入力デバイスは 何がが必要なのか?

Desire Zを入手するといつも思う事だが入力デバイスは何が必要なのかという気になる。
大よそ、もうタッチパネルさえあれば何もいらないんだと言いうならそうなのだが、これからの時期そう思いえない状況が出てくるわけです。
寒くなって体が帯電を始めると その制度はずいぶん悪くなるからです。
 
空気中の湿度なのですが、夏は蒸し暑いと表現されるのは まるで水中にいるかのごとく湿っぽい空気の中で熱いとき。
汗をかいても蒸発できない程に空気中に水分が つまり湿度の高い状況の時。
汗は水分で それが蒸発する事で気化熱を奪い 体を冷やしてくれる効果があります。
故に 運動中などは動いているので 風邪も当たることから 体を効率よく冷やしてくれるわけです。
ですが動かなくてもじわっと汗の出る状況だと 汗はなかなか蒸発しない。
その上、空気中の湿度が高いと それ以上蒸発しても空気中に存在できないので 水滴になって還元されてしまうわけです。
もう、溶けた餅のようになってしまうわけです。
この辺り小学校の頃に倣ったと思うのですが 温度が高ければ高いほど 空気中の湿度を上げることが出来て 低くなると空気中の水分が速く液体になってしまうので 存在できる量が少ないわけです。
そして、水分は温度が低いので蒸発する率が非常に少ないので その上で乾燥する事となるわけです。
人のお肌もこの季節になると乾燥するのは 他に比べて温度の高いお肌の上の水分は 蒸発しやすく空気中に吸い取られてゆくわけです。
体からも、空気中からも水分が減ると 当然電気的な絶縁性は高くなり 繊維の摩擦などで起きた電気の方よりは溜まって解放されにくくなり 導電体に触った瞬間に一気に解放されて 「バチン!」と音とともに痺れとなって帰ってくるわけです。
なりやすい人は そういった繊維をよく着るお肌の乾燥しやすい人となるわけです。
もう一つ、ゴム底の靴などを履いている人は良くなりやすいわけです。
 
導電率が悪くなるという事は 静電式のタッチパネルにとっては致命的で 手袋越しではタッチしても反応しないので 手袋を取って操作しようにも 体が冷えて水分が減っている状態では反応そのものが悪くなるわけです。
ちなみに、関係ありませんが タッチパネル対応の手袋をしていて 鍵を握って鍵穴に刺したりすると 当然気持ちよく静電気が走るので結構強めにバチンとなるので気を付けましょう。
すこし、息を吹きかけて手を温めると 息の水分も補充されることもあって 反応が一気に回復します。
勿論、導電体のスタイラスなどを使うのも手です。
特に寒い所で 突然電話がかかってきて えらいこっちゃとなった時に 電話の着信が画面のスライドでしかできないと慌てふためいてしまうわけです。
電話の着信に関しては ハードウエアキーはやはり欲しいところなわけです。
最近のSmartPhoneにそういったものが無くても平気なのは 電話とは別の物という感覚があるのと ヘッドセットなり通話の着信はボタンの付いた(そうなんです こちらはボタン付きが主流です)受話装置を使うのです。
 
DesireZはハードウエアのQwertyキーを装備しています。
実はそれだけでは無く 方向を選択するキーもついています。
写真では スライドする前はボタンが正面に一個だけしかないように見えていて これがGalaxyと同じ感覚であればHomeキーだろうと思うと思いますが 実はHomeキーは別にあって これはポインティングデバイスなのです。
Androidが最初に登場したときには トラックボールが付いていて タッチパネルと併用して使うようになっていたわけですが その当時の名残です。
今の端末のほぼすべてにこういったポインティングデバイスは付いていないのです。
大よそ必要ないという事なのでしょうが、実は日本語の入力時には結構便利な物なのです。
 
日本語の入力には 「変換」というフェーズが必ずあり かな(ローマ字も含めて)で入力された文字を漢字に変換して入力を確定します。
「庭」と「二羽」等の異口同音を 確定することも必要ですが、それ以外にも 文字の何文字までが一つの単語なのかの区切りを判別する機能が必要です。
この辺りは ひらがな平文で書くと意味を捉えられない事も少なくないので 漢字交じりの文章がありがたいわけですが 逆に言えば書く人のイメージだったり意図だったりが解らないと正しい変換が必ずしもできないという性質を持っているわけです。
大よそは予測が立つわけですが 言葉の使い方には個人によって癖があるので必ずしも正しい変換が成されるとは限らないわけです。
じゃあ変換した後に区切りが違ったと解ればどうするのかというと 正しい区切りを指定してあげないとダメなわけです。
今4文字目までを区切りと見ているのなら 3文字目までに縮めようとすると 左向きの矢印を押して(時にはShiftを押しながら)等で文節の区切りを替えてあげるわけです。
何度かやると文節の区切りの違いも学習してくれるので それ以降間違いが無くなってゆくのは最近の日本語変換のロジックの賢いところです。
その人が よく使う言葉に徐々に変更されてゆくわけです。
(じゃあ私の誤字脱字が多いのはなぜ??)
つまり、日本語入力の必要条件として 文節区切りの変更が必要で そのために最低限 左右のカーソルキーは必要なわけです。
それが結構無い訳です・・・・
DesireZにはポインティングデバイスがその役目を果たします。
日本語入力ソフトとして有名なATOKはキーに左右のカーソルキーが存在するのが他の日本語入力ソフトとの違いで これ故に結構重宝するわけです。
 
それぐらいしか・・・・
モバイルデバイスからスタートした タッチパネル型の入力手法が今後一般的になってゆくかもしれませんが PCでは未だキーボードとマウスなのです。
ICSと言われるAndroidも4.0となるOSがリリースされたときに Tablet用のOSとSmartPhone用のOSが統合されます。
Tablet用のOSでは、マウスを繋いだりとポインティングデバイスのサポートが一部成されています。
一部デバイスにはTabletではポインティングデバイスが付いています。
キーボードに関しては USBであれBluetoothであれ 専用ポートであれ、搭載した物も出ています。
DesireZがICSにアップデート成されるかどうかはわからないのですが(さすがに無理かな?)そうなった際には この入力デバイスはより有効に活用できるものになるはずです。
まるでPCのようなという陳腐な表現は使いたくないのですが そういったイメージになるわけです。
Tabletの動きを見ていると 必ずしもハードウエアキーを否定しているわけでもポインティングデバイスは絶対にいらないと完全否定しているわけでも無いようです。
これは今まで慣れ親しんだものをカバーする為だけの物なのか それともやっぱりこの入力方法は理にかなっているものだという認識なのか?
どちらかというとi-OSはこれを否定する方向に走っていますが MACのマウスのボタンも2個に増えた経緯もあります。
結果k的にはサイズとデバイスを合わせてみてこれが最適だという着地点があるのでしょうが 必ずしもタッチパネルだけという風潮がちょっと揺らぎつつある今日この頃に私には見えるのですが・・・・
これもデバイスがやってきたことによる欲目なのでしょうかね??
written by HatenaSync