シャープの電子辞書 PW-AC30がやってきた。 その3

実際、使ってみるとなのだが・・・・・
正直実は結構戸惑っています。
仕事先からの文章をぽちぽち手書きで入力して 単語を引きながら見るという使い方になります。
ところが、単語の意味そのものは分かっても つながりがわからないという状況に陥ってしまっているわけです。
手書きで入力できて 中国語が全く分からない人でも使えるわけですが これを便利に使うのは一応中国語がわかって わからない単語が出た時に・・・とかであればというのがメインの使い方となるわけなのですが
正直実力不足で そういった使い方の時の便利機能や利点などを伝えきれないのが 申し訳ない。
せっかくの中国語モデルを 英語モードで使うとなると話は違う。
何かしながら片手で入力してみるという使い方なら これは便利なわけです。
検索した時に気になる単語に しおりを打っておく。
しおりがあると いつでもしおりボタンを押しておいてしおり一覧の中から探すことができるわけです。
私だけかもしれませんが どうしても覚えにくい単語ってあるんですよね(笑
二度目ぐらい出てきて これはあの時引いたな・・・ってわかるものの思い出せないやつ。
もしくは、定型的に使う言葉などをここに登録しておいて メモ的につ置いう使い方などは非常に便利で 結構登録してしまいました。
 
いろいろと使い方などを書いてきたわけですが それでもちょっと・・・と引っかかるところもあります。
一つ目は何となくの煮ツメの甘いと思われるところ
非常に便利な機能として 「一括検索」機能があります。
日本語、スペル(アルファベット)、中国語、ピンインと四つの検索ボックスが出てきて好きなキーワードを入れての検索ができるモードです。
辞書種を意識せずに使えて便利なモードなのですが このモードがありながら各言語毎のメニューがーあるのはおそらくパフォーマンスの問題。
ここで日本語の入力をすると 「大辞林」と「日中」、和英の三つの辞書を一気に検索してデータを並べるようなのですが 流石に省電力の能力の高いこのCPUではちょっと遅い。
もしかしたらROMのアクセス速度が遅いということなのかもしれませんが。
二つ目は質感です。
見た目はキーボードも含めてうまくまとめてあるのですが どうしてもユーザーとしては同じサイズのものと比べてしまいます。
見ての通りやはりサイズ的にも携帯電話と比べるわけですが 表向きはそれでも同じぐらいといえるでしょうが 裏返すととたんチープ感が出ます。
コストの面から考えてもしょうがないというところですが もう少し 所有感をそそるものの方がよい感じがします。
それでも、スタイラスを横に入れているのはレイアウトの問題でやむおえなかったのかもしれませんが 実際使うとなるとこれが秀逸。
左手で普段もって使うのですが 人差し指で裏側からスタイラスの端を押すと頭が出てきます。
それを右手で使うという操作が自然にできます。
どうしても その際に上から引き出すタイプは 本体を動かしてのぞきながらやるわけですが ちょうど持つあたりにあるのでこれはなかなか・・・と思ったわけです。
三つ目は 辞書なのですが
これはあくまでも私の旅行での話なのですが
携帯電話での連絡などで SIMカードが・・・なんて話になるわけですが(私が特殊ともいえるが)英和にはあるのですが 中国語辞書にはないのです。
コンピューター用語などに関して言えば たとえばBluetoothなんかも無く おそらく 追加辞書でそういったものが入ったタイプとなるのでしょうが 私のいうところの一般用語(それがおかしい)がなかったりしたのはいかに自分が一般人でないか思い起こすのに・・・
そして、これは学習用という位置づけだからかもしれませんが スピーカーがついていないのです。
音声を聞くには付属の (もちろん付属のでなくてもよいが)イヤホンを使わなければいけないこと。
できればこれは外におまけ程度でもスピーカーがあればよかったのに・・・と思う部分です。
 
おまけ的な位置づけですが、メニューの中から呼び出す機能の中には 何か国か分のトラベル旅行会話と トラベル豆知識というのがついていること。
中国、英語、イタリア、フランス、スペイン、ドイツ、韓国用のトラベル会話辞書がついています。
こちらの便利なのは たとえば「タクシー」と検索すれば辞書のほうでは「出租」とか「的士」とか表示されるわけですが こちらでの検索では
「タクシー乗り場はどこですか(ほかの言語のはかけないので すべて日本語表記)」とか「市内へのタクシーの相場はどれぐらいですか?」という風な会話が出てきます。
こちらはスピーカーマークの付いた文なので いやフォンを繋ぐと しゃべりだすのです。
もう一つ、この文章にはカタカナでなんとか発音を表現すべく 頑張った発音もついています。
多くのこういった専門辞書ではローマ字の発音表記なのですが 流石日本製で 文字を大きくしたり小さくしたりも取り混ぜて 何となくこれを読めば相手に聞こえるんじゃないかという表記になされています。
実はこれ読んでそのまま試してみたいのですが 3週後に中国に行くときには返却期限が・・・・・なわけです。
なかなかうまくいかないもので 自分でかえってことかな?
 
実はこの手の電子辞書というのは一つの岐路に立たされています。
その問題の最も大きな点はSmartPhoneの台頭です。
Google翻訳などの翻訳サービスがSmartPhoneアプリとして出ています。
それらとの比較となってしまます。前述のBluetoothなんかも翻訳可能です。もちろん専門用語辞書というかコンピューターに強い企業の作った辞書だからという意味もあります。
それでも、一言翻訳するたびにパケットが消費されるという実は非常にコストの高い翻訳でもあるわけです。
其れに対して利用場所も選ばず、バッテリーなどの心配することのないものと考えれば利点はあるものの 二つ持って動くのかと言われれば・・・・という問題があります。
この端末は小型軽量、それでいながらフルキーを備えているという特徴を持っており 出してすぐに使える辞書としては海外に出る際に一つ持って出てもいいかなと十分に思わせてくれるものです。
もちろん、いまも机の上に置いてありますが 海外からの訳文付きの文章で気になる点はやはり自分で辞書を引いたりするという私みたいな使い方なら十分なのです。
 
重ね重ねも残念なのは 単語がわかっても文章が読めない私にとって 単語だけでどこまで・・・と言われると本当に便利に使えてないというのはひしひしと感じてます。
それでも、これだけ遊ばせてもらえるわけですから 十分機能と面白さはあるのです。
問題はすでに持っている、紙の辞書と入れ替えてこちらに・・という人たちにうまく特徴をいえないところかなと思うわけですが もし、学生時代にこれがあったら・・・なんてのは 実際英和辞典と和英辞典を買うだけで結構これぐらいの価格になったのですから。
やはり 簡単に最後まで取扱説明書も見ずに使えている点(実際いまだに開いてない)
見ての通り 説明書も見てないのでああでもないと ここ数日使い続けてバッテリーが電池二本で全然減った感じすらないこと。
なにより少しかさばるけど 辞書ほどのサイズもなく すごく軽いことなどは大きな評価点です。
他社などは見ていないのですが、おおよそ カード型などの画面やキーボードの入力性能を犠牲にしたタイプではない限り 最も小さく軽い分類に入る商品だと思います。
あちこちの大手量販なら店頭で手にとれるので とりあえず触って見られたらと。
まだまだ時間はあるので 私もまだまだ触り続けているので 続きがあれば・・・



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written by HatenaSync