音楽配信が最近煩雑に話題になるが・・・・

先日、AUからスタートしたサービス 「うたパス」に加入した。
月額315円で音楽聴き放題というサービスである。
 
昨日はSonyがi-Phoneに音楽配信を始めるということで 下種な報道機関が適当な記事を書くからややこしいことにはなったが、実際のところi-OS用の Sony音楽配信アプリケーションがリリースされたということだった。
これはAPPLEの音楽配布の仕組みi-tuneとは全く異なる独自のもので 別段難ということはないわけです。
music Ultimateで配信されるのは前述の「うたパス」と同様聞き放題で月額1480円というサービスとなる。
それをもって、APPLEの関係を話題にするほどの話ではないのですが・・・・・
 
まあ、他にもキャリアからなどでも同様のサービスが色々とあるわけで これも書籍と同様で面倒なことになっているのです。
一番大きいのは版権を持っている会社が複数存在して その各自が音楽の配信サービスを行っているので 相互にひとつの契約で全部の音楽を集めることが出来ないわけです。
同じ、i-Phoneという端末を持っていても ある曲はi-tuneで購入して あるものは別のアプリから購入してどちらも i-Phoneで聞くのだがランダムで並び替えたりして聞くことは出来ないとか言うことになるわけです。
同じことが書籍でもあって、本屋さんでは基本的にどこの出版社の本でも入手できるが 出版元が作った配信サイトではその出版社のものしか入手できないというめんどくさい仕組みなのです。
これは販売会社を経由するということを嫌がっているわけで、今まで沢になってきた販売店をないがしろにするわけですがそれはビジネスの理屈で問題ないそうです。
それに対して海外ではAmazonで 各出版社の書籍を集めて(反対しているところも実は多数だが)販売するという仕組みがあって そうでなければ普及なんて見込め無いと思うし それ故にAmazon電子書籍のリーダーは販売を伸ばしているのだと思うわけです。
日本という土壌では・・・とよく言うが、それ以上に販売店を切り捨てるという考え方は実は日本的ではなく そんなことをするから日本人に受け入れられないということがどうも偉い人にはわからないようです。
 
音楽の話に戻るが、音楽をアルバム単位で若しくは1曲単位で販売するという形では まあ全くCDを販売しているのと変わらないわけです。
もちろん、それをWEBを通じて入手できる仕組みを作ったi-tuneはやはりすばらしく i-Phone、i-podの販売の伸びも手伝って一気に音楽業界では無視できない規模になったわけです。
じゃあ、新規参入のところも同じやり方で・・・ではそれ以上の曲数をそろえて、それより安く、なんだったらそこで買った曲はあたらしいマーケットに移行できるとかぐらいの手を取らないとなかなか積極的に受け入れられはしないのです。
気に入った曲と言うのは既に前のマーケットで買っていれば 新しいマーケットになかなか移行するきっかけがつかめないのです。
で、新規参入のマーケットはどれでもその中の一つもをサポートしていないのです。
で、どうやって対抗するという状況なのです。
将来は〜何十万曲が・・・と言った所で絵に描いたもちで、その上かさ増しして入っている曲がインディーズ張りの曲であれば本当に聞きたい曲はなかなか出てこないレベルなのです。
 
では、となるわけですが一つ新しい方向性が最近見えてきています。
この「うたパス」もそうなのですが、「聞き放題」というジャンルです。
ところが、この「うたパス」においてなのですが 画面を開くと50個ほどのテーマがあって そのテーマに合わせた曲がかかる仕組みなのです。
例えば「J-POPピックアップ」とかなのです。
で、この中身は確かにJ-POPで人気のある曲が入っているのですがレコチョクの配信できる曲だけなので ない曲もあるのです。
例えばというと まあ人気のあるというAKBの極などは入ってないのです。
まあ、わたしはJ−POPという時点であまり聞かないので実害は無いのですが、まあ他のジャンルも押して知るべしなのです。
もちろん、お気に入りのミュージシャンがいて・・・というほど詳しくも無く ボーっと聞く程度なのでいいといえばそうなのですが 人が作ったミュージックミックスを聞いているというのはちょっと癇に障る曲が入っていたりもするわけです。
じゃあそれを抜いて という形でPlay Listを作成することは出来ないのです。
その上、曲の説明は何も無いので(ミュージシャン名とタイトルのみ)それ以上深い何かも無いわけです。
 
音楽離れ・・・が叫ばれているわけですが これはCD離れということだけではないわけです。
音楽は感性のものなので、聞くだけでそれがどんな・・・・とわかる感受性豊かな人はいいのですがそうではないので 歌詞も付いていますし ジャケットに説明もあるわけです。
それをすっ飛ばして極だけ並べて、もちろん、感受性豊かな人が多くの局の中からよかれという曲を並べてくれたのでしょうが 同じ感受性とは限らないのです。
私がそうなだけで、テレビの報道をあれだけ信じる国民が多いので 人が作った並びでいいという人が多いのでしょうか??
いや、さすがにそんなことは無いとは思いたいのです。
曲をテーマを決めて流すって・・・なんか聞いたことがあるなと思えばこれってラジオでやっていることそのものなのです。
もちろん、好きな時間に好きなパーソナリティの選曲を聞くことが出来るわけではないのですが それらはそのパーソナリティの選曲で説明もつけて放送してくれているのです。
それを、全部のテーマで50で月一ぐらいしか更新されない状態で さあこれで聞き放題といわれたらどうでしょう?
例えばJAZZとするなら、これは邦楽ではないので インターネットラジオにも多くのチャンネルが存在し 50や100では効かないぐらいで みんなが独創的なわけではないのですがそれdめおテーマの違う放送を無料でどんどん送り出しているのです。
それに対して、「うたパス」はどう戦ってゆくのでしょう。
パーソナリティが喋るという所を その人材が用意できないインターネットラジオでは曲だけをだらだらと流したりするわけですが それってそれこそこれと同じなわけです。
 
なんか、こう
これで上手くいくのか的な心配になってきたわけですが・・・
8月一杯は無料なのですが それ以降継続するかというと ちょっとという感じです。
スタートして 約一週間で大幅に変わってないように見えるのですが みんなはこのペースで飽きないんでしょうかね?


written by HatenaSync