N900のOSなのですが

基本的にLinuxです。
昔から、Linuxはあって X−Windowsと言っていた時代に少し触ったことがあります。
UNIXライクなOSとして登場したわけで、当時はFree BSD、Linuxと二つのパッケージの間で色々な話が出たものです。
比較的昔からアプリケーションが揃っている BSD系は安価なサーバーとして狭いエリアながら流行しましたし(だいたその当時そんなものを使っている層は 恐らく現在WindowsMobilesを使っているユーザーを探す以上に少なかったと思います。
Linuxは基本的に Freeの部分がより強く 開発が煩雑に行われ有償で提供されているアプリケーションの近しいパッケージが無料版として次々登場し それを追いかけるだけでも楽しかったものです。
もっとも、動くかというとそのころは疑問のほうが多かったわけなのですが・・・・
まず、X Windowsが動くビデオカードという時点で少なかった(単純にドライバが無いだけ)という時代だったからなのですが・・・・
現在、そのLinuxでさえいくつかの亜流に分岐して 既に亜流の名前がOSの名前となっているものすら少なくないわけです。
OSは同じという観点に立てばなのですが システムコマンドレベルであれば同じ命令が使えるのですが アプリケーションレベルとなると提供する亜流によって異なるというのが実情なわけです。
 
前置きがいつも通り長いわけですが、N900にはmaemoというOSが搭載されています。
これも前述の言い方でいえば亜流の一つとなるわけですが Debianというデストリビューターパッケージをモバイル向けに軽量化されたものです。
当然、X-WindowsをベースにGUIのインターフェースで出来ているわけですが N900においても X-Terminalがあり これを使ってコマンドラインの入力をN900を使う上で要求されました。
それでも多くの作業はGUI上で実行することができるわけです。
Internet Tabletで使われているもので 恐らく実装される端末はN900で最後かと思われます。
 
じゃあN900の今後は・・・となるわけですが
Maemoは消滅するわけではなさそうなのです。
業界に激震が走ったというレベルの発表だったのですが、IntelのMobile向けのLinuxパッケージMoblinとN900に搭載されているMaemoは共闘路線を取り(このあたりが発表にみんなが驚いたところ)Meegoという名前で登場するとのことなのです。
そのパッケージは、5月に登場した V1.0からスタートし現在、V1.1となったわけですが なったのはつい先日の事。
パッケージの配布は2010年10月28日のことで、こうこの時点では数日前なのです。
時期を同じくして N900に搭載されているMaemoもバージョンアップしてPR1.3となりました。
皆さんがささやかれているようで 今回のOSからデュアルブートが可能となりました。
PCじゃあるまいし、デュアルブートに対応したといってもほかに入れるOSが無いとなるわけですが ここで名前の出てくるのがMeegoなわけです。
SDカードにインストールしたMeegoがN900で起動可能になっているようなのです。
「ようなのです」という書き方は自分で試せてないからなのですが、まずSDカードをブート可能な形にフォーマットしイメージファイルを書き込む環境を作ることが出来ずにいるからなので 誰か時間を下さいというところなのですが。
 
Meegoは今のところβ版というところなので必ずしも良いものであるとは言い切れないかと思います。
ただ、ここまで多くのライバルとなるOSを見て作られたものですから いろいろな改良も加えられています。
来年の4月に完成版ともいえるパッケージが出るといわれているわけですが その際にN900の新型となるべき端末が出るのではないかと。
N900もi-Phone3Gと3GSの関係のように OSが提供されれば新しい端末としてよみがえる可能性もあるわけです。
もちろん、いまもMeegoの試験機として唯一動く入手可能な端末となるわけです。
だとすると、興味の惹かれる端末であると言えないかなと??
 
ここにきて、幾人かN900を今から購入した人の話が聞かれるようになってきました。
大よそ、私のBlogを見て購入・・・・なんてことはありえないので 最近のニュースでなぜかN900がいまさら登場するのw見ているのではないかと思うのですが
ある意味、OSアップデートを待つXperiaユーザーのように、MeeGoのアップデートとそれまでの過程を楽しもうとするユーザーが出てきているのではなんて そんなことも考えずに購入した私が思ってみたりするわけですが どうなんでしょうね?