短距離無線通信

Galaxy S2 LTEにはNFCが搭載されていて Suicaが読めるというところまでは解って 将来これがどうなるという所が楽しみになっているわけですが・・・・
既に、原産国の韓国では T-Moneyと呼ばれる電子通貨であり 鉄道の切符がNFCで代替えできるようになっています。
空港での認証なども NFCで出来るような実験も行われているようなので その威力は想像するに難しくないわけです。
同時に、無線で充電できる仕組みも日本のSmartPhoneを始めスタートしています。
実は、規格はともかく 最も私がそれを速く体感したのは HPのVeer 4Gだったわけですが
 
Veer 4GにはTouch Stoneと呼ばれる直径5cmぐらいの円筒形のスタンドがオプションとして提供されています。
これにはマイクロUSBの端子が取り付けられるように出来ていて そのケーブルをPCと繋ぐだけで設定は終了です。
スタンドには(恐らくですが)強力な磁石が仕込まれており 地面から15度ぐらい傾いた円筒形の天井の部分に本体を置くだけで磁石でくっついて充電が成される仕組みです。
充電が始まると 本体画面が時計モードに変わり(変更可能)常時点灯して時刻表示を続けるわけです。
その間に充電が成されることと、PCとUSBで接続されているように Sync機能が働く訳です。
このインターフェースは画期的で、Galaxy S以降 Samusung端末には KiesというPCとの接続プログラムが用意されていて、それがいつからか進化して 同一のWifiネットワーク上にPCとSmartPhoneがあれば Wifiで接続同期される仕組みが導入されています。(S等の端末では Samusung APPよりダウンロードして使う)。
これも無線での同期には違いないわけですが、どこでもいつでも同期されるのも実は困りものなのです。
同期したいとなった時に 同期できる仕組みとしては クレイドルに置いた時のみとかが良いわけです。
これはバッテリーの消費などの問題もあるので止む終えないところです。
 
NFCの仕組みと、セキュリティの問題は今後も話題にあるところでしょう。
韓国のように国民番号をNFCに入れて管理しようかと一気に駆け上がってしまうと 情報漏えいの問題などから必ずしも安全であるとは言えないわけです。
端末同士を接近させるだけで赤外線通信のように名刺を交換できる仕組みなどは 便利なわけですが それこそ、街の立ちんぼうの女の子(隠語で 売春婦という意味)なんかが NFCをオープンにして 近づくとコンタクトを取るような仕組みなんかに利用されれば また大問題になるわけです。
外から見ただけでは区別付かないので、おとり捜査の出来ない日本の警察などはさぞ困ることでしょう。
既にWifiのHotSpot上で集まった時に特定のアプリケーションを入れて出会うためのソフトなどもこっそりリリースされているようなので 新しい事に先に飛びつくのはいつでも犯罪色が強い物からなわけです。
ただ、携帯電話だけで という言い方は語弊があって 携帯電話と認証する何かがセットであれば 電車に乗れたりとかの物はあってしかるべきなわけです。
FaceBookで実名を出せない日本人はともかく、実メインおネットワークも辞さない海外の人たちにとってはこの仕組みは決して悪い物では無い訳です。
Facebookもともすれば 大学の女の子の自己アピールのために写真の掲載機能を増やしたわけですから 考えようによってはお金が絡めば犯罪となるわけです。
 
お財布携帯」という物が日本ではそれなりに普及していて、私などは持っていないので 肩身が狭い思いをしたことがあるわけですが それがSmartPhoneの世界では 海外から標準統一規格でやってきたわけです。
ちなみに、NexusでバッテリーにNFCが搭載されているとなっていたのですが 実は正しいようで正しくなく 恐らくNFCそのものは本体内にあって、NFCのアンテナのみがバッテリー上に貼られていたのではと思うわけです(どう考えてもバッテリーが変わるたびにNFCが変わるのはおかしい)
Galaxy S2 LTEに搭載されている事からも 今後日本でも無視できるものではなくなってくると思います。
少なくともそれで名刺交換などのアプリケーションとしては登場可能なはずです。
 
出来れば、Veer 4GのTouch Stoneのように上に乗せると読み書きが可能で 例えば店舗の今のQRコードの宣伝にとって代わるものとなればよいと思いますし、それが汎用で各テーブルの上にあったりすると非常にうれしいわけです。
何故なら、店舗の方は登録してもらえれば クーポンやセールの案内を送り込むことが出来ますし その人の地図上にお店をマッピングしたりも可能でしょう。
ユーザー側はその情報と引き換えに 上に乗せることで充電をそこにいる間できるわけです。
TouchStoneのように 斜めに角度の付いた台の上であれば 使いながら充電という事も普通にできるわけです。
デザインも 周りの風景を乱すものでは無く 接点は無いので 障害の発生もさほど考慮する必要はありませんし 壊れることもあまりないわけです。

 
いかにも主張の激しい お財布ではなく SmartPhoneすべてにNFCと無接触充電がサポートされれば 街の風景はこうなるのかなと・・・
いかにも、未来の姿のような気がするわけですが・・・
written by HatenaSync