街中のWifiは高速らしい

最近、携帯電話のネットワークの渋滞緩和のために 街中にWifiスポットを作るのが流行っている。
結構切実なようで、新たに作ったWifiスポットの利用料金はどこも無料で使えるようで SmartPhoneユーザーならありがたいと思って良い様な気がします。
まあ、もっと 3Gの帯域をちゃんとしてくれたらいいのに・・・という思いが無きにしも非ずなわけです。
 
最近聞いている話だと、Softbankがその設置数では頭一つ抜けているような感じです。
昔から地味にやっているDOCOMOは 繁華街には強いが・・・・という感じかと思います。
他は、JRの駅にあります程度な気がしています。
この辺りは、設置されたところからの情報なので どこまでの数がかは分からないのですが SoftbankさんのWifiスポットの端末には 3Gモデムが接続されていると聞いて ちょっと面白いなと。
 
Softbankは2G帯と言われている電波帯域の通信をメインに使っています。
ここで いわゆる3Gと言っている通信を行っているわけです。
そして Ultra Speedなどで宣伝している 新しいDC HSDPAを使っている通信は 昔2Gで使っていて今は空いている1.5G帯を使っています。
ここは これにしか使っていないので比較的空いているわけです。
この帯域を使ったデータ通信を Wifiルーターで提供しているという訳です。
最大速度42Gのデータ通信で Wifi接続を行うという訳です。
じゃあ、モバイルWifiルーターを持っているのとどう違うのでしょう?
実は同じで 唯一違うのはモバイルWifiルーターを自分で持つと 月々1.5Gでかかる速度制限が Wifiで使えばかからないという訳です。
勿論、約款の中に大量のデータ通信を・・・とは書いてありますが この手のルーターからユーザーを特定したパケット量のチェックを行うのは無理なので 書いてはありますが そこまで細かいチェックは物理的に出来ないものと思います。
 
この方式には多少問題もあって、例えば商店街のなかをローラ作戦のように設置して行って 各店舗に設置されて そのWifiを商店街内で業務にでも使われたらどうなるでしょう?
所詮3Gモデムの帯域ですから 狭い空間で多くの人数がアクセスすると 帯域不足を局地的に起こすこととなります。
じゃあ、まばらにモデムを置いて・・・となるわけですが 隣の喫茶店には Wifiスポットのシールを貼って 道の反対側の店には貼ってないとかなれば問題になるから結局全部に置くこととなるでしょう。
ともすれば この辺りのWifiは3G並とかになる可能性も少なからずあるわけです。
 
逆に利点もあります。
1.5G帯のあるところであれば 後はコンセントと電気があれば瞬時に設置が終了します。
これが光ファイバーや、ADSL回線を伴う工事が必要だとすると こんなに速く こんなに多くのスポットを設置することは難しかったことでしょう。
未だ1.5G帯をサポートする端末が少ない現状では効果的な手法だったわけです。
ただ、泣き所が無い訳でも無くて やはり無線回線ですので エラーが圧倒的多く そのためにそれを補正する働きが多く使われています。
故に、どうしても接続後最初のパケットなどに大きく出るわけですが 有線に比べると遅延が起きやすくなっていますがそれが気になるかどうかなのです。
実はAUWiMaxで引いているらしいという噂は聞いていますので結果的には同じことなのでしょう。
ただ、WiMaxは周りの環境の影響を受けやすいので 電波状況の良いところ限定となっていますので エリア的にはつらいかもしれません。
WiMax搭載のSmartPhoneを持っているなら WiMaxを起動する方が速いかもしれない状況程度なのです。
Softbankは1.5Gも2Gもバックボーンとなる回線(有線)を共有しているという事なので、別会社で一応区分けされていると聞いている WiMaxの方が楽なんじゃないかとは思っているわけです。
 
確かに、これらの対策で3Gの電波の渋滞は解決できるかもしれませんが これはTwitterでは例に出しましたが 高速道路と一般道に車を振り分けたにすぎず この切り替えなどで溶離一層の遅れを増長する可能性もあります。
両方を同時に接続しておいて 優先される方を積極的に使うというやり方ならともかく Wifiと3Gではスムーズなローミングは難しいですから タイムアウトするのを待って切り替える程度の方法しかないわけです。
だとすれば 1.5GのUltra SpeedかWiMaxを直接使う方がどうも幸せになれそうです。
ちなみにNTTのWifiスポットは バックボーンは光を用意しているようなので 比較的そういった影響は受けにくいという風には効いています。
 
確かに、帯域の切迫を オフロードする仕組みとして 有効に映っていますが 今のやり方は一時しのぎで このままパケットの使用量が増えれば近いうちにあふれるという事は 1.5G帯の前述の月間でのパケット使用料の制限や 5Gを起点とする段階的定額等が物語っていて そんなに遠く無いないということでしょう。
Wifiならばストリーミングサービスが使えるとかの宣伝も、実はそんな使い方をされるとたまらないというWifiだったわけです。
見かけの数字はきれいに整って 〜万曲のWifiスポットを・・・なわけですが 結果的には時間稼ぎのレベルで 2013年のLTE導入で また、そちらに逃がすというような対策となるのかもしれません。
勿論、LTEも無限の帯域を持たないので、DOCOMOも既に5Gを境の帯域制限を既に設けています。
この問題は長引きそうな気がしますよね・・・・
written by HatenaSync