ハードウエアで比べても仕方が無いのですが

先日来、いやいやと言いながら楽しんでT-01Aを使っている訳ですが そのスペックは圧倒的です。
使い続けると流石にバッテリーが持たない訳ですが その軽快さは今までのWM SmartPhoneの常識を超えるものと思っています。
インターフェースはいまだに安定感を求めて(SC-10Bが帰ってきたらいじってみよう)WM6.1をそのまま使っています。
先日も書いたとおり中途半端なタッチ操作への対応にイライラはしています。
例えばメールを読むときに Pocket Outlookを立ち上げるとタイトルが並ぶ画面が出て 読むメールを選ぶのは指で上下に選択すれば画面がスクロールして選択できます。
そして、メール本文が開いた後なのですが まったくタッチ操作が効かない訳です。
文字を選択するという用途もありますので 確かに画面をタッチすれば選択されることも間違いないわけですが この状態でメールを読むためには右端のスクロールバーを使って上下に動かすか フローティングパッドをだして その方向キーを使う必要があります。
それでも、読むほうについては スクロールバーを使えますが次のメールに移動しようとすれば フローティングパッドの左右のボタンを使わざる得ない訳です。
これが、画面を右に左にと指を滑らすだけで次のメールに行ければ良いのですが(実際 WM6.5だから行けたのかいけるのもありますよね)そういう機能は付いていません。
我慢してパッドを出して使うわけです。
メールを読むにもイライラするわけです。
 
ブラウザに関しては好みの問題もありますが、例えばOperaの新しいものを使えば 基本タッチオペレーションとなっています。
故に、起動してしまえばタッチパネルだけで困る事はまずないのです。
画面の大きさゆえに、点キー入力のようなキーパッドを出せば まず押し間違いもなく入力する事が出来るので
(ちなみに、私の手が大きいので持ったまま親指が端まで届くのですが 普通にはちょっと大きすぎて使えないかも)
非常に便利なわけです。
ブラウザーでの入力は URLの入力と検索ワードの入力ぐらいしかないのでこれぐらいで十分なわけです。
時折メールを書かなくて良いのなら これでもいいかなと思わせてくれます。
特にブラウジングは 驚くほど快適です。
 
私の使い方がどうかの問題はありますが、間違いなくハードウエアとしてはI-Phoneより優れたものと思っています。
それが優位であるかどうかという問題は別として。
そして、So-01B Xperiaと比べてもサイズやデザインのもんだいを別とすれば ハードウエア的には全く劣るべきものでもない訳です。
で、XperiaはI-Phoneに対抗できる端末として販売して、T-01AはWindowsMobileのSmartPhoneという程度の位置づけというのはどうかと思ったりするわけです。
広告的に、おそらく端末メーカーであるSonyが負担している部分gな大きいのでしょうが キャリアとしては既存の端末であったとしても I-Phone対抗とするなら二つの選択肢があると両者の特徴を前に出しアピールするのが戦略的には正しいものと思われます。
Officeの文章ならとか、ビジネスも遊びも楽しみたいなら とか・・・・
区別をつけて相乗的効果を狙うのが正しい姿だと思ったりするわけです。本当にSmartPhoneというものを売りたいなら
本当にI-Phoneを仮想的として戦いたいならという事なのです。
もちろん、私の大好きなSC-01Bも 発売当初は兎も角、今ではポスター一枚ぐらいの店頭での扱いです。
 
WindowsMobileだから駄目なのでしょうか?
おそらくそんな事はあるでしょうが大勢を決めるのはこれじゃないと思うのです。
よく携帯電話の話で私がSmartPhoneを使っているのを見て出る話題ですが
「すごいですね、私なんて持っている携帯電話の機能の1割も使えていないのに・・・・」というようなニュアンスのセリフ。
明らかにSmartPhoneと見える端末を使っている人なら一度は聞いた事があると思います。
自分は、普通の携帯の機能も使えていないのに 普通の携帯以上の機能を持ったSmartPhoneなんて持っても持て余すという意味です。
I-Phoneはどうかというと やはりその辺りのインターフェースというより アプリケーションの紹介がうまいと言えるでしょう。
既にMarketPlaceもあるので アプリケーションがあるかどうかの問題をのぞけば(除いちゃだめな気もするが)仕組みはあるわけです。
でも、宣伝はこの端末はこんなにすごいんですを表に出して こんなことやあんな事が出来る でその為にはこの端末が選べますというI-Phoneとはスタートラインからして違うような気がします。
 
ゲームも多くの人はおそらくしないですし、地図を見たり道案内は良く使うでしょう。
メールとWEBがいいところ程度なら、メールの添付はとにかくかなりの書式のものが見れるという事でどれもそんなに・・・というかI-Phoneがこれだけなら決して優れている訳ではありません。
前述通り、T-01Aは最強の部類の端末です。
機能を使えないと言った人が果たしてこう言う端末を買うかどうかなのですが、そんなユーザーのほうが絶対的に多いわけです。
音楽や動画の話もありますが それこそがI-Phoneが二台目の端末といわれるところで 両方をバリバリ使うと電池が持たない訳です。
一台の電話で満足する人にとって 必要かどうかは別とすればSmartPhoneは十分ターゲットになるわけです。
価格もパケット代を使うという事で かなり戦略的な価格が付けられています。
勿論、i-modeのようなWAPサービス等が受けられないという問題もあります。
私はお財布携帯に関しては 遠くない未来に壊滅すると思っていますので(これもガラパゴス過ぎました・・・・)
 
ハードウエアで比べても仕方ないのですが、がんばって売ってほしいなと思う反面、もう無くなるんでしょという発表。
WindowsMobile7は日本語版もないですし出ないんですよね。
もう、日本は世界からおいてけぼりをくらうということであれば良いのですが(良くない良くない)いまだ続くのであれば 昔は昔とほっておけば 今のユーザーが離れてしまう可能性が十二分にあるという事が出てくると思うのですが。
とにかく、結構いい子なんですけどね T-01A


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