モバイルルーター

モバイルルーターは必ずしも良いものではないかもしれない!?
という気持ちがずっとあったのは、BT Dunの時代を抜けてきたからです。
BT Dunは現在のSmartPhoneの多くがサポートしていない物なのですが Bluetoothの接続で 携帯電話をシリアルで接続されたモデムとして接続して通信が必要なときだけ携帯電話を通じたインターネット接続をする仕組みです。
この利点は、携帯電話でヘッドセットなどを使っている人なら解ると思いますが待受状態で1日以上のバッテリーが持つことです。
Bluetoothは省電力なため Wifiに比べて消費する電力も少なく 待ち受けていることに関してはほぼバッテリーの消費を意識しなくて済むという事です。
接続には少し時間はかかりますが 待受状態になった携帯電話がカバンの中にでもいれば ほぼ通信に関して意識することはなかったのです。
現在でも、BT DUNで検索してもらえば分かる通り 実装していないはずのこの機能をSmartPhoneにプログラムとして入れる試みもあちこちでされています。
じゃあ、これが有るならルーターなんていらないじゃん・・・となるわけですが。
 
Bluetooth接続の問題点は、相手もBluetooth接続のインターフェースを持っていないとダメなことが有る。
なんていうと当たり前なのですが、たとえばSDカードにWifiがついていたり、携帯音楽プレーヤーにWifiがついていたりと周辺機器にはサポートしているものが多いにもかかわらずBluetoothとなると断然減ってしまうわけです。
携帯電話用のアクセサリーのヘッドフォンやヘッドセット、GPS、キーボード・マウス程度でしょうか。
これでは裾野が広がらないわけです。
そして、もうひとつの問題点がありこちらがおそらく重要なところで、3GからHSDPAと言われる3G+に回線速度が上がったもののBluetoothはその当時から速度が上がっていません。
3Gスタートの頃から Bluetooth 3.0の規格の話は出ていたものの 未だに対応製品が出てこない状態で 速度的に論理的にも700k程度の速度しか出ておらず 実質的な速度は3G程度であったためにHSDPAで高速になったネットワークの恩恵を受けることが出来なかったわけです。
せっかく高速の回線を用意しても、モデムとPCからとの接続がボトルネックになって 3GでもHSDPAでも同じでは価値がなくなってしまうために Wifi側に行くしかなかったわけです。
 
当初、Bluetoothは1年もすれば3.0に上がるので 待っていれば・・・と思っていたものの3年たってもこの始末。
しょうがないと言うかWifiモバイルルーターに依存していくのですが やはりバッテリーの問題があり Bluetoothのバッテリーの持ちとWifiの速度がある商品があればいいなと思っていて 現在のもモバイルルーターが必ずしも良いものではないのでは?となってしまうわけです。
やはり、一日中大丈夫というのは大事なことなのです。
といいながら、WifiモバイルルーターをBT Dunのモデムと同じ使い方をしての話と考えている自分に気がつくわけです。
Wifiモバイルルーターの利点は 複数の機材とワイヤレスでつながり 接続を意識しなくてもどこでもインターネット回線につながると言うことなのですが、Wifiタイプのルーターにはそれ以外にもメリットが有ります。
勿論、BluetoothにもBT Panというネットワーク接続をする機種もあるので(SmartPhoneの多くがこれ)一概にはいえないのですが 複数の台数の機器を「同時」につなぐこと付が出来る点も大きなメリットなのです。
ところが、1台のPCからをつなぐにあたって 贅沢になったのか1台でつないでいるときはそうでもないのですが2台でつなぐとその速度に満足行かないことがあります。
具体的に言うと 1台の端末で音楽のストリーミングしたりしていて もう一台でPDfファイルでも開こうとダウンロードが始まると とたんに音が途切れ始める訳です。
これは、ルータの能力なのか 回線の性能なのかは判らないところなのですが・・・・
 
今日、負荷をかけるのに実はViliv s5とMBook M1を両方同時に繋いで車に転がしておきました。
一つはSlingPlayer MobileでVGA相当の画質のテレビを受信表示しながら。
もう一台はYoutubeでHD画質(480)の動画をストリーミングするという環境を作ったわけです。
と、いうのはスピードテストでは必ずしもWiMaxの能力が図れない部分があり、Pingなどを打ってもらうと解るのですが 最初の数パケットは驚くほど遅く その後球に加速するように速く成ります。
細かいファイルを複数転送するような速度テストは思った以上に速度が低下し、速度測定サイトによって数字がバラつきすぎるからです。
逆に得意ななのは 大きなファイルのダウンロードなどで 速度測定サイトの速度では無理な速度でファイルのダウンロードが終わったりすることも有るわけです。
というわけでダラダラと連続でパケットが落ちてくるようなものが得なのではないかと・・・・
 
で、やってみると ほとんどのところで移動中でもコマ落ちを感じることがありません。
SlingPlayerは1M超の速度で 全体的に見ても2M程度平均と思われる熱とワークのパケットが常時流れるような状況です。
おそらく、バックグラウンドでダウンロードしながら何かをしても 3G回線ほど意識させられることはないでしょう。
アンチウイルスのパターン更新も忘れることができるかもしれません。
つまり、ルーターと歌っていても同時に1台の機器しか繋がない状態で使っていたのですが 実際のところは複数台繋いで使うと言う使い方をせずにいたわけです。
今回の実験で、複数台がそれなりに使っても使える環境で有るを解るわけです。
例えばSmartPhoneでも、例えばi-PhoneならWifiを通じてこのルーターを繋いだ方が速く成るわけですし それ故に快適になるわけです。
もちろん、PC使っている最中だっとしても Wifiで繋いだほうが高速化する可能性も高いわけです。
だとすると、ただのモデムじゃないルーターという機器が便利なものだというふうに認識され始めるわけです。
家庭のインターネットがそうなっていったように・・・

written by HatenaSync