IPでんわなら自由自在

携帯電話のキャリアはいろいろと制限を受けている。
例えば契約の時です。身分証明書を提示してその本人であることを確認しての契約となります。
本人確認の手段のもっとも良いものとして、免許書を要求するわけだが 他の物でも実はいいわけです。
そして、出来るだけクレジットカードでの支払いを薦められるのは、回収の安全性を計ることと(ってお客が支払わなければ払ってくれないので実はいっしょ、お客の資金状況の値踏みをクレジットカード会社に任せているだけ)、そしてその身分証明書の個人の確認をするためにも使われているわけです。
身分証明書とクレジットカードの名義が違っていたりすると 聞かれたりするわけです。
まあ、契約する側にとってめんどくさい儀式であり 携帯電話のキャリアにとってもめんどくさい儀式の一つであるわけです。
もし、全て先払いで 先払いした金額がなくなればいきなり電話が通じなくなるというやり方ならリスクも減らせてもっと安くなるはずなのですが・・・・ってそれが日本通信か(笑
 
パケットの定額制で注目を浴びながら 広告主からのプレッシャーでいまいち記事の少ないのがIP電話です。
これはマスコミの問題だけではなく、パケットの接続を常時Activeにし続けた状態で24時間携帯電話を点けつづけると バッテリーの持ちが厳しいという理由もあります。
その上IP電話は その接続からAD変換などすべての処理を端末側で行う事からも 負担が大きくバッテリーの消費量も多いわけです。
もし、端末のハードウエア的な いわゆる一般的な電話機が音声通話に使っている部分を提供すればもっと省電力に進むのでしょうが ここはBlackBox化してあるので難しくなっています。
ただ、IP電話が普及してゆけば 音声通話はぐっと安くなることは間違いなく 端末間無料も実は簡単に出来るわけです。
同じIp電話会社同士の接続だったら・・・・というほどこれらの会社の器量は狭くなく というか小さな会社が多いのでお互いの相互接続を積極的に行っているわけです。
例えばWILLCOMなども 多くのIP電話会社と接続されていて無料で通話が出来たりします。
ケーブルテレビのJ-COMなんかでもできたりするところがあります。
 
IP電話の特徴はやはり通話料が安い事で特に海外向けのように距離があると格段に安くなります。
なんで安くなるかというと、基本的にインターネット網を利用しているために 中間の回線使用料が必要ありません
日本の例えば大阪に基地局を置いて、アメリカに基地局を置いてアメリカの市内通話の固定電話機にかけたとして
掛けたほうの電話機は IP電話ですのでパケット定額でパケットは無料という言い方をしますが実はかけた人がパケット代として払っています。
そしてインターネット網を使って IP電話会社につながるのですが この回線はインターネットなので無料
大阪の基地局からアメリカの基地局まではこれもインターネット回線だから無料で、アメリカの基地局から固定電話までの電話代は市内通話なので月額固定で出来るので知れた金額となるわけです。
基地局の維持費と、その基地局のインターネット接続料だけなので 請求額はぐっと圧縮できるわけです。
日本国内が高いのは 日本国内の固定電話の料金が高いからに他ならないわけです。
この仕組みを使えばアメリカであろうが ウクライナであろうが 安価にインターネットを使える環境があれば安く通話が出来るわけです。
 
じゃあ問題が無いのかというとそうでも無くて 音声通話のように繋がったらまず帯域の確保をして 他のユーザーが使えない帯域を確保してそこを優先的に使うような仕組みではできていません。
つまり、ほかにパケットをたくさん使うユーザーがいると 音声が途切れたり遅れたりするわけです。
品質という面ではやはり一般的な電話にかなうべくもないわけです。
そして、利用するパケットの問題です。
パケットそのものは定額制になり無料になっていますが じつはパケット制限はこのIPフォンに対して微妙なラインを突いています。
Ip電話が成立するデータ通信速度は400k〜500Kぐらいと言われています。
思った以上に速いと思われた方はなかなか鋭い方です。
実はこんなに要らないわけですが ベストエフォートの回線速度となると理論値道理に出るわけではないのです。
つまり、理論値でいう所の400K〜500Kぐらいと言われています。
根拠は3Gのパケット通信速度(HSDPAでんないもの)が約300Kでこの回線速度ではうまくIP電話が出来ていないからなわけです。
つまり、HSDPAクラスになるとできるが3Gオリジナル程度では出来ないわけです。
今の回線制御で使いすぎた場合の速度低下のレベルは この3G オリジナル程度の回線速度となるわけです。
じゃあ、規制がかかったらどうなるかというと Ip電話そのものが成立しなくなる可能性があるわけです。
つまり、実は使いたいときに使えない可能性のある電話となるわけです。
そのうえ、パケットの定額制を中止するかもしれないという報道があちこちから出てきています。
Ip電話を2年契約で購入したが・・・・となる可能性もあるわけです。(一般的に違約金も安いので もんだいないといえばそうなのですが・・・・)
 
Ip電話はキャリアの意向によってというか、キャリアの動き次第では規制対象になる可能性があります。
以前、日本通信でも聞いてみましたが ポートの規制は非公開とのことだったので そのポートを狙い撃ちで規制することは 携帯電話キャリアにとっては苦もない話なのです。
露骨には流石にやらないでしょうが ポートを検知して 回線速度を落とすということも簡単に出来ます。
何というか手のひらの上で暴れている金のわっかを頭にしたお猿さん状態なわけです。
それでも、通信料が高すぎるというイメージを一般の顧客に意識づけることもできますし これがマスコミが騒ぐような事態になれば料金の見直しにもつながるはずです。
本来自由自在の筈のIp電話なのですが、自由に泳がせてあげれば大化けする可能性もあるわけですが
そろそろ、一日中繋ぎっぱなしで重い負荷をかけても大丈夫な端末も登場してきたことですし・・・・

written by HatenaSync