拡張性

以前にも書いているのですが ここ一年ほどはAMD A8-3850というCPUを搭載したPCをメインに使っています。
これは QuadCoreのCPUにGPU(グラフィックアクセラレーター)をパッケージングしたもので ゆえに周辺チップとしてはサウスブリッジというもの一つで済むために ずいぶんコストも面積も節約できるわけです。
IntelもCore i3やi5でやっているのですが AMDのアプローチは少し違って 少し古い世代のCPUとGPUを同梱しているながら どちらも少し前のミドルレンジのものなので 性能的にはそこそこで 安いものを作ることができているわけです。
大してIntelは当たり前ですが 新開発のCPUと新開発のGPUを合わせるわけですが コスト的にびっくりするほどの開発費をかけることはできないので それなりの性能のグラフィックの性能となってしまっているわけです。
このあたりATIという二大グラフィックチップメーカーの一つを買収したAMDの強みであるといえるでしょう。
逆にINTELはCPUと演算関連の追加機能においてすぐれており ビデオのエンコードなどでは画期的な力を発揮するのですが 使いどころに難し能力でもあります。
グラフィックに優れたゲームをするなら 追加ビデオカードを買いなさい 多くの人は内臓グラフィック程度で満足しているのですから・・・と至極まともな話をしているわけです。
 
私が持っているAMDのCPUには面白い機能があって CrossFireというのですが CPU内臓のGPUと後でつけたグラフィックカードの両方を生かしたグラフィック性能を向上させる機能を持っています。
このあたり先にnVidiaが始めたのですが 1CPUより2CPUのほうが性能が出るというのはPCの話ですが 同様にグラフィックのGPUも一個より二個のほうが性能が出ると 二つのグラフィックカードを繋いで性能を向上させる仕組みを作り上げたわけです。
最近で言えば Appleのi-Padも新しいものは 4つのGPUなんて書いているわけですから 多く持つことはそれなりに効果があるわけです。
当初は 1枚のグラフィックカードに二つのGPUを乗せた 現AMD(当時ATI)のMAXXIなんてカードも出てたりするわけですが・・・・・
この機能の制約として 同じ性能のグラフィックカードを利用するとなっているわけですが、これを使ってでも機能を向上させたい用途となると やはりハイエンドとなるわけで 数万円下手をすると10万円に近いグラフィックカードを二枚となると結構なお大尽となるわけですが それなりにレアな魅力も発揮してくれたわけです。
コンピューター雑誌などでもトップを飾ったりするわけですが実際のところ 購入したユーザーは租はいなかったのではないかと思います。
そのうち ある程度瀬能の異なるものがつなげるようになったりとしたわけですが まあ、遅いものを追加するという選択はないのと 既にコンピューターの中で最も消費電力の多い部品の一つとなっているGPUなので 複数置くと電源から用意しないとダメだったり その消費電力が発生させる熱量をどう処理するか等が重要な問題となってきていたりもするわけです。
私の持っているCPUでもそのあたりの問題がCPUのクロックを上げる妨げになっているような傾向もあります。
 
A8−3850と組み合わせて使うことのできるグラフィックカードは実は制限があって 私はその中で最も性能の高いRadeon HD6670というものを選択するわけですが 最も高いものといったところで6000円ぐらいから1万円弱というLOWレンジの商品であるわけです。
実際 1G GDDR5というグラフィック専用の読み書きの速いメモリーを搭載したモデルでも7000円弱という価格でした。
じゃあ、どれほど性能が上がるのかというと 現状の倍ぐらいの性能になるはずなのですが 実はうまく動かせてないので・・・・ もう少し工夫がいるようです。
どうもLogmeinが常駐する際に 仮想グラフィックカードとして常駐するわけですが GPUのプロパティで確認すると CrossFireと言われるグラフィックカード同士を接続して効率化する仕組みのなかにこの仮想グラフィックカードも含まれた三枚構造として認識されているからか セカンダリーとなる後付けのグラフィックカードが認識されないという悲しい状態となっています。
一応表示上は 6690D2というすごいグラフィックカードになったよというような表示なのですが 実はつける前より遅くなったという処置なしの状態です。
Twitterでもアドバイスを頂いているのですが この能力が働くにもたとえば全画面表示の時とかという条件と 対応しているものというような扱いなのでメンドクサクハあるのでどうしたもんかなという状態でもあります。
と、いうか6670をメインにしてあげれば取り合えずの性能向上が図れるのでそうしようかな・・・なんて もうめんどくさくなっている感もあるわけですが・・・・
 
まあ、私のコンピューターの環境の話はさておきなのですが 購入してからこういう形で性能を向上できるというのは結構うれしいわけです。
これはデスクトップだから・・・・と必ずしもいうわけではなく この場合追加したビデオカードは PCI Express x16というポートに拡張カードを差し込むことで実現しているのですが ノートPCにも多くの機種にPCI Express x1の機能を持った Mini PCI Expressというポートがついています。
多くの場合 通信カード(この場合は無線LANなども含む)用に使われているのですが この機能がついていることにより 通信機能が選択できるノートPCのバリエーションが生まれるわけです。
現行同じ機種で CPUの種類、RAMの容量、HDD、SSDの種類と容量、通信規格の種類などのバリエーションが作れるようになっているわけです。
ともあれ、無線LANなどは速度で気にはUSBで十分なものなので・・・とこのMiniPCI Expressに拡張カードを入れることもできて グラフィックアクセラレーター部分だけを独立させた グラフィックカード用の追加カードなどを入れて 動画再生支援機能のないPCの性能アップを行ったりもできるわけです。
ただ、このカードへのアクセスはおおよそ 本体を分解するという形でしか行えないので どうかというとまあ、できないという言い方のほうが正しいかもしれません。
かくいう私も 今入力している Dynabook SS RX2LのWifiの通信カードをWiMax/Wifi Linkに入れて使っています。
購入してからこういう形で追加変更ができるのはけっこう胸踊るものです。
 
WimaxぐらいUSBのでいいじゃないか・・・・と言われそうですが 内蔵していると本当に意識せずに使えるわけで 驚くほど便利なのです。
基本、切ることはないので コンピューターの電気を入れると 今はSSDに変えてあるので20秒ぐらいで起動し入力できる状態になるわけですが その20秒後に場所さえよければすでにWiMaxは繋がっているのです。
この便利さは使ってもらわないとわからないかな?なんて思うわけです。
確かに3Gのほうがエリアは広いわけですが 接続や切断の処理があるのに対して WiMaxは本当に無線LANと同じ感覚で使えるのが便利なのです。
消費電力的にも有利で WiFiをオンにしているのとそんなに変わらないので バッテリーも意識する必要がないというのも利点です。
USBなどはインターフェースそのものが消費する電力もあるので 無駄な部分があるわけです。
細かい話はともかくとして 内蔵できるかどうかはともかくいまはUSBポートで拡張できたりも一つの方法論としてあるわけですが それらはUSBホスト機能としてAndroidなどには搭載sれて来ています。
つまり Android端末からUSB機器を接続して使うことができるようになったという意味でもあります。
電源の問題や 意味があるのかという事を除けば外部通信機器として マイクロUSBポートの付いたWiMaxモデムを差して使うこともできるようになるはずですし、それこそ DocomoのSmartPhoneにE-Mobileのモデムを差して使うこともできるのは理論的な話。
実際はめーけてぃんぐの観点からもどうかとは思いますが Tablet用としてはありかもしれないと。実際 中国では結構こういう使い方の端末が出ているからです。
中華Tabletを購入するときに3G Supportと書いてあるので購入したらSIMスロットがなくて 愕然としたりするというのは USBモデムを繋ぐことができるという意味だったりするわけです。
それがあるという事は 逆にそういう使い方をしている人がいるという事なのです。
 
USBがあるのでそれで・・・・なんていうので終わるならわたしらしくないので もう一歩踏み込んでゆくわけですが
最初のデスクトップPCのようにグラフィックの性能を上げようと思ったらどうしたらいいんだろう・・・となった時なのですがどうしましょう。
USBで・・・・というおは実は使えないのです。
USBの転送速度が遅すぎて アクセラレーター以前に画面データを送るのであっぷっぷになってしまいます。
でもUSB3.0となると高速化するから・・・と言ったところで本体のグラフィック性能が追い付かないような速度となるとやはり追いつかないわけです。
じゃあ何を拡張となると 内部BUSのようなものが・・・となった時に PCI Expressのような規格がこのあたりにはないわけです。
つまり、拡張できる幅がずいぶん絞られてしまうわけです。というか実はあまり拡張することを考えてないというのが正しいわけです。
どうせ1〜2年もって3年ぐらいの端末だから 不足したらその時には買い換えてもらおうというわけなのですが・・・・・
なんかさびしいような気がしなくもないわけですが 
 
ただ、解決策がないわけでもなくて たとえばYoutubeフルHD画質の動画の再生できるTabletがあったとしましょう。
そのTabletは3Dのゲームを実現するにはつらい感じの性能で何とかならないかと思っていたとしましょう。
その時に、インターネット上の便利なサービスがあって 3Dのゲームを代わりに実行してくれる機械をかりて そこで実行してもらって画面だけをこちらに転送してもらったらどうでしょう?
借りている機械のスペックさえよければ フルHDの3Dゲームの画像だけが ビデオを見ているように送られてくるので それを見ながら操作すれば・・・・
本体内に拡張するというのも いずれ 今は昔の話となるのでしょうか

written by HatenaSync