使い捨ての販売はそろそろ見直すべきではないのだろうか・・・・

先日来、NEX5のレンズの情報を漁っていて、今のところ中距離レンズが欲しいけど これ一本では長すぎるとか いろいろ不安もあるわけです。
じゃあ、Contax Gのレンズを使いこなせる自信が無いという情けない状態。
ずっと手振れ補正と オートフォーカスに慣れ親しんだ体が これを受け入れる事が出来るのか・・・
いずれ 誰かに見せてもらって等 考えがまとまらないわけですが・・・
実は、もう一つ納得のいかない話があるわけです。
 
カメラなどは一つのメーカーで 年に1回若しくはコンシューマーな物であれば2回ぐらいモデルチェンジが起こります。
NEX以外で、ミラーレスで小さい物というと やはりマイクロフォーサイズではないかと。
流石にPentax Qはどうも110のフィルムを入れた デザインモデルのカメラが昔あったのですが そういうイメージです。
マイクロフォーサイズとNEXの違いはやはり 感光素子の違い。
感光素子の性能うんすんは まあどうでもよいとして そのサイズです。
APS-CのNEX5に対してマイクロフォーサイズのデジカメは 面積比にして6割強ぐらいの面積しかありません。
同じ性能のレンズを使い 同じサイズの画素数なら 4割ぐらい広い面積で光を受けることになるので明るくなるわけです。
全く同じ製法のレンズを使えば 例えば10倍にズームしたとなると 最初のレンズがとらえた画像を 虫眼鏡で10倍まで拡大したのと同じことになり CCDのサイズ分口径の大きいレンズを使うので 解像度的にも まったく同じ技術を使っているなら有利になるわけです。
各社の小難しい事はともかくとして、昔からカメラが好きであれば オカルトも含めこの差は大きいと思ってしまうわけです。
 
じゃあ、昔はどうだったかというと35mmという幅のフィルムを使っていたので これをフルサイズと言って 1枚のフィルムに二枚の写真を撮影する ハーフサイズがあり そして、フィルムカメラの全盛期後半に このAPS-Cという少し小さいサイズのフィルムが登場してきます。
昔のフィルムは 上下に四角い穴が開いていて その穴にギアのような歯車をひっかけてフィルムを送る仕組みになっていました。
フィルムを入れる時は 少し引き出したフィルムを穴にセットして、巻き上げるところからスタートです。
最初の数枚分のフィルムは引っ張った時にフィルムの隙間から入る光で微妙に感光していたりするので 使えません。
数枚後から撮影できるフィルムの始まりです。
そして最後まで撮るとなのですが 最初の余長なども考えると数枚分の余裕があり 例えば24枚撮りだと27枚ぐらい撮れたり撮れなかったりしたわけです。
貧乏なカメラマニアは、何枚撮れるかわからない最後になると フィルムの交換タイミングを残り何枚かを読み違えて 本当に撮りたい写真となった時に巻き上げレバーが動かないとかになりがちです。そして シャッターチャンスを逃して とほほな話題というのは カメラ雑誌の投稿欄の常連でした(笑
そして、APS-Cは自動でフィルムセットはしてくれるし(と言いながら35mmもしばらくすると自動でセットしてくれるように 少なくともコンパクトデジカメは変わりました) 枚数もきっちりになりました。
フィルムの面積が小さくなったことから 画質が悪くなったと 当時はけちょんけちょんで それは当時APS-Cにはコンパクトカメラしかなく 1眼と比べて語るようなものでも無く、同クラスのコンパクトカメラでは レンズの性能も オートフォーカスもなかったことから大して変わらない出来だったことは実はいうまでもなかったわけです。
ただ、後半になって 一眼も登場して この画角用のレンズが沢山登場して もしかしたらNEXでもこのサイズのレンズが使えるのではないかという思いが見え隠れするわけです。
感光面とフィルムサイズが同じであれば レンズはマウントさえ合わせれば同じになるだろうぐらいに思った訳です。
故に、NEX3,5には他のレンズを付けた話が良く出てくるわけですが・・・・
勿論、マイクロフォーサイズでも 感光面に対して大きいレンズなので 真ん中だけ使って使う事もちゃんとできるわけですが・・・・
 
まあ、光学的な面でNEXシリーズを選んだわけですが、実は私の技術ではマイクロフォーサイズでも一緒 というかコンパクトデジカメでもそんなに変わらないレベルです。
だからこだわる必要もないなんて思っているわけですが、そのあたりは土の中から頭を出している筑紫ぐらいのサイズのプライドでも 頭をもたげるので認めたくは無い訳です。
レンズを見て歩いていると 明るいレンズでNEX用は大きすぎると言ってますが 実は高くて買えないわけです(笑 
じゃあ、まもなく発売若しくは 発売はしたが品切れのレンズを見ていると 実売価で2.5万円ぐらいから4万円ぐらいまでなのです。
気持ちが毎日のようにふらふらするので 予約する度胸は無くて 入ってきたらと思いながら見て回っていると
中古のコーナーに、例えばPanasonic GF3がダブルレンズキットで中古で3.8万円とかで売っているわけです。
200mmのズームレンズ一本と 本体+レンズ二本が同じ値段なんです・・・・・
 
勿論、そのダブルレンズキットを買っても 別にズームレンズをとなると永久機関になってしまうわけですし ここではGF3の名前を出したのはたまたま新しい機種だっただけで他意はありません。思った以上に安くと驚いて 新品を見に行ってもっと驚くわけです。
価格COMでは 最安値が4万円なのです。
レンズ単体が高いのは解るのですが、レンズ二本を付属につけての値段が 4万円で別売りレンズは 1本でそれぐらいの値段なのです。
 
レンズそのものが高いという事は知らないわけではありません。
実際昔もそうでしたが、本体がこんなに安いことは有りませんでした。
おおよそ、付属しているレンズは性能が良くないもので安いという可能性はあります。
ただ、もしレンズ単体の半額ぐらいしかしないような安いレンズを付けているのでしょうか?
価格対策としてしょうがないというのかもしれませんが せっかくコンパクトデジカメからステップアップしたユーザーが それほど差が無いと感じてしまうのではないのでしょうか?
実際、NEX5の不満点は どこにもなく唯一私にとっては レンズが中途半端だという物です。
逆にそれなりのレンズを付けているというなら じゃあ単体のレンズの値段はなんなんだという話になってしまうわけです。
 
GFを買ったユーザーなら 実はGF3とは付属レンズが違うようです。
じゃあ、ステップアップとして GF3に至るときに購入する側は 本体だけを購入するのか それともレンズキットを購入するのかですが 恐らく レンズが違えば1万円も差が出ない(セットは良く売れるので 特価対象でボディは特価対象で無いので高い事が多い)のであれば 当然何の気なしにレンズ付きを選ぶでしょう。
そうすると使われないままのレンズが 余ってゆくわけです。
 
最近人気があるという事で ミラーレスの新型がタケノコのように登場していますが こんな売り方をしていればあっという間にただのブームとして終わってしまいます。
実際、人気があると言いながら 中古市場でミラーレスはお手軽に始められる一眼でスタートして 使わないまま売られる 私のカメラのように傷だらけでない綺麗なものが沢山ショーケースの中に並んでいます。
これが溢れて特価販売になった時に 引きずられて新品価格がGF3のように下がった挙句 ブームは終わるのです。
2年前に買ったものが半額で性能がだんちだったら ついていくのが普通は嫌になってしまいます。
実際はそれほどでも無くても 雑誌や似非評論家が解ったようなことを書きたてて 新型で無いとダメだと言い続けるからです。
NEXを気に入っている点はそこにもあって NEX5から5Nに替えないと言っている人が少なからず私の周りに多くいる事です。
恐らくカメラが好きだからだと思うわけですし もともとカメラをやってきたからだと思っているわけです。
 
ブームが終わった後、もしかしたらカメラ売り場も残らないような事になれば・・・
実際、あれほどミラーレス一眼を売っている店が多いのにもかかわらず 私はフィルター1枚手に入れるのに苦労したわけなのですから・・・
 







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