Audio-technica ATH-BT04NCを使った

昨年、出張中に今まで使っていたノイズキャンセリングヘッドフォンが壊れた。
いつもそうなのだが、そんなに多くの使用頻度があるわけでもないが いつの間にか壊れるのが不思議なのです。
勿論、理由はあって 小さなポーチに入れてカバンの中に押し込まれているわけですから 壊れるものは壊れるのです。
何故壊れるかと言うと解りやすい理由で 小さなポーチに入れてあるのはいいが L型になったコネクターは気が付くと押し曲げられて 逆になってないと使いにくくてなんてあるので これはこれが正しいとは思うが最後のL型の部分は圧力に負けて中の電線が切れてしまうのである。
完全に切れていると 全く少雨が無いとあきらめもつこうものが、中途半端に数本だけが切れるわけだから それなりに動いてしまうのが困ってしまうわけです。
だがノイズキャンセリングなはずのこのヘッドフォンをして 首を振るとバリバリと音がするのでノイズっキャンセリングではなくノイズの発生源なわけである。
それも容赦ない ノイズが耳をつんざく音がするわけです。
これじゃあ使えないわけです。
出張前に何とかしたいと購入したわけです。
普通に日本で、家電量販店で買ったわけなのですが・・・・
 
勿論、いくつかの選択肢があり いつも通りSonyの普及機を買うつもりだった。
しかし、売り場を見るとかなり種類があります。
と、思うと目移りしてきて選ぶのに苦労するわけです。
普及機は、本体のサイズが大きくてPanasonicなどがよさそうに見えて 迷いだすと買えなくなるのが私の悪いところ。
いくつかの選択肢があったものの、ちょっと珍しい機会があると 高くてもそちらにふらふらと吸い寄せられてしまう。
それが ATH-BT04NCという端末です。
 
Audio−Technicaに関しては私が書くようなレベルの話ではない。
日本(か?)のヘッドフォンメーカーとして有名なところだ。
高級ヘッドフォンのブランドとしても有名だが・・・
そこが出しているノイズキャンセリングのヘッドフォンと言うだけで8000円を超える価格です。
それが、Bluetoothのヘッドフォン機能を付けて 1.4万円という価格はなかなかリーズナブルと思えなくもない。
でも、そこまで年間数回しか使わないヘッドフォンをこの金額出すのは・・・というのもあるわけです。
ところが、ヨドバシでみると 10800円と言う価格だったので・・・いやここはソフマップで買おうとそのまま移動すると・・・・ソフマップは通常価格 戻る気力が無かったのであきらめようと思って難波に移動して やはりソフマップは同じ価格。
完全にあきらめたところでビッグカメラで同じ価格だったのであわてて購入したわけです。
限定五台限りの 特価品だったようです。
 
いつもに比べて二倍以上の価格を出して購入したヘッドフォンはどうなのか?
Bluetoothとしては SonyのWM600を普段Bluetoothデッドフォンとして使っている私が比較してみると 驚くほどにフィリップスのモニターで購入したヘッドフォンを使ってもこれと音質的にはそう変わらなく聞こえるわけです。
最初に使い始めたのは Bluetoothヘッドフォンとしてつかうわけですが これに関しては満足できる性能です。
そして、驚くことにこの状態でも ノイズキャンセリング機能は働きます。
つまりBluetoothヘッドフォンとして たとえば地下鉄に乗っている間にも ノイズキャンセリング機能を使うことも出来るわけです。
電車の移動ノイズがきれいに消えているわけです。
 
じゃあ、飛行機に乗って使うとどうだ?
音を遮断することを目的として作られている手前、実は耳に対して負担がかからないわけではない。
実際のところいあーピースを抑えているプラスティックの筒の部分が太くなっている。
耳の中に入れている 部分が少し普通のヘッドフォンより太くて長時間付けていると耳が痛いわけですが この辺りはイヤーピースを調整するのだが 今のところそれをしている時間が無いわけです。
それでも、数時間付け続けていない時になるレベルではないと私は思っている。
私は、移動も含めると6時間ぐらいし続けているので 耳が痛くない方がおかしいのである。
 
じゃあ使ってみるとどうなのかなのだが それほどノイズキャンセリングの効果は高くない。
80%程度の効果と聞いているがその通りだろう。
ただ、その効果の出方に驚いている。
今まで約10個のノイズキャンセリングのヘッドフォンを使っていて 効果の大きいもの小さいもの取り混ぜても どうしても機構の特性上 高音域にあるホワイトノイズが気になるわけです。
音そのものは消えるのですが カウンターノイズが効きすぎて ホワイトノイズが発生してしまうのである。
そのノイズが長時間にわたると 頭が痛くなってしまうのはもしかしたら私だけかもしれません。
ところが、このヘッドフォンに関してはそれがあまり感じられないというか解らないのです。
逆にいうと、特別うるさくないところで電源を入れたところでノイズキャンセリングが起動したかどうかも分からないレベルです。
これは私だけではなく、ほかの方も試していただいたので間違いないと思う。あまりにも効果が感じられなかったので 香港ではうるさい空調ファンの所まで行って 確かめられたほど。
それほど起動を耳で感じることはできないものの、ちゃんとノイズキャンセリング効果は確実に効いているわけである。
思わず「ほんとう?」って疑ってみたくなるほど(笑
いまも飛行機の中なのだがその機能を生かしているわけです。
 
飛行機の中で使っちゃダメじゃん と突っ込まれそうだがこれはそういう性質のものではない。
飛行機の中で使う際には 底面に2.5φのミニより小さいコネクターがあってここに付属のケーブルを刺すとその先を飛行機のヘッドフォン端子に繋ぐことで ワイヤードなノイズキャンセリングヘッドフォンとして使うことができるのである。
個の端子にケーブルが差されると Bluetoothヘッドフォンとしての電源が切れるのもよくできた仕組みである。
ノイズキャンセリング機能だけを有効にして、Bluetoothヘッドフォンとしての機能を切ることも出来るわけです。
飛行機の中で使うのには普通にワイヤードなヘッドフォンとして利用することが可能です。
そして、ほかのこのタイプのヘッドフォンに比べて優れている点は そのワイヤードとして使うときのケーブルが脱着可能な点です。
例えばトイレに行こうと思い立ったときですが、このケーブルを抜けばそのまま立ち上がって トイレにいくことができるのです。
簡単なことを何くどくどと言われるかもしれませんが 備え付けのヘッドフォンで音楽を聴いていてなお トイレに立つときにヘッドフォンの始末に困りませんか?
ブランケット、枕(長距離なら)、ヘッドフォンとか一斉に椅子の上に移して座るのですが ブランケットにケーブルが引っかかったりすると 大変なのです。
いったん立ち上がってからだと シートベルトの中にケーブルを挟み込んだりもあります。
それがぴっと1mほどの木ケーブルを残して外せるのです。
トイレの中でまで ノイズキャンセリングの効果を期待するわけではないのですが 外さずに済むというのは思った以上に楽です。
 
流石にこれほどの機能を詰め込んだために本体は大きめ、普通は単4電池とかなのですがBluetoothでの利用を考えて充電式になっています。
つまり、バッテリーは心配する必要はあるのです。
ですが、これは間違えてなのですが 朝からMRTに乗る間聞いていたのでノイズキャンセリングを有効にしていて 気が付いたら 17時ごろだったわけですが Bluetooth待ち受け状態でノイズキャンセリングを有効にしてそれだけの時間がたっても大丈夫だったわけなので バッテリーに関しては大丈夫かと。
ちなみに充電はマイクロUSBとなっています。
Bluetoothは2.1なので携帯電話売り場などに行くとまれに途切れる(Bluetoothで使って)ことはこれに限ったことではありません。
ただ、ワイヤーのノイズキャンセリングへっとフォンだけとして考えれば欠点もあります。
というか多機能なタイプに比べてなのですが なにより、この本体のコントロールBluetooth利用時にしか有効になりません。
何を言っているかなのですが ボリューム調整などがヘッドフォン側で出来ないのです。
それが欠点化と思われるかもしれませんが 飛行機会社によってはというか機体とクルーによっては 耳をつんざくばかりのアナウンス攻撃にあうことがあります。
これを回避するために この機能はぜひ欲しい機能なのです。
同じ用途かもしれませんが 途中食事などが運ばれてきたときのことを考えて 一時的にヘッドフォンの音を遮断する機能 いわゆるミュートボタンも最近のちょっといい機種にはついています。
このきのうもこのヘッドフォンにはありません。
これも、ぜひ欲しい機能ではあります。もちろん 機内アナウンス攻撃にも有効です(笑
 
欠点が無いかと言えばあるのですが ただ、今回無理してでも購入してこれは大当たりだと思ったりする訳なのですが・・・
これはもっとちゃんと宣伝すべき商品だと思いますし、これはとても店頭で聞き比べても ノイズキャンセリング効果の低いヘッドフォンだとしか思われないと思います。
それこそノイズを出して 聞こえなくなるさまをやらないと・・・・
本当に絶大な効果をひっそりとやるわけです。
うーん、いいものだけど伝わりにくいというか??
是非、私の使ってるものであれば どこかでお会いしたときに試していただきたいと思うわけで これが壊れれば また買うんだと思えるものです。
勿論、普段必要かと言えば 移動手段次第とはなるのですが 十分普段使いによいものです。



written by HatenaSync