新しいニュースはいろいろな事を想像させる

一昨日から ニュースが豊富で生じ生き日記に書きつづるのが間に合わない。
時代のうねりを感じているのだが 一面的な方同志化されない状況というのはあまりうれしい物では無い。
そういった事もあって 何とか日記で書きたくなるわけですが・・・・
 
IntelGoogle AndroidOSの利用に関しての提携のニュース。
ATOM CPUに最適化したAndroid OSを出すという話なのですが・・・・
すぐに。Wあたりの性能で SmartPhoneには勝てないとかという話になるわけですが もともとATOMはモバイルPC向けと 組み込み機器用として位置づけられており
ネットブックは時代の隙間にはまり込んで大ヒットした いわゆる想定しない大ヒットなPC市場なわけです。
本来の ATOM N4xx等のプロセッサーは組み込み機器だったり サーバーだったりの用途向けで 故に内蔵のビデオの性能も振るわないものであったわけです。
最近では、それらの用途に合うようにすり寄ってきてはいますが それでもPCとして見たら性能的に劣る性格のものとなっています。
同じクラスの AMDのチップと比べてもです。
ただ、IntelはDual Core のiシリーズの廉価版を持っており PC用としては今はそれを進めています。
つまり、ATOM CPUだからと言って 必ずしもの用途はPCではないのです。
その上、SmartPhone用としては ATOM Zシリーズという非常にレンジの狭い製品となってしまいます。
 
本来の組み込み機器用としての用途をかんがみれば Google的にもビジネスとして成功したとは言えないというか ある意味立ち上がってもないプロジェクトにAndroid TVという物があります。
APPLE TVもさほど日本では名前を聞くことが無い訳ですが Android TVはもっとなわけです。
確かに消費電力辺りの性能と 全体的な消費電力ではARM系に軍配が上がるのでしょうが 電力を消費してもいいから性能を上げるという意味では必ずしも最適な選択ではないのです。
Android TVの泣き所は大した性能も持たないおかげで安くできているわけですが、逆に大した性能が出ないという点でBDレコーダーなどと比べるべき商品になってはいないのです。
それらはYoutubeぐらいを見る性能があるわけです。
そうだとすると Android TVは有効なコンテンツを持たないという事になってしまうわけです。
所が、ATOMを搭載したAndroid TVが登場したとすると ノートPCと比して考えると US$100程度の構成で 何とか成り立つものが作れますし、そこには様々な拡張機能も持つことが出来ます。
例えば大容量のHDDであったり、録画機能であったり DLNAのメディアサーバーであったり。
ATOMはもともとそういったセットトップボックスなどをターゲットの一つとして作られているわけですから 非常に相性が良いわけです。
Android OSの一つのラインナップの中の拡充という意味では 理想的な選択である可能性があります。
 
だとすると、今後のAndroid TVはどうなるか??
そういった見出しの一つも出て良いはずなのだが 携帯電話に組み込まれたATOM プロセッサーは・・・から始まる記事とそれに対する批評だったり期待だったりに終始するわけです。
もちろん、それも出るでしょうが ここに至ってのGoogle側の利点を考えれば携帯電話だけであれば 1社独占でない事からもARMでも都合は悪くないわけです。
その辺りを考えると こちらが近いと思うのですが・・・・
 
もう一つ、PS VITAに添付される時間貸しSIMカードについて
私は比較的合理的なパッケージだと評価しています。
Twitterでもありましたが 子供にパケットの量が1Gになったら終わりだと説明してゲームしている最中に 右上にインジケーターが出ていて 主人公の命が尽きるより 通信のパケット残量を意識してはおちおちゲームも出来ないのである。
子供向けとするなら時間課金は合理的であろうと思えるわけです。
ただ、このやり方は大人に〜時間も知らない間にゲームをやっていたんだと 自己嫌悪に陥らせる欠点も持っていたりはするわけです。
恐らく、この方々には啓太―電話として契約するとお得ですよとか別のパッケージもしっかり用意されているのでしょう。
 
と、なると 子供たちの中で5人とか8人とかでグループが出来る可能性があります。
いわゆるお金持ち系の子供が モバイルルーターを持っているパターンです。
128Kで実行的にゲームが出来るなら HSDPAクラスのルーターを持っていれば何人でも収容できるわけですが ルーターの性能上多い物で8人、小さい物で5人程度しかアクセスできません。
必然的にルーターを持つ子供の周りにグループが出来て 一緒にいる時は自分のクレジットを減らさずに遊べるなどの連携が生まれてきます。
ただ、人数に制限があるので その中に入れるかどうかでいじめが出たりとかもあるかもしれません。
その子たちはまがりなりにも高速な貝瀬を使ってますので オンラインゲームで有利だったりとかすると その傾向はもっと強くなることでしょう。
 
大人たちは別な意味で脅威にさらされることでしょう。
今回のチケット制のようなSIM販売に関しては 今まで以上にMVNOと言って良いのだろうかDOCOMOの子ども販売店が増える可能性がというか増えることが予想されます。
当然普通に店頭販売しても利益はありますし 通信用SIMですからロイヤリティなども発生します。
例えば 「モンスターハンターオンライン情熱の赤SIM」とか「ラブプラス+秘密のSIM」とかって SIM販売もいろいろな広告材料となります。
前者であれば、炎の色をした魔法剣が手に入るとか 後者であれば 夜の学校で閉じ込められるという秘密のイベントが発生するとか
ゲーム内の新しいアイテムやイベントに関しては プログラムの範疇なので 今と同じようにこういった販売のおまけにつけることは難しくありません。
現にパッケージや雑誌にはこういった付録は良くついているからです。
印刷と用意したプログラムの入ったSIMは 大きな子供たちの間では人気となるかもしれません。
こういったイベントを組むには というか オンラインゲームの時間も含めていくらとかというパッケージを組むには ベストな価格体系なのです。
 
このSIMカードで恐らくDOCOMOは販路を一気に広げることが出来るだろうと想像します。
コンビニにチャージカードがゲーム毎に並んだりという姿も想像できるわけです。
勿論、ヘビーユーザー向けに前述のモバイルルーターも含めて販売できるわけです。
ルータを使い回線として使われないが アイテムが必要な使われないチャージは 「お金を刷っているようだ」と評されたゲームのカードの印刷と同じぐらいのインパクトが得られることでしょう。
オンラインゲームの会社も、その時間分自分のゲームで遊んでもらえる保証があるわけですから ガンガン攻めてくれるでしょう。
いつぞやのライダースナックのカードじゃないですが
「おれアイテム取ったから 通信カードあげるよ!」とかってことも子供たちの間で横行するかもしれません。
 
思えば この制度も今まで無かった価値観と 今まで無かったビジネス、今まで無かった付き合い、今まで無かった社会問題を生み出すかもしれないという 恐ろしいものなわけです。
これだけのニュースを一つ一つ 単純に損得だけで今までのSIMと比べてどうだという記事だけでは 消化不良を起こしてしまいます。
う〜ん、時代のうねりは楽しみですよね!!
written by HatenaSync