爆走するAndroid

Android 3.0の噂が流れてきた。
それも年内登場とか・・・・・
要求スペックは噂が本当だとすると、1Ghz以上のCPUに512M以上のRAMというスペック。
現在の2〜5倍のパフォーマンスとあるが これは眉唾でないと思われるのは nVidia Tigra等の超高速プロセッサを搭載したモデルが現行登場していないことや
Cortex A8の本領発揮となるべき Many Core製品の登場がいまだにないからです。
同じクロックのCPUが二つになれば単純にパフォーマンスは二倍になってもおかしくないわけです。
512MのRAMに関しても大げさに思われるかもしれないが 1920x1080のフルHDの画質を表示するとなると 1画面持っただけで32Bitのカラーなら47M必要。
3Dのゲームとはいかなくてもそれに近いものも動くだろうから 2〜3画面分必要とすると142Mをビデオ用のRAMとして取られてしまうなら このスペックにうなずけるわけです。
SmartPhoneにManyコアなんてナンセンスで、消費電力的にあり得ないと書いていらしたマスコミ関係者がこのあいだテレビでも話していましたが こちらこそ片腹痛いわけで
携帯電話を駆動するプロセッサと、i-Mode等のアプリケーションを動作させるプロセッサを分け アプリケーションを動作しない待ち受けなどで省電力を図る手法は馬鹿げるほど当たり前で Fomaなど数えきれないほどあるわけです。
PCでさえフルパワーで動いていることは稀なので、通常に必要なパフォーマンスを想定して最適なCPUを複数持ったほうが 通常時の消費電力を下げれるというものです。
もちろん、フルパワーになれば 今までのプロセッサーの何倍もの処理をするものを作ることも可能なわけです。
 
パフォーマンスはさることながら、この要求スペックなのですが 例えば

CPU 300MHz以上
Intel Pentium/Celeronファミリ、AMD K6/Athlon/Athlon XP/Duronファミリ、または互換性のあるCPU
メモリ128MB以上
ハードディスク 1.5GB以上の空き容量

というスペックなのですが何だかわかりますか??
これじゃー無理だろうといわれると思いますが これはWindowsXpの推奨スペックなのです。
これに比べると 恐ろしく高度なスペックを要求するのがAndorid 3.0なのです。
ただ、この状態で4〜5時間の駆動を行えるということから考えると 素晴らしい技術の進歩なわけです。
そのスペックはおそらく 動画やDBの処理に費やされ HD動画など下手をすれば編集すら可能になっているはずです。
3Dのオブジェクトも無理なく動くでしょう。
そして、DBの処理の問題は まったく別の次元の使い勝手をAndoridに与えることとなるでしょう。
現在でもある、検索機能の強化はすでにAndoridである写真から類似部分を探し出し WEBでそれにヒットするものを検索してくる機能など うまく物を特徴的な部分で捉えるべく処理を行い それにマッチするものを探そうと思えば出てくるというのが 動画に対してもできるかもしれません。
かっこいいプロモーションビデオを街頭の巨大テレビで映していて そのプロモーションビデオを探したり、物まねをしている人から本人の同じ動画を探したりという用途にも使えるかもしれないスペック。
 
ハードの進歩はAndroidのおかげでは実はありません。
しかし、Appleのi-Phoneのアプローチは固定のハードと使いやすいソフトなのでハードの進歩を促すことはありません。
新しいプロセッサが登場すると、それを搭載した他社にない差別化された性能を持った端末を登場させることができると考えた会社が 多くの端末を登場させることでしょう。
創世記のPCがそうだったように 400Mhzで何年も止まっていたここしばらくの携帯デバイス用CPUが その効果で一気に進みだしてもおかしくありません。
Androidが新しく出たハードを貪欲に取り込み、そしてそれに負けないハードが登場してというサイクルが進みそうな気がします。
現状、i-Phoneと同スペックと思われる Andorid2世代の危機を普及機と言い切ったということは そしてその登場が10月だとすれば 年一回のモデルチェンジではたしてシェアを守ることができるのか・・・
今年後半のこの日記は 怒涛の更新の感想を書き連ねてゆけそうです。
ただ、お財布の問題が・・・・・

written by HatenaSync