Android スマートフォンのRoot化

Rootを取ったとかいう話をよく書かれていたりするわけなのですが Rootってなんでしょう?
 
UnixというOSなど 端末コンソールを扱うOSでは ユーザーにランク付けがされています。
管理者だったり利用者だったりという位つけです。
この辺りWindowsは長らく 個人用のOSだったので 先送りにして来たので知らない人は知らないわけです。
WindowsではAdministratorと呼ばれる名称がデフォルトの管理ユーザーで システムの改変に関わるような作業はこのユーザーの権限が無いと行えないようになっています。
Windows Vistaや7ではプログラムをインストールするたびに画面が暗くなって このプログラムをインストールしていいかなどと聞いてくるわけですが これが「うっとおしい」として この機能を止めてしまう方法などもWindowsを快適に使う本などに書かれていますが これが何だかわからないような人は逆に止めるべきではないわけです。
だってめんどくさいじゃん・・・・なんて言われちゃうわけですが
 
Androidにおいてもそういった管理ユーザーの権限を必要とする作業があります。
例えばフォントの入れ替え等です。
フォントの入れ替えぐらい自由にさせてほしいと言われるかもしれないわけですが じゃあ、間違えてフォントファイルを消してしまったとしましょう。
画面が起動しても字が出ないわけです。
全く何にも・・・・これでこの端末は文鎮と化してしまうわけです。
最近では 自由に好きなフォントを使えるような仕組みが出ていて 複数のフォントが入っていて 初期化すると消えない保存されていたりするフォントに勝手に切り替わるようになっているわけです。
他にも画面をキャプチャーする作業なども 管理ユーザーで無ければ出来ないようになっていたりします。
PCでもそうですが表示中の画面を取り込むことで著作権的に取り込めない画像を取り込む手法がありますが 同じことをAndroidの端末でもできてしまうのでそういう処理はしてほしくないようです。
そのあたりを考慮したいキャプチャーソフトなどが本体に最初から入っている端末もあります。
そして、その管理者権限を使う為の手段、管理者名でのログイン作業を 管理者の名称「Root」を使ってRoot化などと呼ぶわけです。
 
Rootをとると何が出来るかなのですが 基本的には何でもできます。
前に例に出した話でいえば Fontを入れ替えたり、画面の表示をトラップしたりと本当に何でもできます。
OS本体を直接書き換えたりも可能なわけです。
とにかく邪魔だ!!なんて思っている標準のプログラムなんかがあると思うのですが こういったものを削除したりすることも可能です。
この辺りには魅力を感じたりするのは 例えばLynx 3Dという私の持っている端末ですが 3Dの画像ファイルが購入時から幾つか入っています。
例えば「初音ミク」の3Dの画像などです。
最初は何度か見たり 人に見せて3Dというのは・・・なんて話も出るわけですが ひと月もすれば見る機会はほぼなくなるわけです。
その後、自分の好みのアプリケーションをいくつか入れてゆくと メモリーが不足していますというようなメッセージが出てきます。
ああ、といらないプログラムを削除して空き容量を開けてゆくわけですが その際にいらないものの一つに3Dのサンプル動画なんかがあるわけです。
容量の為にはSdに移せないかなとかとか考えるわけですが これは移すことが出来ないわけです。
他には 端末に寄りますがSIMロックを外すために必要だったりと いろいろな事が可能なわけです。
 
ここまで聞くと、海外の端末を購入して
「まず Root化しました」なんて書いてあるのが何故だかわかるわけです。
特に日本語のフォントを持っていない端末などではフォントを入れ替えないと日本語の表示すらできないパターンもあるわけです。
そりゃー必須となるわけです。
かくいう私も やったことは一度や二度ではないわけです。
悪い事かというと 微妙にグレーな点でもあるので許されたいと思っているわけです。
まあ、やったことに関しては効かないでくださいとも言わるわけです。
そんなに便利ならば調べてやってみよう!! なんて人はちょっと待ってください。
そんなに便利な機能なのになんで隠してあるかを考えてください。
そりゃーSIMロック外されたり 著作権を害する機能があるからじゃないの?という理解は少し違います(もちろんあると思いますが)
この機能は端末を守るために必要な機能だからです。
 
Root化した端末は 間違えた書き込みが発生したとしても書き込み可能になります。
故に、間違えた操作で端末を壊してしまう事があるわけです。
そんなプログラムを使わないから大丈夫というなら Root化しなくても困らないと言っているのと同じことなのです。
だから危ないんだという事もあるわけですが これはあくまでも故意に自分の意思で行ったことなのです。
じゃあ、自分の意思じゃないパターンというのはどういう意味でしょう。
最もわかりやすいのがウイルスです。
ウイルスの入ったプログラムを実行しなければというのは PCでもそうですが古い常識です。
インターネットのWEBページを見ているだけで侵入するウイルスがあることは よく知られている話です。
Android向けにもJavaで書かれたウイルスなどがあったという話は聞いています。
それらが実行されるとどうなるでしょう?
もっとも根幹にかかわる部分であれば OSのアップデートアプリケーションのアップデートの仕組みを使ってプログラムを送り込むことが可能になるわけです。
Rootがとれていなければそういった部分の書き換えは難しいわけです。
 
あくまでも一例で こういう風にかならずなるという事でもありませんし もっと怖いこともないわけではないのです。
それでも、自分は解っていないのに 人が書いてたからその手順通りにやってみたなんて人がやることではないわけです。
基本的に「自己責任」という書き方になるわけですが、その中には自分でやったので自分の端末が壊れてもしょうがないという意味でけでは無く 行う行為を理解してそのリスクも考えて実行するという「調べる」という行為も責任の中には入っているわけです。
もし、それを理解せずにウイルスでも入ろうものなら その端末を介して ウイルスの拡散や知っている人に解説付きでウイルスソフトが送られて他の人に感染するかもしれないわけですから。
「責任」の範囲は思いのほか広いわけです。自分だけという訳ではないのです。
PCで最近流行っている 偽アンチウイルスソフトのように インストールするとウイルスが発生したと警告を出して この会社のアンチウイルスソフト(という名前の わけの解らないソフト)を入れるまで 端末がロックされたりしたらどうでしょう?
携帯電話の電話がかかってくるが取る事は出来ない(強制マナーモードとか 変なメッセージを流される可能性も)、メールも受信できるが見ることが出来ない、予定表もアドレス帳もロックされてGoogleのアカウントのパスワードの書き換えまでされたら手も足も出なくなるわけです。
そこまで来てしまうと もう支払うしかなくなってしまったりするわけです。
なぜ、そんな業者が捕まらないんだとなるわけですが、そのウイルスを作ったのがその会社だと証明しなければ アンチウイルスソフトと銘打っている以上 ウイルスを駆除できるのがわが社だけというような話をされて終わってしまう可能性があるからなのです。
 
Android OSも2.3になってRootが取れなくなってきたという話がたくさん聞かれます。
だんだん、そのあたりの規制が厳しくなったわけですが 開発用に作られた端末などでは当然取ることが出来るわけです。
SImロックではないのですが Rootが取れる端末などと希少価値ともいえない希少価値で販売されることになるのかもしれませんが
じゃあ、そのリスクも開発者は理解しているという前提の話だから 解らない人が手にすべきものでは無いわけです。
そんな端末でもROMの書き換え回数やRootを取られた回数などが記録されるような仕組みになっているわけですから そのうちRootをとっていると アップデートの対象外とか利用規約を破っているので使えなくなるとか どっちがウイルスかわからないような挙動を示すこともあるかもなのです。
初心者であることは悪い事ではないのですが ものの理をしって行動する事が責任を取る行為だということぐらいは 考えて動いた方が良いかと思うのですが・・・・
また、年寄の愚痴かな??

written by HatenaSync