画面サイズが大きくなる必要が

一昨日の日記にid:Kinoy さんからコメントをいただきまして どうもありがとうございます。
残念ながら 私はヘビーユーザーなので T-01Bではバッテリーが持たないだろうと手も出さずにいたわけですが
WindowsMobileの現時点での有利性に賛同いただいた点がという訳なのですが・・・・
 
最近Androidも使いだして思うのですが
実はAndroidとWindowsMobileの大きな違いの一つに タッチパネルの入力方式にトレンドとしての違いがあります。
T-01BなどWindowsMobileで静電容量式という例外的なデバイスもあります。
もちろん、I-Phoneも静電容量式となるわけです。
細かい技術的な違いはこの際おいておいて Windows Mobileの感圧式に比べると指の平で操作できることと マルチタッチと言われる複数のタッチを同時に認識できるという点で優れています。
じゃあ今までなかったのかというとそうでもなくて 今まで静電容量式のタッチパネルは15インチぐらいのパネルではよくありました。
非常にダルな感度で 触られたという事を面でとらえて点でとらえないというところが特徴です。
実際、i-Phoneで採用された時には驚かされたものです。
ああいう使い方を考えなかったからで、おそらくMAC Bookのタッチパッドの操作あたりからそのアイデアはあったものと思われます。
i-Padの頃のインターフェースからかもしれませんが 置いた指を滑らすという通常であればソフトウエアで認識の邪魔になるから取り除いてしまうパラメーターを操作に利用するというのは逆転の発想でした。
まあ、ダイヤル操作などで利用されていましたから無いことではなかったのでしょうが・・・
ソフトウエアーキーボードもタッチして滑らせて確定する現在の入力方式などは目から鱗だったわけです。
もちろん、二本指の操作もAPPLE製品をほとんど知らない私にとっては驚きだったわけです。
こうやってこの狭い画面で静電容量式を使うんだと・・・・
ただ、もともとの特性が無くなったわけでもなく それはそれとして使う方法を編み出したという事でした。
全てのインターフェースがそうかというと やっぱりボタンが画面に出てそれを押すような操作も少なからずというか実は大半がそうやって選択するわけです。
 
傾向としてどう思われますか?
SmartPhoneの大画面化が進んでいると思いませんか?
ガラケーと言われる携帯電話では3インチぐらいだった画面が今では4インチオーバーのものも出てきています。
その分薄くなってきていて 携帯性には問題が無くなっている と言われているわけですが本当にそうでしょうか??
例えば いままでのSmartPhoneが登場するたびに出てきていたベルトにつけるケースなのですが 男性向けでは端末が出るたびにどこからともなく登場していたのですが最近は店頭でも見なくなりました。
じゃあケースが無いのかというと 鞄の中に入れても傷つかないと書かれたシリコンケースなどが多くなってきました。
トレンドだといえばそうなのですが、今の端末をそういう付け方をするには大きすぎるわけです。もう鞄の中に入れるしかないわけです。
シザーバックと言われるベルトから吊り下げる鞄の中に入れるのが流行っているようですが逆でそうしないと入らないわけです。
私が女性のしぐさとして可愛いなと思ったのは 手のひらの中に折り畳みの端末を隠して サブ液晶などでメールや着信を確認するしぐさだったのですが 現在ではトランプのカードを持つように持って 堂々とと表現していいのか確認している姿です。
机の上に置いたまま確認すると内容が人にも見えてしまうので ババ抜きを行うときのように相手に見えないように持つとそうなってしまうわけです。
あとは鞄の中を覗き込みながら鞄の中で操作するとか・・・・情緒は感じません。
 
IDEOSを使ってみるとなのですが 操作はプログラムを選ぶのでそんなに不自由は感じません。
QVGAという解像度がどうかというと ちょっと前のPDAなわけです。
Androidのプログラムの結構な部分でその解像度はサポートされないのです。
下手をするとVGAでもサポートされないものもあるようです。(持ってないのでわからない)
横解像度800ドットぐらいのものが多くというか最低限ぐらいとイメージしているのではないのでしょうか?
解像度の高さも影響あるでしょうが その解像度でダイアログが出てきて選択する際に 3.5インチぐらいで静電容量式だと結構な確率でミスタッチを起こします。
また、どうしても周りの環境に引っ張られやすいので 時によってはずれたりもするわけです。
インターフェースを適切に使おうと思うと 画面サイズは大きいほうでよいのです。
操作感というのはクライアントの評価軸として大きなポイントなのでよくアンケートなどが雑誌でも公開される。
その評価軸が強調されると 操作感を向上させるために画面サイズを大きくせざる得ないわけです。
欠点を操作でカバーしたわけですが 必ずしもプログラムを作る側がそれを意識しきれているわけではないのです。
 
Tabletの小さいものが5インチで 携帯電話の大きいものが1インチも差が無くなっている。
この状況はどうなんだろうと思うわけです。
本当にみんながこのサイズの端末を求めているのでしょうか?
LGの端末が唯一に近いハイエンドでない(現行機種で)Androidではないわけですが このサイズですらなお私のTouch Pro2とそう変わらないサイズ。
昔からすればSmartPhoneは大きいからと言われていた時代から考えるとヘビー級なわけです。
手の小さな女性は今は両手で使う操作でいい訳ですがそれは情報端末として見ての話で 電話機として見た場合は別なのかもしれません。
回帰するならマルチタッチを捨ててかかれば 感圧式も可能なわけです。
スライドさせるような操作は苦手ですが、小さな点を選択することができるわけです。
IDEOSもた感圧式でタッチペンを使うならソフトウエアフルキーボードで 通常入力も可能になるわけです。
もちろん、今そんなスペックで出しても市場は受け入れないとは思うのですが・・・・・
 
静電容量式が悪いというより、市場は快適性の為には画面サイズの拡大がどうしても導き出されるインターフェースを選択しました。
故に画面サイズは大きく・・・という連鎖なわけで 故にタブレットも登場できたという道筋。
サイズに見合ったインターフェースというのが基本で、ハードキーがあって感圧式タッチパネルとなるわけですが それらを時代遅れと言い放ってしまっているのが今の状況です。
古い新しいではなくふさわしいものを選択するのが正しいはずなのですが・・・・・
画面サイズが拡大して これじゃあ困るという市場の声が出てきて 小さなデバイスをいかに使うかを頭をひねって考えるというのもあっても良いかなと思うわけですが いかがでしょうね?

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