ネットと切り離された生活をすると

電話としてはソフトバンクAUローミングを持っていたので 上海あたりでも連絡手段に困るという事はなかったわけですが ネットとなるとそうはいきません。
 
中国の国内のインターネットに関しては多くの人が書かれているように 規制がかかっているようです。
一つはキーワードやドメインに対するもので 例えば情報サイトが多く存在するFC2などはそのドメインに関わるもの全てかどうかわかりませんが 私のゆくサイトが読めなかったりします。
きわどい情報というのは えてしてエロだったり 犯罪に近い情報などと近いこともあるのですが FC2自身はホームページを作るための場所などを提供している会社なわけですから ドメインごと落とさなくてもいいのにという感じの落とし方です。
ちなみに、Twitterもうまくつながりません。
それdめお今まで良かったのはGoogleの日本語の情報を参照してリアルタイム検索でだせばTwitterの内容が出てきたりしたわけですが 残念ながらそれも出来なくなってました。
調べてみると Googleそのものから契約の関係のようで Twitterのリアルタイムが消えているみたいなので これも困ったものです。
有難いことにというか 一部のVPNソフトはその影響を受けないようなので それを経由して自宅、会社のクライアントを利用したリモートコンソールは使えたので 仕事も遊びも何とかなるという事だけは確認したわけです。
また、私の所属している会社も数度アクセスすると 数分アクセスできなくなったりと 変な感じの規制も立ってたりするようです。
この辺りホテルの持っている規制などとも混ざっているので詳しくは解らないわけですが・・・・
 
携帯電話キャリアトラフィックの増大を話題にしていますが そのなかでその対策としてバックボーンの増強という点を挙げています。
いっしょくたにして考えるのはおそらく報道する側に知識が無いからだと思いますし、キャリアの流した情報を書き写すだけという安易な取材をしているからではないかと思いますが
トラフィックの高さには 電波の帯域を食いつぶして 電波資源そのものが足りてないという問題と、そうではなくてインターネットにアクセスするためのゲートウエイの容量と各基地局間の回線速度の問題も抱えています。
基地局間のトラフィックに関しては 再配信と言われる 基地局の電波をと捉えてそれを増幅して飛ばして基地局扱いしたりすると ひとつの基地局分のトラフィックで複数の基地局分のデータが集まることになって電波的にもトラフィック的にもきつくなるわけです。
逆に、各家庭のインターネット網を利用して再配信する仕組みなどは 基地間トラフィックの部分を他社のネットワークに頼りますのでその分楽になったりするわけです。
勿論、電波的には無節操に基地局が出来るわけですから その近くを通った電話機が強い電波を捕まえたと切り替わった瞬間に 基本的には出力の弱いアンテナですから遮蔽物で切り替わったりと電池の消耗を引き起こしたり、同じに近い周波数の電波と電波の発信源が近くにあると共振したりの電波障害を引き起こす可能性もあるわけです。
問題を切り分けないと原因がはっきりしないわけです。
現在のところ、キャリアの対策としては基地局のバックボーンや キャリアのインターネット側のゲートウエイの増強工事などが対策として書かれていることが多いから やれることをやっとこうなのか、ボトルネックがそこにあるかのどちらかだと。
その根拠は、7.2MのHSDPAを、14.4Mへ増速したりできるのは より広い電波帯域を使うのに広げるという事で 電波帯域に余裕があるからかと思うわけです。
基地局の増速したところだけ 14.4M等にするだけだからです。
 
音声の通信とパケット通信の違いは、回線の保全性の違いもあり 小さな帯域ながら遅延なく途切れずに伝えるための仕組みが音声には要求され
パケット通信は エラーなんか減ればいいけどそれよりも通信速度を上げることを要求されたものです。
現在の話題なら パケット通信は音声より広い帯域を使う事になっているというのが正しいということなのでしょう。
その広い帯域を使っているのがSmartPhoneらしいので 故に値上げも仕方のないという流れが出ているわけです。
パケットの使用量がはるかに上がる仕組みを導入しておいて みんなが導入したからパケット代が上がるというのは筋違いという物だ。
この状態において増速をどのキャリアも続けているわけで、なおかつ店頭でははるかにSmartPhoneより大量にパケットを流すとキャリア自らが言い高額な請求をするPC接続は PCを無料につけて本体も無料の上1年とかの通信量まで割引してまで引き込むわけですから 本当にダメなら流入を規制すべきでないかと思うわけです。
選ばれた人しか携帯電話を買えない(笑 とか。
絶対私は選ばれないであろうと思います。
テレビや雑誌、新聞等がAT&Tなどのパケット定額性の停止を日本に当てはめて話題にするわけですが
あちらははるかに安いパケット単価の上の話で、定額を選択する人しか存在できないような仕組みで無かったのに 
その中でも定額を利用しなければいけない人、つまりむちゃくちゃなパケットを利用する人がそこに集まっちゃって えらいことになったという点も一緒に報道しないのはフェアではないわけです
 
中国において結局SIMを買うことが出来ずにいたので 結果的にわからなかったのですが 電車の中で使っている人を見る限りあまり速いようには見えませんでした。
3Gの300K程度の回線速度かな?ぐらいのペースでi-Phoneのブラウザの画面が表示されていました。
日本の例に置き換えると 基地局が遅いのか電波の問題かなのですが 恐らく両方なのではないかと思います。
ただ、新しい施設をどんどん導入する状況ですから 回線やキャリアによっては速いのかもしれません。
昨日も帰ったころらしいですが停電で新幹線が中国では泊まって1〜2時間回復しなかったそうですから電源状況も必ずしも良いわけではないでしょう。
そこで回線速度だけが速いという事もなく・・・・とかかもしれません。
いや、基地局もほっておくと部品が盗まれたりとかで・・・・
 
実は中国ではあまり高速の回線を導入することは 政府の予算を圧迫する事になるのではないのでしょうか?
NTTやKDDIの豊富な関連会社を持ち、そのインフラのバックボーンとなるところは代替えも含めて用意されているわけです。
それでも将来的には辛いという予想を立てているわけです。
そのうち、本日の回線状況とかHPにでて 現在パケット使用率70%で後30%のパケット利用帯域がありますとか あちこちの新聞社のHPのトップに表示されることになるかもしれません。
これはパフォーマンスだとか 900Mhzを得るためにわざと帯域不足を演出しているのだとか陰口をたたかれることになるかもしれませんが それでも日本の会社は余裕を持っているだろうと思わせるだけの根拠を持っているわけです。
ところが中国の場合企業がそれだけのバックボーンを持っていてもそれだけでは済まないのです。
私が最初の書いた通り、いろいろなフィルタリングがされているわけです。
同じサイトに複数回もしくは多くのデータのダウンロードが観測されたらまで見ていたら
もっというと、キーワードで政府の権益に引っ掛かるようなものをパケットから見ているとしたらかなりの処理なわけです。
その処理を行っているのは 中国政府のサーバーで それらの負荷は日に日に増大している事でしょう。
それこそ携帯電話のパケットが インターネット回線の企業のバックボーンを脅かすほどの量であるとしたら、政府の負担は考えるだけに恐ろしいわけです。
 
中国政府の感覚がどうなのかはわかりませんが、政府のサーバーの増強を図るのと企業に規制をかけるのであれば後者を選ぶような気がします。
極論ですが負担が大きすぎると考えれば例えば国単位で規制をかけるなど 細かい作業を諦めてしまうかもしれません。
例えば日本からもしくは日本へのアクセスをすべて止めてしまえば そのデータを検疫する必要はなくなってしまうわけです。
ただ、さすがにそれは困るので 回線速度は速くなっても実は大元で規制して速度が上がらないようになるかもしれません。
つまり、いかに技術が進歩しても国の政策上 増速はある一定で止まってしまうわけです。
もしかしたら動画のサイトの多くが規制されたり SlingBoxやDigizonのパケットが通らなかったりするのはそのせいかもしれません。
だからどうという訳でh無ないのですが 中国にいるとそんなことを思ったりして・・・




written by HatenaSync