中古市場から見る秋葉原

私は中古で物を購入する事が少なくありません。
ジャンクでと言い換えても良いでしょう。
これは国内だけでなく 他の国に行ってもそうなのですが そういった市場で面白いと思うのはやはり秋葉原でしょう。
 
他の国に行ってみると、まあ、携帯電話等は比較的例外なのですが それほど中古市場がにぎわっているとは私の目には映らないわけです。
異存のある方もいらっしゃると思いますがこれはただの私感です。
根本的に日本のユーザーは やはりリッチで 海外のユーザーはそうでないという一面もあるでしょう。
例えば携帯電話ですが、日本では購入金額が見えていませんが例えば解りやすくソフトバンクの例でいうと
本体価格は0円となっているものの3000円ぐらいの毎月の負担金があるわけです。
3000円として24か月なので72000円となり、割引が1000円ぐらいあって実質 5万円程度。
よほどの人気機種でない限り 実際の中古引き取り価格はその半分程度で2万円ぐらいが上限となります。
それも発売直後の話で半年もするとあと5000円は下がってしまうでしょう。
よっぽどでない限り わずか数日でそれだけの損をしてまで機種を変えたいと思うユーザーは・・・となるわけです。
 
PCだとすると以前にあったわけですが、1円PCとかいう通信回線抱き合わせ商法ですが 気が付かないのか気が付いてもやったのか
店頭でいきなり声をかけられて買ってしまうということが多数起きたわけです。
考えてみると月々6000円の支払いは一般の家庭では決して軽い額ではないのです。
それを毎月支払う契約に簡単にサインしてしまったわけです。
使わなくても144000円かかって 入手した「ネットブック」というPCにはOfficeが無い(これは実話です だからこのPCは使えないと真顔で言われて閉口しました)とかの理由で中古市場にあふれかえった訳です。
最終的には販売価格で1万円台後半ですので下取り価格は推して知るべし。
まるで新品のクオリティでそれですから開封して乱暴に使ってほりだして 奥さんに言われて毎月払っているんだから少しでもお金にして来いと怒られたものなどなら そこから減額されること請け合いなわけです。
他の商品の値引きチケットをもらったところで、他の商品を買おうにも6000円程を毎月家計から出しているので言い出すこともできないでしょう。
しばらくおそらくパソコンはお預けとなることでしょう・・・かわいそうに。
もちろん、うまく使えている人にとってはこんないい話はなかったわけですが・・・・
 
とにかく、日本それも秋葉原にはそういう形で時期に合わせてリッチな中古品が比較的世界的にも安い価格であふれているわけです。
私の目から見たら新品クオリティの物たちが・・・・
一歩海外に目を移してもらうと、それこそこれはいつのなんだ??なんていう物が平気で価格が付いて並んでいるわけです。
もう一つ、国外に出るとちゃんと修理したというものも並んでいたりします。
例えば基板を外して部品を取り換えたとか、携帯電話では外装を取り換えて箱を取り換えて 説明書を入れて ビニール袋や保護シールまでもサードパーテーィーでそろえて新品とリサイクルされて登場する物も(笑 これはちょっと違うか。
まあ、とにかく修理したりもするわけですが 日本の場合壊れたものは壊れっぱなしで ゴミとして売られるようなものがたくさんあるわけです。
ただ、それでもあまり古いものは例えばPentium3時代のPCはもう探すことすら難しいような状態なわけです。
彼らのいう所の傷の扱いも凄くて、先日デジカメを買った際に「傷有」だったのですが その傷を探すのに店頭で数分光にかざしてようやくヘアラインな傷を見つけることが出来てドヤ顔をされたわけですが そこまでされて私がもらっても 恐らく二度と同じ傷を探す事は出来ないわけです。
香港の携帯電話であれば99.9%新品と表記されるレベルであろうと思われます。
 
はなしが遠くへゆく傾向があるのですが、中古のトレンドの話でした。
ここ数年は中古ノートPCが花盛りな時期が続いていました。
中古ショップでは当たり前、そうでないそんなものを販売したことが無いであろう 照明屋さんの店頭などでも 道路に台を出して中古PCを販売していました。
Centrinoの初代から二台目あたりのモバイル系か Mobile Pentium4やセレロンを搭載したA4ノート辺りが 3万円程度というネットブック全盛期に1万円ぐらい下を潜って売っていたのです。
プレインストールでOfficeが付いていたりするわけですが ちょっとグレー気味のライセンスだったりするわけです。
ネットブックの対抗であったり、これはE-mobileなどの代理店加入が厳しい時期でもあり OCN等の固定回線との抱き合わせなどで売られました。
驚くほどの玉数であったわけですが 今年はそれらが驚くほど沈静化しているわけです。
 
現在の取れエンドはやはり携帯電話で、例えばXperia Arcなど発売ひと月たたない端末があちこちでいっぱい販売されています。
恐らく新品で入手して使えない、もしくは一時的なお金欲しさに機種変更してそのまま売り払ったかのどちらかでしょう。
一時期 暴力団の資金稼ぎとかいう話が出ていましたが 倒産した会社の社長などクレジットカードが生きているうちに契約させて ちょっとだけお金を握らせて飛ばしてしまうなどいろいろな手口が横行したようです。
それと近い感覚でこういったこともあるのでしょう。
強硬な販売政策ゆえに起きる暗黒面です。香港に行っても台湾に行っても日本の携帯電話を売る(SIMロック解除して)売る店は多くありますので。
最近、普通になりつつあって私の中では謎なわけですが 国内で使えないはずの海外の携帯電話が少なからず販売している店がある事。
時によってはソフマップなどでも販売されていたりするわけです。
私のHpの電話は、ソフマップで購入しましたので。
いままでは海外からの通販もしくはマニアショップ、海外に行ったついでに購入などのパターンだったのですが 普通に店頭で売る店が出てきたわけです。
面白い限りです。
i-PadやGalaxy TABなどもそれらと並んで販売されています。
通信機能を持った者はすべて同じという事でしょうか。
 
先日、読んだと書いた本。
「これからスマートフォンが起こすこと。」のサブタイトルに「〜携帯電話がなくなる!パソコンは消える!〜」なんていうのがあったのですが
まさにその通りなわけです。
少なくとも消えてはないのですが 秋葉原の中古市場では一気にその店頭での占有率は変わってしまったわけです。
デスクトップなど本当に売っている店は限られていて ノートPCを撃っている面積も少なくなっていった。
大手量販ヤマダデンキなどでも中古携帯を置きはじめたのです。もちろんTabletも。
ジョーシンなどでも入り口から入ったすぐのところに 中古携帯電話が並んでいます。最もいい場所の一つにそれおおいているという事はそれだけのバリューがあるという事でしょう。
そしてその花形はスマートフォンなわけです。
この書籍にもあったわけですが、PCが価値を失ってゆき Tablet形態の端末がそれに代わってゆくだろうという事が。
PCは新たな価値観を生み出し・・・というのもありましたが 現状の中古市場では正に前に出た話の通りなわけです。
中古市場の動きは トレンドを示すわけです。
売店の店頭はメーカーが売りたいものの市場で、中古市場で価格の高いものはユーザーが買いたいものの市場なわけです。
だとすると思ったより速くこの本の方向に・・・かこの動きを見て本を書かれたかのどちらかと。
3か月に一度程度しか行かないから より変化が顕著に感じ取れるのかも・・・
一応、バーナーを
このレビューはWillVii株式会社が運営する レビューサイト「みんぽす」のレビュー企画に参加して書かれています。無償での配本は受けていますが、本レビュー掲載は無報酬です。また、WillViiは掲載内容に一切関与していません(本情報開示と事実誤認時の修正を除く)。 (WillVii株式会社みんぽす運営事務局)

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