抱腹絶倒に抱腹絶倒!!

一般紙だからしょうがないのですが
「抱腹絶倒!“パチモン”iPhone5の中身とは」
http://www.zakzak.co.jp/zakspa/news/20110915/zsp1109150948000-n1.htm
という記事があるわけです。
 
コピー商品はピンキリで よく似た名前や近しい名前を付けてくるのが普通です。
この記事に出ているi-Phone5はi-Phone4の形のコピー商品で 色々なバリエーションを出す際に
i-Phone4から派生して i-Phone4Sだったり、それ以外の機能が付いて i-Phone5だったり ことによるとi-Phone6(笑 だったりと 面白いネーミングがつけられます。
恐らく i-Phone5の本物が出たときには何事もなかったかのように、番号をリセットして仕切りなおされると思います。
写真を見る限り どちらかというと3GSとかに近いような気もします。
 
秋葉原に回っている 偽物はAndroid OSの動く3G端末だったりして 法的な問題が無ければ日本でも使えそうなものですが
ここに出している端末は JAVA端末というから おおよそ2年前ぐらいから売っている偽物の中身はそのままに外側だけを入れ替えて販売されているものと思われます。
実際のところ そう珍しい物でも無く ありとあらゆると言って良いほどの端末の形をしたこれと同じ電話が存在するからです。
また、この端末に電話だけで テレビが付いていない事からも よほど安いのを買ってきたな(おそらく5000円未満とか)と思ったが6500円はちょっとぼられているなと思うわけです。
Dual SIMは仕様ですし マイクロSDが2スロットというのも珍しくはないですが(結果中に二台 入っているので)もしかしたらスロットの1つはダミーな気がします。
 
で、この端末を見て とんでもない粗悪品と評価するならそれは大昔の話です。
見た目にはほぼ変わらない偽物も登場しており、日本で個別の業者が輸入して販売するに至っているわけです。
コピー品とはいえスペック的には1GhzのCPUを搭載したモデルも出ているわけですし WVGAのディスプレイも搭載しているモデルもあるわけです。
だから、中国製品は・・・という結論で終わらせられると またそれを呼んだ人たちが図に乗ってしまうわけです。
まだまだ、日本の技術は・・・・・って
中国では 品質の悪い物もいい物も売っていて 日本のようにある一定のスペックが満たされなくてもそれを求める人がいる限り販売するわけです。
逆に、高性能を求めるなら 中国製で無い物も売っていますが それらの多くはシンセンで作られているわけです。
契約で縛られているとはいえ それだけの物を作る技術そのものは持っているわけです。
現に、ここ中国オリジナルの機種も日本に多く入ってきているという事を知らないのでしょうか?
 
これをパチもんとバカにするのはいいのですが
それは、安くてどうにもならないものを売っていると バカにすべき
もしくは こんな物を買わされた記者をバカにすべきもので
中国の生産品そのものをバカにするようなものでは無い訳です。
売れ残りの3GSの偽物を体よくつかまされた(おそらく4が出る時にこんな感じとよく出回ったデザインのモデルと思われます)あたりで どうかと・・・
秋葉原で売っている 高性能なi-Phone5の偽物は買ってこれなかったわけですから この記者は 
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