AndroidのTablet OS

Android用のTablet系OSというと 3.xと呼ばれる部類のOSたちで 「蜜蜂」というコードネームで呼ばれる物なのですが
二周ぐらい遅れて 仕事の関係でプレゼンの必要もあり手に入れました。
Xoomを狙っていたわけですが、なかなか出物も無く・・・・というか流通数少なすぎ
とりあえずなんでもという事で 販売されていた中で最も安いやつを入手しました。
Optimus Pad L-06Cです。
 
評判そのものはいまいちなこの端末ですが触ってみるとそうでもない・・・・
とりあえず電源を入れると二度ほどのアップデートが行われ ようやく使えるようになりました(笑
いつから彫ってあるのだろうと 驚いてしまいました。
OS的には少しインターフェースが違いますが 基本的にAndroidであるという事は変わらずのイメージです。
おおよそ ICSもこのインターフェースをそのまま踏襲しているので 同じようなものであると言えると思っています。
出来れば4.0であるICSの端末が欲しい物の 今のところ数が少なくて買うのが大変という状況もあるので 暫くはこれでという所でしょう。
 
比較対象は、少し古めですがGalaxy Tablet(初代)です。
OSの違いから、Galaxyは多くのアプリケーションが縦画面なのに対して Optimus Padは横画面がメインになっている部分が最も異なる部分でしょう。
もう一つ、画面外に用意されていたキーがー3.xではまったくありません。
全て画面にないにキーがー用意されるので その部分が必ず予約されたエリアとして存在する必要があるわけです。
この辺り画面の広さと解像度が必要で、もうそろそろ必要条件が揃ったというのが2.x系のSmartPhone用と3.x系のTablet系を融合した4.x系に統合する事を考えることが出来たというのが正しいのではないでしょうか?
考えていただければ解ると思いますが Windowsでは標準で最下段、Macでは最上段にステータスバーというかアプリケーションバーというか 用意されていますが 2.x系のOSでは通知エリア的な意味しかなく その中の拡張性には乏しい事から そこが微妙な扱いになっています。
3.x以降は結構アプリケーションでも積極的に使っていますので画面上ではこの辺りが大きな変化点になるのでしょう。
画面の配置に関しては専用のマネージャーを用意しているのですが これに関してはいろいろなメーカーが出しているShellと同じようなもので 標準がどうであれあまり大きく影響する部分ではないでしょう。
サイズ的に余裕があるので 比較的高速なCPうが搭載されていますので そのあたりも含めて3D効果のようなこともやっているという程度で 例えばADWなんかでもそれに近しい画面があるので特別な物ではありません。
設定かもしれませんがアプリケーションを登録するたびに トップ画面にショートカットを作るのは勘弁してほしいなんて思うのは私だけでしょうか?
 
アプリケーションは同様に Android Marketからインストールするのですが 「マイアプリ」では横画面で2ペインのような表示形態で左側にアプリケーション名で右側に普通であれば説明が・・・という感じなのですが 2.x系のようにそのアプリの説明では無く ただタイトルと利用されるリソース程度の表示しかなされす せっかくの広い画面が生きてないような気がしなくはないのですが・・・・
実際のところ 私が購入したアプリの約4割が非対応デバイスとして表示されません。
また、表示された中にも使えないものもあります。
細かくは調べてはいないのですが、SBMなどは画面の描画位置とタッチの場所がずれたりと使えないものもあるようです。
もう一つ、今のt頃だけでしょうがインターフェースの不一致も感じられます。
画面外にキーの存在する機器では、ホームとメニューと戻るは必ずついているのですが 画面内に存在する3.x系ではホームと戻るが左下に表示されるのですが デフォルトアプリなどでは 右上にメニューキーがー表示されます。
所が互換モードで動いているようなアプリの場合 左下にもう一つボタンが追加され これがメニューキー代わりとなります。
アプリによってキーの場所が違うというのは間違いやすく インターフェースの選択に混乱をきたします。
この辺りの統一性の無さがAndroidの良さであり悪さとなるのでしょう。
 
端末としてみると思ったほど速くありません。
nabesimaさんの言う通りで 動画も4Mぐらいまでのビットレートを超えるとがくがくし出すようです。
それでも、Galaxy Tabletと比べるとかなり快適なレベルです。
最も大きく異なるのが 動画再生が始まるまでの時間が大きく違います。
これはメモリーのインターフェースの影響が大きい物と思われます。
ストレージなのですが 私はGalaxyの遅さの原因は常々ここにあると思っています。
内部にスロットを持つマイクロSDをストレージにしているようで どうしてもそれゆえに遅くなっているような気がします。
Dual Coreの関係もあるのでしょうが 選択して表示されるまでの時間が驚くほど違います。
この辺りはストリーミングの動画でも明らかな差が出ます。
もう一つネットワーク周りの速度も大きく異なります。
同じ規格のネットワークのサポートながら バッテリーの容量の関係で省電力よりパフォーマンス側に設定されているのかもしれませんが ダウンロードなどさせても速度がずいぶん違います。
良く欠点として語られるわけですが 外部ストレージとしてマイクロSD若しくはSDのスロットがoptimus PADには着いていません。
ただ、32Gのストレージを内蔵しているので その不満に気が付くことは実は利用中にはほとんどないと思われます。
遅いマイクロSDなどを遅いインターフェースで使う事を思えば このストレージは優秀な方だと思います。
 
ただ、これはおそらく省電力の関係の処理だろうと思いますが 起動の遅さは少し驚きました。
コールドスタートもさることながら サスペンド状態からの復帰 いわゆる待機状態から電源ボタンを押して使えるようになるまでの時間が1テンポあります。
スペックから言っても何故に??と思う訳なのですが ここ数日使っていても驚くほどのバッテリーの持ちを示すので どうもスリープ時の消費電力が驚くほど低そうです。
一つの方法としてこういったチューニングがあるのかもしれません。
起動してしまえば まず待たされることは有りません。
 
OSの違いで大きく違うなと思われる物がブラウザーです。
基本的に外部からは同種と認識されているようですが 画面の幅が違う事もあり そのままでPCそのものという表示をします。
Flashなどのコンテンツが混ざったりしても あまり遅さを感じない事と、時折画面の画像のリサイズの関係で表示されているコンテンツの配置が換わったりする動作をSmartPhone系とは違い画面の横幅もあるからかもしれませんが そういった画面のリサイズを受ける事が大幅に少ないように思われます。
とごちゃごちゃいうよりも やはり1280x720の13インチノートPC並の解像度というのが一番大きいのではないでしょうか?
約9インチなのですが 明るく高精細なディスプレイは おおよそネットブック相当のサイズなのですが、その解像度は13インチクラス同等なわけですから画面表示で考えると困ることが少ないわけです。
Logmein等を使っていてもですが、通常のビジネス用のPCであれば 殆ど原寸解像度で画面を表示させることが出来るので キーボードとマウスを繋げばまるでPCのようにという表現通りの作業をすることが出来るようになる訳です。
 
スピーカーは両サイドにあり捨てれをの効果が出るわけですが 音量は残念ながらGalaxy TABに比べて控えめ。
音そのものはきれいなのですが全体的に小さめでわれ無くしたという感じなのかもしれません。
充電に関しては細いピンのようなEIAJタイプのジャックは専用のもの。
強力なパワーで一気に急速充電が成される Galaxy TABに比べてゆっくりなイメージですが 6600mAという強大なバッテリーなればこういった時間も止む終えないかと思います。
USB充電に関しては まあ、無理でしょう。
理論値でも同じ電圧として500mAなら充電に13時間ほどかかるので現実的ではありません。
基本的に専用の充電器がどういう形であれ必要になるレベルなわけです。
まあ、もっと端子は汎用にしてくれればいいのに・・・と思わなくは無い訳ですが・・・・
 
可もなく不可もなく というのは既に発売されて1年近くたつ端末で Android SmartPhoneに直すと 第一世代に近いわけです。
それでもサイズに余裕があるので 現役ともいえるパフォーマンスを示してくれているわけです。
実際、現在の価格ではうまくすれば2万円ジャストぐらいで入手できるわけで、その上これには3G HSDPAサポートなのですから 他のAndroidTabletに比べてお得感が高い商品なのです。
現行OSは3.1と一世代遅れた感はあるのですが LGはこんな感じなので(笑
どうあがいても 1年で倍の速度に進んでいる現行のAndroid端末の発展速度では アップグレードが間に合わないという所でしょうかね?
第一世代のAndroid SmartPhoneにICSを入れても恐らく画面サイズもインターフェースもとても使えたものじゃないとなるので その辺りでしょうね・・・ 


 
written by HatenaSync