるようになれば 少なくともアメリカのラスベガスや 台湾のあちこちで日本から持って行ったPCなんかが安価にそのまま通信できるようになるかもと。
今のところ ローミングUQ 1Dayと同じレベルと言われているのでこれならと思ったりと
非常に地味なWiMaxですが、今回の件でもう少し注目されればと・・・・

written by HatenaSync