CPUとOSとアップデート

Samusng Galaxy S2のICSアップデートが始まった。
ぽつぽつと今後増えてゆくのでしょう。
 
ICSは Android OS4.0で、4.1が発表された今は最新とはいえませんが 現行販売されているAndroid OSの中では最新のものとなります。
新型の機種として設計されたものは順次対応してゆくわけですが、旧機種のアップデートという意味ではようやくぼちぼちと始まったわけです。
アップデートの障害は、一つはOSの機能としてサポートされていながら ハードウエア的に対応していないものとなりますとその機能を制限してOsをアップデートしてよいものかという検討が始まります。
例えば加速センサーが無いことはOsの基本部分にとっては全く影響が無いわけですが それを使ったインターフェースのアプリケーションとなると そう安心してもいられないわけです。
例えば、画面もブロックした上で左右に振ることだけで コントロールするようなアプリケーションとなると操作そのものが出来なくなるわけです。
ホームボタンや戻るボタンがあって何とかなるでしょう・・・といわれそうですが ゲーム等で間違えて押しただけで戻って困ったりするので ある程度のブロックは可能です。
ともあれ、そういうアプリケーションが増えたらどうなるかなのですが そういった機種にはアップデートが適正でないと判断するわけです。
もちろん、RAMの容量やCPUのパフォーマンス等は前提条件としてあるわけです。
このあたりも含めてメ−カーは対応を迫られるわけです。
 
もう一つは多くの場合メーカーというよりキャリアで問題になることが多いのですが キャリア固有のサービス等を実現するためのアプリケーションが新しいOSに対応していることが要求されます。
これはOSによって異なるインターフェースを持っていたりするのでそれに対する対応等も含まれます。
で、このあたりのアプリケーションが多いか少ないかで 対応の難易度が変わります。
これが多いキャリア(メーカー)はどちらかというと時間がかかり 少ないキャリアから提供された端末は速くに対応されることが多いわけです。
もっともこういったアプリが少ないのはメーカーからキャリアを指定せずに投入された端末で キャリアに依存するサービスなどが搭載されていないので いわゆるSIMフリー機が最初にアップデート成されるわけです。
そして、日本の場合とにかく土管屋にはならないと宣言していて コンテンツプロバイダーを目指す志向の高いキャリアの端末の対応が最も遅れるわけです(笑
そして、導入しているアプリケーションが多すぎて RAMの容量に制限がありアップデートできないパターンとかも発生するので悩ましいのです。
それでも、キャリアの入れているアプリでメモリー不足に陥る端末ですから 実際アップデートしたほうが良かったかどうかというと 普通にアプリを入れていてもメモリー不足に陥るぐらいならふるいOSのまま不自由していないならつかうほうが良いという判断もあるわけです。
まあ、それでもSamsungの対応は速いなと思うわけですが・・・
 
では、それを除けば対応は・・・となるわけですが 
まあ、特に現行ではない端末でOSのアップデートを行っても簡単な話一銭の得にもならなくて もし何かバグでも起きれば目も当てられないので そういった端末に対してのサービス的なアップデートを行うかどうかというのが問題の対応となります。
その場合、メーカーの方針というのが明確に出てくるわけです。
対応の良いメーカーは端末を購入しても長く使えるから安心として 販売が伸びるということであればなのですが ここのところのあまりにも速い端末の入れ替わりの時期にはどれぐらい効果があるかは疑問です。
思ったほど、ユーザー(普通の)はアップデートを望んでなかったリスるる訳ですから(使い方が変わるし 購入したアプリケーションが対応してなくて使えなくなったりと いいことばかりではない。またそれの理由がわからないユーザーだからこそ困るわけです。)必ずしもその対応がよいかというと、アップデートのメッセージが出てうっとおしいぐらいに思っているのです。
 
アップデートの進捗にはそれらの問題もあるわけですが、他にもCPU等の問題もあります。
CPUの提供と同時に各メーカーに提供されるリファレンスを参考に設計を始めて 各メーカーなりの個性を出してゆくわけですが そのベースとなる回路図を参考例としてCPUメーカーは提供します。
それに則した設計となるわけです。
故に、同時期に出た同じCPUの端末は同じようなベンチマークの結果となります。
これは、ずっと同じではなく もちろんメーカーの中での最適化が進むという点もあるわけですが、CPUメーカーのリファレンスも補正が加えられるために 同じCPUの構成でも新しいものの方がベンチマーク等の成績が良かったりするわけです。
もちろん、ハードウエア的にも問題のある部分がつぶされて 安定して速くなっていたりするわけです。
 
じゃあ今回のようにOSのアップデートのようなパターンとなってどうするという話です。
時々のロットによっての対応が変わっていればそれが結果的にどう影響するかは異なるわけです。
1機種で2〜3年戦うようなメーカーなら良いのでしょうが それでは現在の年二度も新製品を発表するような状況にはそれでは戦えないわけです。
たんび変わる部分の設計がメーカーを苦しめるわけです。
で、リリースしたら今回の発表のようにFalshが使えなくなりました・・・・なんて状況になったら目も当てられないわけです。
それぐらいなら アップデートそのものも辞めようかな・・・なんて思ってしまったりすることもあるわけです。
アップでとしたとたん使えなくなったなんて掲示板に書かれて炎上したら メーカーの責任ではないのに・・・・
Android Marketを見ても判りますが ユーザーの程度というのはその程度だとよく判るでしょう。
 
まあ、それでもAndroid TabletのようにTegra2を搭載したリファレンスTabletがあって それに準じた機械作りとなっているなら
例えばXoom、Eee Pad、Sony Tablet、Iconiaなど等Tegra2のTabletは早々に4.0にアップデートしたわけです。
他のTabletがアップデートしていない状況を考えると そろってアップデートしているのはやはり同じに近いハードウエアだったといえると思います。
あの変則的なものをアップデートしたSonyががんばっているなと思うわけですが・・・・
同じTegra2でもPhoton、Optimus x2等を私は持っていますが両者ともはっきりしたアップデートの時期は出ていないのです。
 
現在ではCPUの種類よりもどのメーカーがという情報が先行します。
いろいろな機能が優先されて CPUなんて何が乗っているかななんて気にすることすらなくなっています。
それがこれからアップデートがある稼動羽化の分かれ目になる可能性となったりするわけなのですが
よく見たらSmartPhoneのSpecシートにもCPUの種類なんて書いてないんですね 1.5Ghzデュアルコアとか
気にならないのかもしれませんが、PCに例えると PentiumD3GとCore2Duoの3G、Core i7の3Gと同じクロックのCPUはありますが 年式もスペックも全く違うのです。
おおよそ、あGhzが最もラインナップ豊かですがGPUを含めた性能で言うならピンきりで倍以上のスペックの差があるわけです。
考えてみればそこが機にならなくなっているということは 実は速度というのは既に満足しているレベルだということなのではと・・・・ 



written by HatenaSync