HTC Evoの回線の種類

HTC EVOは公衆で二種類の回線を利用し他接続が可能です。
勿論、Wifiは除いての話です。
そのうちの一つはWiMaxでもう一つは3Gの回線です。
この機種の素晴らしいのはどちらも定額で使えることと、どちらも定額でPCでも利用できるという事です。
本体のバッテリーが持ちさえすれば これ一台で何でもできるという端末ではあるわけです。
この端末で便利なのは その中の回線のWiMaxが都市部に限られてしまいますが 利用制限のない回線であるという事です。
3G回線は 月に5Gだったと思いますが そのあたりを越えて使うと回線規制の対象になるものです。
ただ、多くの場所でWiMax、入らない場所で3Gという使い方なら 7Gで大半の方がその範囲に含まれるとDOCOMOの方が言われるぐらいですから超えることなく使う事が理論的に出来るはずです。
使い放題をいいことに、WiMaxはストリーミングなど ばりばりと使いまくっているわけです。
車ですと給電しなからなので 本当に何の制限もなくとなってしまうわけです。
 
じゃあ、WiMaxが到達しないところではどうなんだという話ですが 
この辺りはAUの発表を信じるならですが 既にIP V4は品切れ状態で AUの携帯電話に振り分けられるグローバルIPアドレスが不足しており ローカルIPが降られているようです。
こうなると困るのがIPを基軸に接続されている IP SEC等のVPN等の接続や それに類するトンネル回線を使えなくなる事。
で、こういう事もあろうかと・・・・っていつからEvoを狙ってたんだと言われそうですが 家のルーターバッファローから出た新型の物に替えておいたわけです。
それが BHR-4GRVという これです
http://buffalo.jp/product/wired-lan/router/bhr-4grv/
 
これの前の型
BHR-4RVというのは結構コアなファンの多いルーターで 今でもファンがいるぐらいです。
そして、ずいぶん前からずっと販売が続いているもので 自治卯は今でも打っているわけです。
これの後継なのですが、実のところあれこれと機能が削られたもので 一般の方にはWifiのアクセスポイント機能が付いてないという時点で選外になってしまうようなものなのですが このルーターには特殊な機能が一つ付いています。
この機能は ルーター単体でVPNサーバーとなる機能です。
 
インターネットの接続は接続した場所の制限を受けます。
例えば多くの会社ではファイアーウオールが設置されていて 所によってはコンテンツの種類まで監視しています。
具体的には 競馬などのギャンブルのページやお酒などのページなどがアクセスできなくなっていたりします。
私のPCでも 自分でやっておきながらですがYahooのトップページのオブジェクトが一つかけてtレイアウトが乱れたりと面白い事が起こることがあります。
他にも ストリーミング機器 例えばVulkanoやSlingBox等への接続は遮断しています。
故に、私は机の上のPCで見ることが出来ないわけですが VPN接続が許可されているなら いったんVPN接続で自宅の回線に入って そこ経由でインターネットのアクセスをするならそういった制限はすべてパスできるわけです。
具体的にはネットワークのパケットを暗号化して、自宅のルーターに送りそこでそのパケットをルーターが解凍してインターネット側に送るというような操作をするわけです。
今回のこのルーターは1Gのネットワークポートを持っていて スループットは500M超なので 200Mの回線を使っている私には十分なものですが、VPNとして使うなら大よそ20Mぐらいに回線速度は落ちてしまいます。
暗号化したり、解凍したりという作業をルーターがやっているので遅れるわけですが それでも回線に何の規制もない点はメリットとしてあります。
例えば、ちょっと中国にと出かけて行ったときなど Twitterも出来ない!!と叫ばないとダメなわけですが PCからなら VPN接続を行ってしまえば 日本からの送信となるので使えるようになるわけです。
 
Evoの回線の話なのですが 3Gを使っていると実は結構面白い動きをします。
例えば やってはダメな事をやるわけですから 切れるわけなのですがストリーミング系のアプリケーションを動かすと 途中でパケットが一時的に途切れたりする動きを見せます。
バッファを大きめに持つYoutube等はいいのですが 比較的それの少ない テレビの配信機器などはその停滞に耐え切れず止まったりしてしまうわけです。
それ以外にも、WiMaxの回線は 回線種で切り落とされて Digizonクライアントなどはネットワークの存在を見つけることが出来ずに 止まってしまったりといろいろな不具合も見せるわけです。
3Gの回線状態では前述通りローカルのルーティングが入っているので そのあたりの調整はDLAN等も設定しやすいので出来やすいなとおもうわけです。
実際3Gで DigizonやSlingPlayerを使っていると回線状況にもよりますが 数分程度で途切れたりします。
ネットワークそのものが枯れているわけではないので 再接続を行えばいいのですがちょっとめんどくさい仕様なわけです。
 
じゃあ、といつもの合わせ技です。
Android端末から、自宅のルーターを介してVPNでインターネットアクセスしてみたらどうだろう?と普通に考えるわけです。
その為に、こんなルーターを・・・・・
ルーター側の設定は 色々と環境面で違いがあるので メーカーページを見てもらえばよくて 
Evo側の設定ですが
「設定」-「無線とネットワーク」-「VPN設定」を選択してVPNの設定画面に入ります。
VPNの設定」を選択し このルーターVPNの方式である 「PPTP VPNの追加」
VPN名は 任意の名前で 例えば「RGBVPN」とかです。
VPNサーバーの設定 ですが、これはルーターIpアドレスを入れます。
これに関してはグローバルアドレスとなるので、DDNS等を契約しているならその名前を入れる形になります。
私の場合、WHS2011の設定をしてあるので〜.homeserver.comのドメイン名を入れました。
とりあえず設定するのはこれだけなので「Menu」ボタンを押して「保存」を選択すれば 一覧の中に「RGBVPN」という名前があるはずです。
次からはこの「RGBVPN」をタップすると ユーザー名とパスワードを聞かれて(これがめんどい!! ユーザー名は保存できるがパスワードは保存できない)これを入力すれば接続です。
20秒ほどかかって 接続されましたと出て ステータスバーに鍵マークが出れば接続完了です。
 
VPN接続状態だとどうかというと
現在EVOは自宅のネットワークに接続されている機器の一つとなっています。
つまりAUの回線を利用しているにもかかわらず、その中を通り抜けて自宅の回線を使っているという状態です。
つまりAUに禁止されている場所や機器すら繋ぐことが出来る状態となっているわけです。
パケットが適当に切れるとか、グローバルIpが無いから接続できないページなども普通に接続できたりするわけです。
まあ、簡単な話ストリーミングもできますし、自宅のPCのDLNAサーバーの動画や音楽をそのままAndroidでそのまま見ることが出来るようになります。
 
これはAndroidようの機器でも、モバイル用の機器でも無い訳ですが あると翼がもう一回り広がる魔法の機械の一つなわけです。
勿論、中国旅行などにも効果がありますし 比較的低温で安定した機器で 今年の夏もきれいに超えていってくれた機器です。
Wifi機能の無いルーターで あまり皆さんの選択の範疇には含まれないとは思いますが 是非このスペックに注目の機器なわけです。
夏前からずっと書きたくて ようやくかけました(笑



written by HatenaSync