Wireless Japanに行ってきました

突然ですが、モバイルでなくこれを見ている人はぜひ実行していただきたいのですが 両手を「ぱー」に開いてください。
そして、指を全て少し前に曲げて掌と掌の間に卵か小さめのテニスボールが入っていると考えるぐらい開けて両手の指を同じ指同士 つまり親指と親指という風にくっつけてください。
そして、指同士をばねになっているかのように適当な力で突っ張ったうえで 両方の手のひらを 間に入っている柔らかいボールの感触を確認するかのように近づけてはその反発で広がるかのように ぼよんぼよんと広げたり縮めたりをしばらく繰り返してみてください。
そうすると 段々指と指の間にまるでガラスか何かの板が入っているかのように感じることかと思います。
これは指の感覚の勘違いで 指同士を押し合っていると お互いの押す力が両方の指にフィードバックされて 両方の指は柔らかいのでお互いに押す力が全面にかかっているように感じると まるで押しているものが固いまっすぐの板のように感じられるからです。
透明でまっすぐの板で ガラスか何かが指の間に入っているように感じられるというわけです。
これは指の錯覚を利用した遊びなわけですが 指の感覚はこのように繊細でありながら 適当な部分を持っているわけです。
ということを前提に考えてもらうとこの後の話が分かりやすくなると思うわけですが・・・
 
KDDIと言っていいのかAUと言っていいのかの展示が今回の中では最も気になりました。
これが指先にフィードバックする液晶なわけです。
実は行くまでは 「またー」と鼻で笑っていたわけです。
実際、Vilivのソフトキーボードや現行のアンドロイドの機種でもそうなのですが 指で液晶を押したときに指に振動のフィードバックが返ってきます。
これを初めて採用したかのように言い直したのではないだろうかぐらいに思っていたわけです。
ところが全然違うものでした とりあえずKDDIさんすいませんでした。素直に謝ります。
根本的に全く違うものでした。
 
ハードウエアキーボードとソフトウエアキーボードの最も大きな違いはハードウエアのキーは押されたことで多くの場合凹むというアクションを通じて入力が完了します。
指には当然 凹んだ感触が返ってくるわけです。
もう一つ、押すまではキーはただのでっぱりなのでその上を指が滑っても入力にはならず そのキーボードの段差を指が捕まえるわけです。
つまり例えばFから二つキーを感じればHだという風にである。
これが液晶画面上のソフトウエアキーボードにはないわけです。
前者に関しては近い感覚を用意したものがありました。
液晶表示パネルそのものをゴムの上にマウントして押されたときに実際にへこむことで押された感覚を指にフィードバックしたわけです。
これなら・・・と言いたいわけですが 実はこれも触ったことはあるわけですが どのキーを押しても全部のキーが沈む状態は違和感の塊でした。
後者に関しては 液晶上にでっぱりのシールを張り付けるという物理的な手段を用いたものが実はありました。
Palmの頃ですが まあ、手でというよりスタイラスを使うわけですが これはこれで面白い試みだったわけです。
 
今回KDDIの用意したものはどちらでもないわけで 押した瞬間にその裏側が揺れて指にフィードバックが・・・・ってそれならお前が予想していたものと同じじゃないかと言われそうなのですが実は大きく指の感覚は異なったわけです。
この先は私の予想も多く含んでいるので 方式などに関しては素で信じてもらわないようにお願いしたいわけですが
まず、フィードバックの周波数がまったく違うわけです。
多くの携帯電話の振動に関しては超小型のモーターに偏心おもりを付けて回転させることによって発生するブル知的な振動なわけです。
故にモーターの回転数以上の振動は発生させることができないわけです。
勿論モーターですから回転し始めの遅いところから速くなってその後ゆっくりの回転になって止まるという振動の出し方しかできないわけです。
しこあし、これはそんな周波数ではないわけです。
恐らくですがもっと高速な周波数を使っているはずです。
だとすると、この振動の発生源はモーターではないはずです。
本体の形状をみると結構分厚い形をしています。
簡単にいうと今既存のスマートフォンに少し大きい四角い液晶画面を張り付けた 折り畳み型携帯電話を折りたたんだ時の厚みぐらいの厚みがある。
そして、四角いという点に注目です。
これはカスタマイズされて試作として作られたパネルなので 表示部はともかくその上下のどちらかについているパネルは角の出たパネルです。
液晶画面を斜めから見ても さほど深くは感じないので恐らく液晶パネルの裏側にこの歯科医くいパネルが貼り付けられる加工がされているわけです。
 
さあ、この先は全くの仮説なのですが 恐らく表面に感圧シートを1枚仕込んでいると思います。
そして液晶パネルの下にはスピーカーが仕込まれているはずです。
それも少し特殊なスピーカーが。
これはそんなものがあるかどうかも分かりませんが 縦横のワイヤーの間に振動体を仕込んである 複数の点から音が出るスピーカーを仕込んであるのではと思ってます。
そして 低周波の振動をここで発生させて 極薄の液晶面を通じて指にフィードバックさせているのではないかと思います。
実際担当の人の話によると このサイズに関しては試作機で 実際には現行のSmarrtPhoneに近いサイズとなり少しだけ分厚いものとなるという話から推測してもそうではないかと思われます。
じゃあ、実際の操作感とその動きに関して書いてゆこう。
 
まず指を液晶画面に置いただけでは反応しません。
そして、深く押し込むと反応します。
その瞬間に指にはなんとなくガラス面が柔らかくなったかのような感触がフィードバックされます。
つまり、キーを押したときに指が下がって行くキーを追従するような感触に近いものです。
そして、下まで押し込んだ瞬間に強めの反発が指に感じられます。
これで、キーを押した感触を指にフィードバックしているわけです。
そして、今回の目玉機能の液晶面を指でスライドさせたときに スライドの動きに対して液晶が微妙にフィードバックします。
恐らくキーどきーの隙間を指が動く感覚をフィードバックしているのでしょう。これは小さな振動が瞬間感じられるだけです。
これで、キーとキーの間になんとなく隙間らしいものが感じられるわけです。
まるでキーボードらしいという感触がここに感じられるわけです。
ハードウエアーキーとの違いを前述通りであるとするなら これで疑似的ではありますが 感覚のすべてがフィードバックされるわけです。
 
じゃあ、指が押し込まれたと感じられるメカニズムですが 指が振動を受けると指とガラスの間に隙間があるのではないかという錯覚を起こすという事を利用しているのではないかと思います。
つまり、指はこの冒頭で書いた通り両手の指を合わせて力を入れていると 局面部分もあるのに全体に力がかかっていることから板のようなものを間に挟まっていると勘違いを起こすわけです。
逆にいうと押しているにもかかわらず 全面の接地感を震わすことで誤解させているのではないかと思います。
故に押しているにもかかわらず 指全体に力がかからない つまり相手が凹んでいるんだと・・・・
さいどの押し切った感じは ただ短い時間強めにゆすってやるだけで指の力で全面接地しているのでこれ以上押せない 押し切ってぶつかる振動があってそれ以上押せなくなったと感じさせるのでしょう。
説明で「片手で持ってもらえると・・・」というところは 両手よりそれを感じやすいというのは押し切った瞬間の感じを反対側を支えている掌で受けているので より一層感じやすいのだろうと思うわけです。
もう一つ、片手でももつと必然的に親指で押すことになるわけですが 残念なことに親指は五本の指の中でも感覚の鈍い方の指なので(嘘だと思ううなら 親指で力いっぱい押して締める栓を 他の指を間に挟んでやってみてください。ほかの指が悲鳴を上げるはずですから)当然騙されやすいわけです。
少し意地悪な実験を二つほどしました。
一つは 他の指で液晶パネルを押しながら指でキーを押してみた そうすると押した指に対して 他の指はフィードバックが少なかったわけです。
両方の指で一緒に押してみると片方の指が優先されて入力を受け付けたような気がした。
この辺りは官職なので間違えているかもしれませんが この振動の発生源は一か所でない気がします。
つまり押した場所に応じて そこから振動が発生している気がするわけです。
 
と、まあ想像してみたのですがどうでしょうね??
当たっていたら・・・KDDIさんごめんなさい。
もう少し 違う質問をしてみました。
例えばフルキーを表示したとして 「F」とか「J」とかのでっぱりは無いですよね・・・と
予想の範囲だったのか 他のキーの間の振動と異なる振動を与えれば 指にそのキーが違うと感じさせることができるという事。
でっぱりでなきゃわからない・・・・と言われる方がいらっしゃるかもしれませんが キーによっては凹んでいるものもあり無意識に使っていると思います。
キーとして違うという事を認識しているだけで それほどそれが大事ではないのではと私は思います。
これはちょっと面白い技術だなと思ったわけで これを見るためだけで行ってもいいんじゃないと思われるものでした。
 
あとは富士通のWindowsPhoneを見ました。
データ通信契約でも使えるそうですが DOCOMO経由でしか売らないそうなので ビジネスというにはちょっと辛いかなとか思ったり
NECのAnddroidのキーボード端末で(おっきいやつね Sigmarionの再来というやつ) Luiはどうなったの??
BiglobeのやってるLogmeinじゃあ入力がおかしくなるでしょう?なんて聞いてみて嫌な顔をされたことぐらいでしょうか??(ろくなことをしてない気がする)
細心の端末は・・・・はいたくさんありました。
ただ、私が書かなくてもと思うので(笑
という感じで 私のレビューでは参考にはならないとは思うのですが せっかくリクエストしていただいたのでいかがでしたか??







written by HatenaSync