デジタルカメラにGPSが付くと

じつは みんぽすさんから CasioのEX-H20Gというカメラをお借りした。
GPS付のデジカメですが、本当に価値があるのか?という事が解らなかったわけです。
故に、是非借りて試してみたいと
前置きなので、バーナーを貼って良い物だろうか?なんて思いながら書いているわけですが・・・・
 
GPSはグローバルポジショニングシステムの略で・・・なんてところから始めるつもりはないのですが
人工衛星からの電場を受信して、受信した電波から地球上の位置情報を特定する仕組みで、ミサイルが目的地に到達したりする為に開発されて 今は解放されて私たちの生活に使われているわけです。
最も身近だったのは車のカーナビで、地図の表示だけでなく 現在地を追従し目的地までの行程を表示してくれます。
ところが、初期のカーナビには多くの欠点がありました。
電源を入れてから GPSの衛星の補足を終えて位置情報が確認できるまでに 当時15分ほどかかっていました。
正直、忘れたころに働き始めるわけです・・
現在でも3〜5分ぐらいは最初の衛星補足にかかるので改善はしたけど それでもそれだけかかるのです。
ましてや、衛星の電波の受信できない場所 単純に天井のあるところでは多くのばあい受信できずに位置特定が出来ないわけです。
車のカーナビの場合、ジャイロ等を併用し 加速度と傾きから地図上をどう進んだかなどをそこから判断し、GPSからの情報はその移動に対する補正用として使っているわけです。
これで、衛星からの電波を受信できなくてもある程度のナビゲーションが可能になったわけです。
もう一つ、GPSを使っていて身近にある機材に「携帯電話」があります。
こちらはAGPSという仕組みを使ってこの欠点をカバーしています。
これは、携帯電話の基地局の場所から場所を特定します。
携帯電話は常時複数のアンテナから電波を受信しているので、そのアンテナの数と電波の強さから大よその場所が特定できます。
これにより、電源を入れたすぐから場所を見ることが出来るようになったわけです。
これらはGPSの位置測定の欠点を修正するのではなく、使いたいコンテンツ(Naviであったり お店紹介だったり)の用途に合わせた補完機能を実装していったのです。
 
ではこのカメラに関してですが その点はどうなんでしょう?というのが疑問でした。
コンデジと呼ばれるコンパクトデジタルカメラなのですが この使い方を頭の中で想像してみてください。
「ああ、この景色が良い!!」と思った瞬間にポケットから出して「パシャ」っと取るような使い方でしょう。
その際に、コールドスタート(完全に電源が切れて 衛星の大よその位置を認識する前の状態)から3分だとしても撮影前に GPSの衛星を補足するまで待ってからシャッターを押してくださいと言っては まるで使えないのです。
現に、今のフィルム カメラも巻き取り式のフィルムになってから・・・・・たとえが古すぎた。
先日、DOCOMOから発表になったルミックス フォンなどのように 携帯電話と統合されてデジタルカメラのこういったものは無くなるんじゃないかとすら思ったのは、これも理由の一つだったわけです。
今後、位置情報付の写真はきっと流行ることでしょう。
デジカメの管理ソフトにおいても、日付別に自動的に区分けしてくれる機能なども みんな便利に使っています。
昔のようにアルバムを自分で作る必要もないわけです。(そういえば増えるアルバムって子供の頃はやりましたよね)
同じように、写真を見ればそういえばここに行ったねとかそういったことも思い出されるわけです。
日付だけでなく場所も記録されると まずいこともありますけど(笑 多くの場合思い出をより一層思い出される物となってゆくはずです
 
結論だけ書くと びっくりしました。
実は到着した段階では GPSがOFFになっていて いくら位置確認をしても来なくて焦ってしまったのですが、メニューの設定で入れれば驚くほど速く位置測位を行うわけです。
余談ですが、なぜその機能に気が付かなかったかというと 取説なのですが前の人が袋を開けてなかったので いまだに開けていませんが ちょっと開けちゃダメかな?って気になったからなのですが・・・
いろいろと調べてみると ハイブリットGPSと書いてあります。
恐らく地磁気(方位測定)と加速後測定、1時間に1回程度のGPS測定を GPS ONにすることで行っているようで じわじわバッテリーは減ってゆくことと思いますが 常時GPSの認識と補正を行っているようです。
故に、昨日車で出かけて 降りてカバンから出して写真を撮った時点でGPSの位置測定離されており 本体内に幾つかの観光スポットが登録されているようで その場所の名前まで出てきてびっくりすることとなりました。
これだったら、意識せずに撮った写真に位置情報が付くだろう・・・と思ったわけです。
実際の撮影に関しては 芸術的な写真などはとれないのですが 意地悪な写真は撮れます。
雪肌の写真を撮るとダイナミックレンジが低いと全体が白い板のように映ってしまうのですが・・・・というところで写真があるのでレビューとなるわけです。
前置きにしては長いな(笑

written by HatenaSync




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バーナー貼っちゃった!! ごめんなさい