Logicool Bluetooth Mini Speakerがやってきた!!

SmartPhoneを持っていて 不満に思う点がいくつがあるが Tabletをもってしても解決しない問題が一つある。
それは 「音」である。
私が持っているものの中では Galaxy Tab 10.1やArrows Tabなどがその中でも最も性能の良いものだ。
勘違いしないでほしいが 本体の性能の問題ではなくてスピーカーの問題です。
一つはトレンドもあるし私もすばらしいと思うのが薄型化のスタイルの設計上 空気を振動させるために振動帯の周囲を空気に触れるよう作りたいし 振動させた空気を効率よく送り出すための 特に低音を効果的に出すために使う空気をためておく箱の部分を設計の中に入れることができないことです。
もう一つは、振動そのものをコイルに電気を流すことで起きる磁力をベースに作っているので そんなものを巻き散らかされると 狭いところに何とか配置した電波を受信するためのアンテナ類に悪影響を与えることからできたら小さくしたいわけです。
音の再生能力だけでいえば、すでに音楽プレーヤーなみであるという事にはおそらく誰も異存はないであろう。
Smartphoneを最も多く販売しているi-Phoneが音楽プレーヤーに電話機能を追加したものなのだから 当たり前なのである。
じゃあ、その当たり前の機種ですら スピーカーそのものは軽視されているといってもいい状況なのだ。
外で使っているときだけでいえば どうせヘツドフォンを使うのだから関係ないともいえるわけですが 家の中で一つのメディアプレーヤーとして見た場合には不満たらたらなのです。
不満に思われたことはないですか??
 
SmartPhoneはPCとの接続をベースにスタートするわけですが 現在ではPCをクラウドという名前に置き換えることでいかにも単体で成立している機器のように見せかけているわけです。
見せかけているとはいえ、自宅のPCをベースにしていないので インターフェースに使える機器はSmartPhoneだけという状況でいうなら 家の中でも単体利用の人が少なからずなわけです。
まあ、簡単に言えばテレビ以外音楽や映像も記録されたものを見るのは SmartPhoneとなっているわけです。
勿論、画面の小ささをカバーするためにHDMIケーブルを繋いでモニターに映したりすることもできるわけです。
それはリビングの話で 寝室で考えればそこまで大がかりなものは必要ないわけです。
で、今回のBluetooth Speakerの登場となるわけです。
ちなみに、今回の 「Logicool Mini Boom Box」は Fanfansさんの企画で Logicoolさんから提供頂いたものです。
 
じゃあ、SmartPhoneでの使い方をいイメージしてみてください。
例えば音楽なのですが、音楽だけを聞いていますか??
音楽を聴きながら WEBを見たりアプリケーションを使ってみたりとそういった使い方じゃないですか??
SmartPhoneの多くは縦長に見えるような使い方ですが アプリケーションによっては横にする使い方。
寝転がったりすると 方向が勝手に変わったりして ちょっとイラってなったりして(笑
そういう持ち替えをしているだけで スピーカーの音が大きくなったり小さくなったりするわけです。
なぜっていえば 多くの場合スピーカーは背面についていて 小さな穴から音を出している程度。知らないうちにそこを押さえていると 音がこもって小さくなるわけです。
一応の対策は立てられていますが(穴がサイドやRを付けた部分に付けている)それでも 画面を上向きに机の上に置いただけで音がこもってしまうわけです。
スタンドを使ったりしても 汎用だと同じ理由で音がこもるわけです。
 
で、今回の「Logicool Mini Boom Box」は 何よりも大きなポイントとして 小さいのです!!
ボディーサイズは 数値でいえば115.5x71.2x57.5(mm)なのです。
小型のSmartPhoneを3〜4段重ねしたようなサイズです。
重さは230Gなので ヘビークラスのSmartPhone相当と なかはスカスカなわけです。
SmartPhoneとの接続は勿論、Bluetoothとなっていて A2DPのプロファイルで 音楽の再生を受信し、AVRCPのプロファイルで音楽機器のコントロールを、そして最も特徴的なのがHFPHSPのプロファイルを持っているので通話用に使う事も出来て マイクも内蔵されているわけです。
iPhoneであればSiriを音声で操作することもできるはずです。
本体はこんな感じです。

上に置いたSDカードの大きさを比較すると そのサイズはわかってもらえると思います。
背面には電源ボタンと充電用のMini USBポート、一応ケーブルでつないでも使えるように3.5φのミニジャックもついています。
電源を入れると

本体の上に操作パネルが浮かび上がっているという作りです。
ボタンは しばらく使っていないと自動的に消灯されるのと 思ったほど明るくはないので邪魔になることはないでしょう。
では、SmartPhoneに繋いで使ってみましょう。
 
まず、SmartPhone(Android ベースで書いています)にBluetoothが搭載されていると思うので そのスイッチをオンにしてください(設定ー無線とネットワークにBluetoothの項目があるので チェックボックスをチェックするのが普通です)
起動をしている間に 「Logicool Mini Boom Box」の電源を入れてBluetoothと電話のアイコンの書かれたボタンを長押しします。
本体前の Logicoolのアイコンが青と赤に点滅を始めると接続待ちの状態。
そして Bluetooth設定で「デバイス検索」をすると 「Mini Boombox」が検索の中に登場します。
選択すると自動的にペアが終了します。

設定を見ると ちゃんと

PhoneとMediaが認識されています。
もう、この状態であれば 音を鳴らせばこの「Logicool Mini Boom Box」からなるように設定されています。
いや、本当に簡単に使えます。
次回からは両方の電源を入れると 勝手につながるので(機種によっては自動接続を設定する必要がある場合がある)もっと簡単です。
 
じゃあこれで何ができるの??
先ほどの例に沿ってゆきましょう。
音楽を聴きながら・・・・なのですが SmartPhone本体のBluetoothが起動されているなら、「Logicool Mini Boom Box」の電源を入れるだけで 接続は前述のように終了です。
SmartPhoneを触って音楽を流すとこのスピーカーから聞こえます。
本体を上にしようが 下にしようが音楽は同じところから安定した音量で聞こえます。
夜になって 毎晩充電する必要のあるSmartPhoneでは 必ず充電ケーブルを繋ぐわけですが 音楽を聴くだけであれば 再生を始めた時点で「Logicool Mini Boom Box」を好きな場所に持って行って聞くことができます。
なんと10m離れても 途切れないBluetoothの仕様です。
実際、毎晩ベッドルームでこのスピーカーを使っているわけですが その電源を切ることを忘れていてそのままTabletだけをもって3Fから1Fに行って お風呂場で使い始めると全く音が鳴らないのにびっくりしていたら どうもつながりっぱなしになっていて ベットルームでは爆音が・・・(笑 という事になっていたようです。
「スピーカーだけ持って行っても 操作ができない!」 と、いう心配はご無用なのです。
先ほどの写真でも見てもらった通り 確かにアルバムを選ぶことはできないわけですが 
再生/停止、曲送り、曲戻し、ボリューム+、ボリューム−、そして通話ボタンに関してはここから操作可能です。
もう、SmartPhoneを触ってなくても・・・・という事に。
ケーブル接続ではおそらくこんな使い方はできないわけです。
 
スピーカーの性能なのですが3Wのスピーカーが右左に二つ付いています。
実施のところ二基搭載していますが 左右の音の分離感は正直なところあまりありません。
明確に左右別々という音でなければ あまり左右の差を感じることはないかもしれません。
これは小型のスピーカーではやむをえないところ。
逆にこのサイズのスピーカーでよくある欠点の低音に関してで言えば 実は驚くほどのパワーを感じさせてくれます。
よく見るとちょっと凝ったつくりになっています。

天板のコントロールパネルの下側は 本体との間に大きな隙間が作られています。
そこから中をのぞくと スピーカーの背後にボックスが作られていて その箱の中の空気の振動を導く配管が作られているわけです。
ここから低音を背後から両サイドに向けて発音しているわけです。
低音は左右の分離は殆ど感じられないので 後ろ側から出るがままに引き出されているわけです。
よくよく小型のボディに ぎゅうぎゅうに押し込めたわけです。
しかし、ゆえに本体サイズから想像できないボリューミーな音が聞けるわけです。
勿論、サイズなりのものであるというのは違いなく どうしても本体が揺れてしまうほどにボリュームを上げると 音楽によっては本体の振動が止まらなくなる という事が発生することもあるわけです。
全般的には 非常にナチュラルな高音がキンキンしにくい 割とバランスのとれた音ではないかと思います。
イコライザーで調整して作られたという音ではありません。
 
性能に関してはもう一つ 書いておかないと駄目なことがある。
最近の音楽や映像コンテンツに関して言うなら 著作権保護機能があって こういった外付けのスピーカーに出力できないという事が少なからずあります。
Bluetoothのヘッドセットでも その機能を持っていないと コンテンツによっては使えないという事があります。
テストしたのはArrows Tabでですが 本体内蔵のワンセグチューナーでデジタル放送を視聴中も スピーカーから音声は流れます。
また、DiXMプレーヤーで DLNA接続でBDレコーダーを接続して DTCP-IPで保護されているコンテンツ再生中にも 音声はちゃんとこのスピーカーから聞こえてくるわけです。
実はカタログにもこのことは書かれていなくて 思わず書いとかないとだめじゃん!!って思ってしまうわけです。
まあ、カタログには書かれていないので SCMS-T対応なのかどうかはわかりませんが ここで試した限りではOKそうでした。
 
10時間という駆動時間はどうですか?
この10時間なのですが 連続駆動時間です。
USBケーブルを接続した状態で使い続けることもできるわけですが 連続利用はこの時間となります。
実は同様の持ち時間のヘッドセットなのですが おおよそ普通に使っていると2〜3日使う事ができます。
実際に音を出していないときの消費電力は非常に少ないものです。
連続で音を出し続ける時間は 思った以上に長くないのと ボリュームの大きさで消費電力が変わりますのでこの時間に関しては間違いないレベルでした。
正直、Logicoolさんの商品はキーボードやマウスなども使っているのですが おおむねカタログに記載されている時間以上(そんなに連続しては使えないこともあって)に持つことが多いので
 
i-Pad、PC、Android等他OSのSmartPhoneも接続してみましたが 標準的なもののようでどれも接続利用が可能でした。
取扱説明書が必要なのか?というぐらい操作は簡単で、おそらく今の端末で使うなら問題をおきることはまずないでしょう。
唯一、気を付けるとすれば 端末側から接続を切った際に、外部からの電源を繋いでいると電源を入れても認識されないことで 電源ケーブルを抜いて電源を入れなおす必要がある点ぐらいかと思います。
私がお気に入りなのは 実はスピーカー側のボリュームがSmartPhoneと独立して存在していること。
わかりにくい書き方なのですが、ヘッドセットなどでは多いのですが AVRCPで機器コントロールを操作するのですがそのコントロールの中にボリューム調整もあります。
SmartPhone本体のボリュームを直接上げ下げコントロールする機種と、スピーカー側にはSmartPhoneから来た音量を中のアンプで上げたり下げたりする種類のものがあります。
前者は本体内に可変する機能を持たせないので コスト的に安く上がるのですが、スピーカーを繋ぐ際にボリュームを調整してしまうので 翌日電話として繋ぐときに音量が変わっていて驚いてしまうことがあるのです。
このスピーカーに関して言うなら後者で コストがかかっても別にボリューム機能を持たせるようになっているわけです。
この機能により、わずか15段階しか持っていない SmartPhoneのボリュームのコントロールをもっと広げることができるわけです。
寝る前に非常に小さな音量で音楽を聴きながら なんてこともこのスピーカーならできるわけです。
 
実売価格は6千円程度という最も安価なBluetoothスピーカーの分類に入るもので サイズ的にも小型の部類に入るもの。
ともあれこの価格は実に微妙で じゃあ買ってみようという価格ではありません。
じゃあ、スピーカーを別に用意する必要があるのか?なんて思ってしまう種類の商品です。
しかし、SmartPhoneをもっと家で活用しようとなると あると全く違う生活ができる商品の一つなのです。
家に帰るまで 音楽を聴いていて 家に着いた途端そこから音楽の無い生活なんて。一方、帰ってこのスピーカーの電源を入れるだけで そのまま継続して聞き続けるわけです。
自分を切り替える必要のない生活を スタートしたいならいかがでしょうなんて商品なのかなと・・・・


Fans:Fans


written by HatenaSync