Doroboが来た Part3

Doroboには80Gと160GのHDDが入っていた。
じゃあ合計240Gなので Raid 1 ミラーリングとして 半分の120G・・・と言いたいところなのですが 実は44Gほどしか使えません。
一つは コピーするエリアとして必要な「保護に必要とするエリア」としてやく100G程
もう一つは拡張用に用意された72Gほどがあって 結果的にその容量となっています。
これらは 最も大きいHDD この場合は160GのHDDがクラッシュした際にも データが保護されているという事です。
160GのHDDが無くなったときに80GのHDDで二重化されていると思うと 容量は想像つくレベルかと思います。
じゃあ、ここに80GのHDDを足せばどうなるのでしょう?
結果的には80Gほどの実用量が取ることが出来ます。
以前に書いた RAID 5と同様 二分割して書き込み 残りのドライブにそのパリティを書き込んで どのドライブが壊れてもデータの安全性が確保されている訳です。
じゃあ、160GのHDDの80Gが無駄になっているじゃないか!! という事に関してはその通りですがこれは 3台だったからなのです。
ここに160GのHDDを足すと 二台ずつでペアになって補完し合う様な構成となるので一気に容量が増えるのです。
 
うーんめんどくさい!?って思われるかもしれませんが ちょっと考えてみてください。
RAIDしたHDDなんて使ったことないしこれからも必要ないよ・・・・と言われる方
じゃあ、HDDが故障して 大事なデータが無くなったことは??
SDカードの故障やUSBメモリーの故障、HDDの故障などを一度も経験したことの無い人って 実はほとんどいないのですよね。
いや、自分にはそんな重要なデータは無いよ・・・なんて言っている人も 気が付いてないだけだったりするのです。
例えばカメラなのですが ちょっと前までは馬鹿ちょんカメラや写るんですみたいなものが 観光地でみんなが持っているカメラだったのですが 今は携帯電話かデジタルカメラです。
実はムービーも未だDVテープの物を持たれている方が多いのですが 実際に売り場に行ってみますと今はHDD内蔵だったり既にこれも古くて メモリー型の物が殆どなのです。駆動部品が無いとコスト的にもぐっと有利で 先進性をうたえるという両方の部分から採用されている訳です。
音楽・・・もカセットテープを使う人なんかほとんどいなくて MP3プレーヤーです。
カードの利用明細も 多くWEBの物に変っていて PDFをダウンロードしてください・・・なんて
今までが大丈夫だったからって これからも大丈夫とは限らない状況にいる事に気が付いてられるでしょうか??
HDD価格が下がったこともあって HDDの容量を削るよりも 安全性の方を優先されるべき状況に今はあるのです。
 
Doroboの利点は昨日のレビューの書きはじめで書いた通りに 設定なんか何もなくても 基本的にソフトをインストールして チェックボックスにチェックを入れただけで終わるという 簡単さにあるわけです。
簡単だという事は特徴ではあるが 本来強調されるべき機能は 「安全性」なのです。
「安全性」を確保しながら 簡単であるという事なのです。
 
じゃあ、Doroboを使った状況を想像してみてください・・・・といってもなかなかイメージしにくいと思いますので仮想的に私が
例えば 1万円で2TのHDDを三台買ってきまっした。
メーカー保証付きの2.8万円のものを2台買うか保証なしのバルクを3台買うのも同じぐらいなので 3台購入しました。
家に帰ってDOROBOにぐさっとHDDを3台刺すと ビルドが始まりHDDを使える状態への設定が自動的に始まります。
容量が容量なので 結構時間がかかると思いますので 一晩ほど待ちました(笑
そうすると、おおよその容量ですが4TのHDDとしてDoroboのドライブが出来上がりました。
ここまでは4TのUSBHDDを購入してきたのと全く変わらないわけです。
速度の話は 後にするとしてUSB(2.0)で接続されているHDDよりははるかに速く 家でつながっているすべてのPCで利用できるHDDが出来たわけです。
まあ、ここには設定らしい設定は存在しないわけです。
それにこれだけであればUSBのHDDもDoroboも速度以外は大して変わらないわけです。
 
空を見て見られない雲が見えるなと思ったら 突然家が揺れ出した!
地震ですが 大したことは無くて震度2ぐらい 何事も無くて・・・って安心したのは束の間です。
Doroboに入っているHDDの一つに赤ランプが点きました。
HDDというのは「ハードディスク」というぐらいですから 固い板で 鉄をベースとした板に磁気でデータを書き込んでいます。
それを回転させてレコードのように(って比喩は既に分からないかな??)ピックアップでデータの読み書きをしている訳です。
当然読み書きするヘッドと板の距離が短ければ短いほどよく 磁気ヘッドは非常に小さいコイルなわけですが これをジャンボジェット機とすると わずか25cmの高さを 時速700kmぐらいで滑空しているような状態です。
大きな振動があると ぶつからないようにばねの力でディスクの無い所に びよーんと戻るわけですが 読み書きしている状況で周りが揺れたらそれも間に合わず 地面に激突して 板を削る若しくはヘッドが破損するという大惨事が中では起きるわけです。
起きてしまった事はしょうがない・・・・とあきらめるわけにはいかないのです。
子どもが生まれてから毎週撮りだめた写真がここには・・・・・となった時に
USB HDDの人は絶望し Doroboの人は HDDのランプが赤になって 1台のHDDが壊れたことを知らされるだけなのです。
勿論、「一万円損した・・・・」という悲しみはぬぐえないわけですが 「子供の生まれてからの写真が・・・・」という事となったわけです。
 
地震のおかげで一つ賢くなったので RAIDを買いに秋葉原に出かけました。
どれを買ってよいのかわからないので お店の人が進める 大手商品を購入しました。
これで大丈夫・・・・なはずなのですが筐体だけで売ってなかったので 中にHDDが入っている。
じゃあ、壊れてないHDDは・・・・というと お店の人は
「それは好きにしてください」と、笑いながら答えた訳です。
むっとしても どうにもならないのです。
HDDの入ってないRAIDケースだけ・・・・となると 実は業務用の物しかほとんど存在しません。
若しくはコンピューター本体内の RAID機能付の物を使うか・・・・なのですが
じゃあ、何故売ってないかなのですが 実はHDDの相性の問題があります。
使える容量や速度 キャッシュの量等で特性が変わるので メーカー製のRAIDはHDDの機種を指定されていたりします。
購入してもHDDのマウントから 両機の確保やHDDの組み合わせRAID形式の設定、ビルド作業等々 基本的にすべての項目を設定する必要があります。専門用語バリンバリンの設定を(って私もこれ設定するの嫌いです)
やっぱり大手のHDD入りを買っておこう・・・・となる訳です。
 
先ほどと同様地震が来たら、そして同様にHDDがクラッシュしたら・・・・・
もちろん、今度は大丈夫!!
で、入れ替え用のHDDを購入に秋葉原にきました。
「〜というメーカーの入れ替え用のHDDを下さい」と駅前の大手量販店にお願いすると
「アッそれは取り寄せで 4万円程(これは私の RAIDのHDDの部品価格 ちょっと古いので高い!!)です」って言われるわけです。
それは無いよ・・・・って思うわけです。
じゃあ、前にUSB HDDを買って痛い目を見た人でDOROBO買った人はどうしたでしょう?
4TのUSB HDDから1台のHDDを抜き取って Doroboに差すことが出来ました。
ソフマップやクレーバリー(は無くなったんだっけ)で一番安いHDDを後二台足して DoroboでRAIDを組んで使い始めました。
地震が来てもHDDが一台壊れたとしても 秋葉原で2T以上のHDDで安いのがでれば(時代とともに容量が大きくなるので 壊れたときに同じ容量があるとは限らない だから上記 メーカー製の物は補完し続けるので高い)それを買えばOKです。
安全性は同等に近く、価格的には使う機会が増えれば(あまり障害はあってほしくないわけですが)その分安さを実感するわけです。
勿論、もともとのHDDが安いやつなので障害が発生し易いかもしれませんが 実際メーカーが出荷するPCや秋葉原で購入するPCなどと同等のHDDが付いておりますので それぐらいの品質はあるわけです(あまり安すぎるのは怖いけどデス・・・)
 
Doroboを導入するという事は安全を買うという事で その為のコストを考えたとき・・・・
Doroboの利点が出てくるという訳です。



このレビューで使用されている商品はWillVii株式会社が運営するレビューサイト「みんぽす」 が無償で貸与しています。本レビュー掲載は無報酬です。また、WillViiは掲載内容に一切関与していません。(本情報開示と事実誤認時の修正を除く)レビュー商品無償貸し出しサービス 「モノフェローズ」に関する詳細はこちら
WillVii株式会社みんぽす運営事務局)

written by HatenaSync