それでもTegra

先日より Asus Eee Padを使っているのだが、かの国ではすでに新型の発表が成された。
新型は・・・と言いたいところではあるが 大きく変わったのは画面解像度です。
i-Padに触発されたのか高解像度に代わるわけです。
CPUはTegra3で・・・という事で言うならハードウエア的には TF200もTF300もそう変わらなかったのですが液晶という意味ではTF700は変わりましたがコアの部分は変わらないわけです。
 
TegraはnVidiaのCPUで、ARM系のCPUにnVidiaが最も得意とするグラフィックの部分をオリジナルで作られたものをパッケージングされたものです。
利点はなんといっても強力なグラフィックスで、PCの世界でも最も強力なグラフィックベンダーの一つで対抗すべきATI(現AMDの一部門)はARM系にグラフィックコアを表立っては出していないので 強力さは比類なきものなのです。
思ったほどに能力を発揮できないのは 各社各様にグラフィックを拡張してゆくので プログラム側が対応しきれておらずOSに置いても必ずしもファンクションを用意している訳ではないという点です。
制限があり絞られるとはいえ、WindowsOSのようにグラフィックのファンクションを規定し それに即した進歩をしてゆくという事であればそれはそれで比較的速いチャンスで機能を発揮できることとなるわけです。
それでも、動画再生支援などは有効に働き 例えばこのTegra3であれば余裕でFull HDの動画ワオ再生できるという事なので凄い話ではあるわけです。
もう一つ、それほどに大きなプログラムが作れないというハードウエアのスペック上の問題があり(対応していない機種を限定するのが難しいので) 大量のデータを必要とする驚くほど詳細な3Dグラフィック、それを叶えるプログラムをTegra限定で作っても・・・という意識が働くのか そんなに数は無い訳です。
Tegra ZoneのようにTegra CPU対応機種用の専門サイトには驚くようなグラフィックのゲームなどが有ったりするわけですが・・・・
 
Tegra以外のCPUとなるとサムソンのCPUやSnapdragon、Tiから出ているもの、そして先日も書いたルネサスの物とかもあるわけですが どうもSmartPhoneの世界ではサムソン(これはサムソンが出しているSmartPhoneが多い、あとはi-Phoneもこれに近いと言われている)、Snapdragon辺りが多くてTegraはどちらかというと少数派。
さもありなんで、3G通信用のベースバンドチップと呼ばれる部分が 他の会社は強くどうしても借り物をパッケージングしているイメージが強かった(今後はちゃんと追いついてくると思われる)こともあり、ベースバンドチップを別に持つと消費電力や 本体サイズに制限がある事からも制限が増えるので選択されないわけです。
それに対して、その欠点が出にくい、Tabletとくに3G機能を持たないものではTegraの使われている比率は非常に高いわけです。
Android Tabletのリファレンスと言われる XoomもTegraを使っている事からもそれはうかがえるわけです。
 
GoogleGoogle Tabletというのを発表したのですが これがTegra3を採用しています。
また、リファレンスTabletTegraで・・・となったわけなのですが 実際私的には歓迎されることなのです。
Android Tabletにおいて既存に発売された商品で AndroidOSが4.0にアップデートされた機種を頭に思い浮かべてください。
解ると思うのですが 殆どと言って良いほどTegra2の機種なのです。
それもかなり早いタイミングで。
このCPUをターゲットに開発を進めているという事は それに対しての対応が早いという事でもあるわけです。
Galaxy Tabletですらあれほどの販売数を誇っておきながら4.0には正式にはなっていないのですから・・・・
 
実は、Asus PADなのですが、TF700の新型にはもう一つ大きな特徴があります。
3Gの通信機能の付いたモデルがあるという点です。
今のところ、4コアのモデルは3Gなししか選択できないそうなのですが それでもTegra類型のCPUであろうことは想像できるのでベースバンドチップの動向んされたCPUを搭載するのでしょう。
OSがTabletとSmartPhone統合された今、Tegraの搭載された機種はアップデートが速いかも!?なんて事になれば そちらに流れてゆくかも・・・
4.0のアップデートに各社結構苦労しているようなので この点は大きな利点となるかもしれません。
最も、そのTegra2を搭載したSmartPhoneでは例えば私のOptimus x2においても4.0待ちなのですけどね・・・・
そろそろ、Snapdragon搭載機もアップデートが始まったので このタイミングの速さが今後の市場を握るカギになるかもしれません。


written by HatenaSync