ルーターの寿命

3G Wifiルーターの話ではなく 家庭のルーターの話です。
自宅の固定回線は一度決めたらなかなか替えないもの。
ましてや、回線業者からのレンタルだともっとなのです。
これらは過不足なく動いて・・・・って本当ですか??
 
理論的な限界と、実際の限界が異なる事は SmartPhoneを触っているとよくわかる事。
Androidにおける Flashの対応などアクセラレータの有無やOSのバージョンで変ってきます。
CPUのスペックやRAMのサイズなども異なるわけですが、実際に動くプログラムは基本的に同じものだと説明を受けます。
じゃあ、ともっとも解りやすいのがゲームなどを入れてみると解ります。
スペックの低い中華PADなどでは 野球ゲームでもボールの縫い目が見える動体視力を私でも発揮できてしまいます。
なんせ、紙芝居の一コマなわけですから。
それに対して、現行のハイスペック機でSnapDragon1G等を搭載していると ちゃんと実測通りの速度で 縫い目どころが言われないとカーブやシュートに軌道が変わったことすら解らない始末なのです。
それでも、同じプログラムが動くという意味では同じグループで括られてしまうわけです。
 
5〜6年前に早い人は光回線に替えているわけですが 当時とどれだけ環境が異なるでしょう?
当時はWifiで接続される機器は まあ、ノートPC程度。
PCも一家に1台程度だったわけです。
それがいまではどうでしょう?
SmartPhoneだったりして 携帯電話の多くをWifi対応にしようとしています。
ノートPCも複数台あったり、デスクトップもあるかもしれません。
その上にTVやDVDレコーダー等もLANにつながっています。
もう一つ、ゲーム機なども接続されていると 多い家ではゲーム機だけで3〜4台となるわけです。
物によっては冷蔵庫だったり電子レンジだったりも同じLANにつながるわけです。
現状もとりあえず動いているから・・・・と そのまま置き去りになっていませんか?
 
5年ぐらい前というと、ルーターに使われているCPUはIntel(現Marvel)のPXA270等をはじめとするARM系のCPUが多かったように思います。
200MHz程度のCPUに1MぐらいのROM&RAMという構成でしょうか??
SmartPhoneでいうと、WindowsMobile5.0ぐらいの頃を思い出してみてください。
そのPDA達のスペックを。
それぐらいのスペックのCPUがインターネットのデータを中のPCに振り分けています。
IPの貸し出しも管理していますし、FireWallもやっています。
下手をするとWifiのセキュリテイの役割も担ってくれています。
いやー働き者・・・・っという程度に褒めておいていいのでしょうか。
出来るという事と、実際の限界の話ではないのですが 実はいっぱいいっぱいになってしまっているルーターも結構潜在的にはいるようです。
 
少ないメモリーをいろいろな機能に割り当てているので、接続される台数が実は10台ぐらいまでは良かったけどそれを超えると・・・だったり
覚えきれるMACアドレスが少なくて、多くの機械がつながると、ハブ機能のスイッチが働かなくなったり
FireWallがオーバーフローして 実は機能していない等々色々と問題を起こしているケースもあります。
ネットワークは接続中のエラーを最初から想定していて 送受信にエラーが出ても再送する仕組みがあるので速度が落ちても何とか繋がったりするので解りにくいわけです。
隣のPCにデータコピー中に、ほかの機種でインターネット接続に障害が起きてたりしても 無線接続だからそういったもんだと知らない間に認識している方もいらっしゃいました。
PC間のコピーは有線だから無線には影響が出ないという事を認識していないわけです。
小型のモバイルルーターもそうで、もともと5台とか程度をターゲットに想定しています。
実際問題解りやすいのは 3Gルーターなどで5台とか接続台数をあらかじめ上限設定されているでしょう。
これらは前述の理由で その機能上の制約を受けているわけですが(実はあまり台数を繋がれたくないという意識も働いてわざと接続台数も絞っているが)これらに比べてもスペックの低いハードしか持たない4〜5年前のルーターがこれらより頑張れたりはしないわけです。
 
ルーターの価格なのですがご存知でしょうか?
うまく買えば6000円ぐらいで結構最新の11nの無線LANに対応したGIGAポートサポートのルーターが購入できます。
これらは何が異なるのでしょう?
もちろん、外から見た場合 1Gの有線ネットワークが使える事や300Mの11nの無線LANが使える事。
多くの場合複数のアンテナを持ち、それらの電波強度の強い数本を使い速く遠くまで信号を届けることが出来るようになっているはずです。
そして、何よりも大きな違いは 内部処理の速度です。
200MのCPUのSmartPhoneが今時点であるでしょうか?
廉価版と呼ばれる Android機でも 600MhzのCPUです。
それぐらいARM系のプロセッサの価格と速度は進歩したのです。
Intelのx86系のように表立ったニュースにならないから気が付いていないだけなのです。
そして、WifiのセキュリテイもWAP2等高いものが利用できるようになっています。
数か月前に流行した 無料でインターネットが出来ると詠われていた WiFiアダプター等に同梱されたアタックソフトにとってはWAPのセキュリティなどないのと同じですから リスクの回避にもなるわけです。
 
どうテストしたら良いですか?と言われても良い方法があるわけではないのですが まず本体を見てください。
大よその場合、電動FANもつけずに動作しているので 本体にはくっついた埃が樹脂に焼付いたりしていないでしょうか?
変色していたりという意味です。
ほかには我が家での話ですが 触れないぐらい熱かったり、外側のケースが変形していたこともあります(どんな使い方だ・・・)
色々と機器を見直すついでに、SmartPhoneと自宅のWifiの相性が悪いとお嘆きになる前に(多くはDHCPIpアドレスの発給方法の違いで繋がらない ようは古い)
このルーターはいつの物だろう?と疑ってみてはと思うのですが。
大容量SDカード程度の価格で、SD化d-経由ではなく直接やり取りできるようになるかも

written by HatenaSync