FaceBookは日本人に向いていない??

日本人は 個人間の付き合いより企業間の付き合いを大事にするという切り口で書かれた本がたくさんありますが それとは別の話です。
 
日本人は比較的というか 世界的に最も安全だと思われる国に住んでいます。
おかげさまで 海外でトラブルを起こすことでは 恐らくNo.1であろうと思います。
私もなめられているようで、先日の香港に出張した件で 例の電話屋さんからやはりカードの請求が来て カード会社を通じて支払いを止める手続きに入っているわけです。
恐らくこの手続きは サインをしていないという点で私に有利なので、私の言い分が通ると思われます。
向こうも、うまくいけば取ってやろうという程度の感覚だと思いますので 恐らくすぐに引き下がると思われます。
日本人相手であれば うまくいけばという気持ちが働くのでしょう。
 
香港に至っても、高額な買い物をすれば必ず お札は1枚づつ日にすかして確認されます。
これは偽札すら普通に出回っているという事でしょうし そのための偽札発見器(紫外線で見るやつね)も普通に電気店で売っています。
同じものを二本で探すとなるとそれはそれで大変なわけです。
お金に関しては 国中で「ババヌキ」をやっている感覚で 引いた人が負けなわけです。
他の物にしても、露店で新品と言ったって まず疑ってかかるし
携帯電話を購入するに至っても すべての機能をチェックしてからしか買わないわけです。
日本のSofmapで中古携帯電話を買う時など 新品同様などと言えば外観ぐらいしか確認しないわけですが SIMを入れて通信テストをするというのが普通です。
それが嫌なら、キャリアショップ(正規)やメーカーショップ(オフィシャル)で高くても買うわけです。
外装であろうが液晶であろうが、シールもメーカー名の入ったビニール袋まで近くで売っているのですから 「本物」は正しくても「新品」が正しいとは限らないという事も少なからずあるわけです。
その場合は 非純正の部品が使われていたりするので 修理に出してダメだとかもあるわけです。
勿論、香港に居れば修理屋さんもあるのでそこに持って行くという事は可能なわけですが・・・・
 
表に出て、普通に暮らしていてそうなのです。
コンピューターを使う上でもそういう事には気を配るわけです。
例えばウイルスやSpy Wareというやつに対してです。
それらは、もちろん富裕層と貧困層によって全く対応が違い 富裕層はお金を払ってでもセキュリティを強化するし、貧困層は盗まれて困る情報もないので その対策もそれなりです。
購入した端末などには フリーのアンチウイルスが入っているのは普通です。
ただ、今回のLG Optimus P990でもそうですが 前のユーザーの写真など ストレージの内容は残っていることが多く いつもアダルトビデオが中に入っていたりするわけです(笑
それでも、ちゃんとアンチウイルスが入っていたり(お店の人が入れたかな?)するのが面白いわけです。
つまり、犯罪はある前提で動いている訳です。
 
日本人は基本的に一部の富裕層と 中層意識を持ったそれ以外の人に分類されている訳で そのあたりの意識も中層なのです。
未だに、アンチウイルスを入れていないPCが周りでもよく聞くわけです。
正確には入れているのですが、更新期限が切れていて 実質的に働いていないという物です。
家庭用のPCを購入すると3か月から半年ぐらいの期限付きのアンチウイルスが付属していて それらは初回登録で動きだして何度かのワーニングは出すのですが それを無視してそのままなわけです。
また、常時PCを付けてない 必要な時に数十分使う程度なので、Windowsのアップデートもめんどくさくて行わないなど(数十分では終わらない・・・ 作業の邪魔ぐらいに思ってる)未だにXP SP1が居たりするわけです。
アンチウイルスのワーニングの消し方を私に聞いてきたりするぐらいですから よっぽどいらないのでしょう?
テレビ見てないの?と聞いても、自分のPCは一週間に2時間ぐらいしか使わないから ウイルスとは関係が無い・・・って面白い理論を展開されるとやる気が無くなってしまうわけです。
そのPCで銀行やカードの確認、オンラインショッピングの注文をやっている(というかそれにぐらいしか使っていない)というから 私的には恐ろしいわけです。
私は、念のために メールを受けるPCとWEBを見るPCを分けているぐらいなんですけどね・・・・
フリーでもいいから 入れてくれと言っても チャレンジはしてみたようだが SP1ではインストールも出来ずに諦めたようで どれほどにセキュリティが弱いかもわかっていないようです。
そんな人が最近TwitterだのFacebookだの流行ものに手を染めようとしているのだから驚くわけです。
まあ、銀行の情報を漏らしてるかもしれないので 50歩100歩とはいえ 個人情報の塊のFacebookをそのPCでやろうというのだから怖いのです。
個人間の付き合いとなると そのあたりは他人の情報を握るので怖いわけです。
 
これが平均的なのかどうかは正直解らないのですが
どちらかというと日本人は継続的に それも1年に一回更新費用が掛かるという物はあまり好きではないようで アンチウイルスの普及率は上がりきらないようです。
ともするとFacebookはかなりリスキーなツールになる可能性があります。
また、FaceBookから時折くるメールは 新しい情報の確認なのですが 私のFacebookアカウントで無いメールにも同じ内容のメールが良く来ます。
色々な懸賞もFacebookのものが増えているのですが、その懸賞も怪しげなものであれば全部筒抜けなわけです。
偽装アドレスも解らないと、簡単にFacebookログインのDIIやパスワードまで懸賞卯応募で入力してくれる奇特なユーザーもいるようです。
それらを考えると その意識の低い日本人には Facebookというツールそのものが向いていないという事になりえるのかもしれません。
直接個人でつながっているので そういった被害が出たときも 自分は悪くないという言い方では少なくとも海外の友人たちは白い目で見る事でしょう。安全管理は 個人の責任だという意識が無いのですから。
Facebookは流行らないと嘆くよりも、流行らないおかげで助かっているという事かもしれないのですが・・・

written by HatenaSync