今日のお昼ご飯のとんかつにかけたソース

今日のお昼ご飯はヒレカツ定食を食べたわけですが、なんとなく薄っぺらいカツになんとなく懐かしさを覚えて 少し多めにソースをかけてしまいました。
 
私はまあ、いまは十分な大人で 子供の頃は今とは違いというか 今以上に世間全体が貧乏な時代で、その中でも貧乏な方ながらじゃりん子チエバリの下町に住んでいました。
今考えればなのですが、カツなんて言うとハムカツしか見たことが無くて それも薄っぺらいのが一枚こっきりなわけです。
あとは キャベツがふんだんにと言いたいところですが 結構大根だったりもしました。
で、カツは一枚しかなくて ご飯は3杯ぐらい食べるのは 他に食べるものが無いからなわけです。
故に少ないカツでご飯を食べようと思うと 今考えるとなんか変な話なのですが ソースをたっぷりかけて味を濃くして 小さくちぎったカツを有効にご飯のおかずにしたわけです。
キャベツとか大根と化はというと いい若い者はそんなもの食べたくないわけです。
じゃあ、ソースの味でご飯食べるぐらいなら カツなしでソースという選択もありそうなものなのですが それは行儀が悪いと 醤油掛けごはんやソースかけご飯は禁止されていました。
下町だからかもしれませんが(笑
 
好き嫌いというのもちょっと違っていて、いま嫌いなものがあると食べないというパターンなわけで
「もう、好きな〜ばっかり食べて!!」と怒られるわけですが 上の例を見てもらえばわかる通り おかずはカツだけなのです。
勿論それ以外にいろいろあったのは 漬物だったり煮物の小鉢だったりするわけです。
今なら 漬物と煮物の小鉢と味噌汁があれば十分と思えるわけですが、若いそれも小学生とかの子供には そんなものじゃ満足できないわけです。というか 軟化の理由を付けては食べないのです。
そして おかずが嫌いだと 食べるものはご飯しかないわけです。
フリカケやごま塩、時によってはきな粉なんかをかけてご飯だけ・・・・となると親に怒られるわけです。
フリカケを取り上げられて さすがに味のしないご飯だけという訳にもいかないので しぶしぶ嫌いなおかずを食べ始めるわけです。
そうやって鍛えられて好き嫌いが無くなることと ここでも書いた通りに 味の経験を積むわけです。
 
「味の経験」とかくとなんか大層に聞こえるわけですが
今出てきたものの中 つまり小鉢の煮物や漬物、まあ、佃煮とか 子供にシシトウの焼いたの食べさせるのもどうかと思うわけですが そういったものを食べる経験をしている訳です。
ここに書いたものは子供心においしいなんて思ってないのですが 年齢とともに妙に食べたくなるわけです。
それは年齢とともに変わる趣向とそれにもまして大きく影響を与えるのが「お酒」の存在で お酒を飲みながら食べるものというのは 今までと全然違う世界を見せてくれるわけです。
良くできたもので 成長が止まり 体の動かし方がゆっくりになり 動きそのものがスムーズに無駄なくなって 退社そのものが減ったころに若いころのような脂ぎった食べ物を食べなくなるわけです。
今に至っては 豆腐の味が・・・・なんて偉そうに日記に書いたりするわけですが、子供時代なんて 見時と変わらない豆腐なんて栄養もない なんて言ってた訳ですから。
 
もう一つ、今になって食べても本当は大したことの無い味なのでしょうが、子供のころ美味しいと思っていた意識があるので食べたくなるものもあります。
先日から書いている 老舗のカレーなんかもそのような気もします。
他にも、鯨なんかもそうですね。
子どもの頃は給食の定番メニューで、その上家に帰っても出てきたりするわけですから
じゃあ、肉が好きかというと実はそうでもなかったのです。
この辺りは 我が家がより貧乏だったと思っていただけると解りやすいのですが 牛肉は今に比べて値段が変わってないというのか 当時の物価からは非常に高い物だったのです。
故に、家族全員で割ると 肉となるとほんの一口程度。
今なら人値一枚のステーキ肉ぐらいを 家族6人で割ったのですから下手をすると一切れづつ。
それでも、親は我慢をして 脂身の多い大きい部分を子供に暮れていたのですが 子供にしてみれば 一口で終わるような物よりもハムカツのようにハムの面積のある つまり食べ応えのあるものの方が良かったわけです。
今になって考えれば 罰当たりな話です。まあ、まだ親は健在なわけですが こっぱずかしくってそんなことは言えないのですけどね。

PDAと言われる端末を使っていたころの話なのですが 
電話線の通信に関して言うなら 2400bpsが普通で9600bpsというのが高速でした。
このあたり異常に遅いと思われるかもしれませんが 可聴範囲の音声信号を データに再構築して伝えるような方式なのです。
今でも音声の帯域は8K〜16Kで伝わるわけですから この辺りが限界なわけです。
ISDNは64Kでそのあと 128Kに二本の回線を束ねて使っても電話代同じになって ようやく128Kがスタートするわけです。
で、PDAに繋ぐのは 今でも持っていますが 電話機の受話部と送話部にマイクとスピーカーを括り付けて 「ぴーがらがら」とモデムの発生する音と同じものを送る装置でその後はモジュラープラグを直接差し込む モデムになりました。
無線を使た物であれば携帯電話を利用した物もありましたが 数分喋ると〜百円だった通話料金でデータを送るととんでもない事になるので 携帯電話を安くした PHSと言われるもののデータ通信機能64Kで通信できるCFカード型のものやPCMCIAカード型の物を使って通信を始めます。
それでも、十分に高く「パケ死」という言葉がこのころ生まれて PDAやノートPCで通信する人たちはもれなく個の洗礼を受けたわけです。
この時にいろいろな工夫が生まれます。
データを圧縮して送信量を減らしたり、通信するデータを限定的な場所を作ってそこを軸に通信を行ったりです。
端末そのものもそんなに高速で無かったことから 通信している時間とデータを展開している時間とどっちが長いんだろうという 根本的な疑問をサイフと相談しながら考えたわけです。
 
所が先日Xiと言われるデータ通信機能付のSmartPhoneを購入したときに MoperaというNTT系のプロバイダーがいったん解約になり再契約という形になりました。
メールアドレスなども変わらず、そのまま移行されるので継続と何も変わらないのですが 良く見ると「圧縮設定」というのが無くなっています。
実は私は未だにこの「圧縮設定」というものを使っていて 3Gで使う際もというより実は128KでDOCOMO以外の端末を繋いで パケット通信をする際に少しでも快適に通信できるように使っていたわけです。
仕組みは簡単で、データ量の無いオブジェクトを削り、圧縮しても問題の起きにくい例えば画像などを間引きしたりしてデータ量を小さくする機能です。
SmartPhoneが解像度が上がったと言ってもサイズも小さいので間引きされても解らない(笑 程度なのでこれでも困らないですし 少しでも早く通信処理が終わるなら・・・なんて使っていたのですが この指定そのものが無くなっています。
XiはLTEと呼ばれる通信規格を使っていて 非常に高速なパケット通信が可能で 下手をするとADSLよりも早い速度となるので そんなもの固定回線と同様必要ないと言われるのならそうなのですが・・・・
 
地震が起きる前に 京都議定書を受けて「省エネ」に目標を掲げてあちこちの企業に協力を得ようと政府は走り回っていたわけですが 結果的に省エネが実行として働いたのは 皆が意識して動いたのは 原発が止まり電気が止まるかもしれないとなってからです。
パケットも節約しなければいけないと 口を酸っぱくして言っているし、実際障害も少なからず起きているのに実は全然逆の方向に動いているのです。
せっかく圧縮してでも減らそうという仕組みをなくしてしまうわけです。
まあ、この辺りもし 全員が使ったりすると 高速のデータ通信のパケット量に圧縮サーバーが負ける可能性があるので 全体的な見直しもない今 維持が大変だという事も解るのですが・・・・
もちろん、他のキャリアとの販売競争に勝つために 各キャリアがいろいろなパターンの値引きを始めていて パケット単価が昨年度から半分近くまで下がりかけている訳です。
その一方で もう無理だから定額はやめようと言う論議を当たり前のようにしている訳です。
勿論使う側も 定額をよい事に何の工夫も無く 蛇口を閉めることを忘れたかのように 開けっ放しの蛇口で使い続けている訳です。
だいたいシステムが数分毎に途切れずアクセスをしている訳ですから 完全に止めたりするようにすらできていないのです。
 
お昼ご飯のとんかつにソースを溢れるほどかけなくなったのは生活が変わったからです。
好き嫌いの話でいうと 私の頃はおかずを食べずにご飯を食べたわけですが、いまは別のおかずを食べるが選択肢にあるわけです。
パケットも逃げ道として 他のキャリアがあるから それに負けない為の価格体系が必要になる訳ですが すべてのキャリアで帯域不足というなら どこからどこに逃げてもやっぱり帯域不足なわけです。
SBがダメでDOCOMO、現在DOCOMOで障害が多いから じゃあ次はAUですか? E-Mobileですか?
おかずが沢山あるからでは無く 必要であれば統合も必要でしょうし それも見越した統制が取れてなければ 間違いなく次はコストに跳ね返す変更をするか 品質が低下していることが当たり前の通信手段となるかでしょう。
Operaというブラウザーを非常に私は高く評価しています。
通信を圧縮する方式を内包しており Opera Turboのチェックを入れると 通信ッパケットの10〜20%ぐらいが圧縮されます。
じゃあ、みんながブラウザにOperaを使えばすくなくともWEBの閲覧のパケット消費が減るわけです。
勿論、一部使えないコンテンツが有ったりという問題があっての事なのですが・・・・
電気の消費と同じで ユーザー側にもキャリア側にもそれを何とかする方法は既にあるのに 掛け声だけのキャリアにわざわざ乗ってあげる必要もないと だってまだユーザー増やしているから自分は大丈夫という ユーザーが節約方法を考えるはずもなく・・・
この問題は先が長く 辛い結論が待っているような気がするわけですが・・・・
ソースの掛けすぎも 塩分の取りすぎでダメなんですけどね

written by HatenaSync