SmartPhoneの解像度とPCの解像度

MACは使わないので解らないのですが、PCでは13インチでFull HDと言われる1920x1080の解像度の液晶を搭載したPCを使い始めて その高解像度差に驚く限りなのですが・・・
 
SmartPhoneの解像度は最近非常に高くなってきています。
たとえばPCの場合、歴史の古さもありますが 現在主流のPCの源流はIBMのXTと呼ばれるPCでこれはCGIという最大解像度こそ620x200でしたがその解像度では白黒表現しかできず(それも二値なので 黒か白かです)英文字で80x25の文字表現が最大だったわけです。
日本語の表現ができるようになったのは IBM ATの互換機にVGAという解像度が出てきたときで これで640x480という今でも時折出てくる解像度が登場するわけです。
まあ、当初のATはEGAというグラフィック出力だったのですが 日本に来るころにはCompacなどの互換機でVGAが標準解像度だったわけです。ただしこのモードでは16色が同時発色できる限界だったので ゲーム等は320x240のモードで256色を出して使うのが普通でした。
それがSVGAとなり XGAとなり、現状は前述のFull HDがデスクトップPCの当たり前になったわけですから時代も進むわけです。
最低限64Mのメモリーが表示のために必要となるわけですが、最初のXTの頃のメモリーが64kとか128kとか言っていたのでその当時にこの解像度は望むべきもないということはよくわかるわけです。
XTどころか8Bit16Kとかマイコン時代の128Byteとかいう時代を知っている身には 最近年を取ったからか 単位をよく間違えてしまうのも仕方のないことかもしれません。
M(メガ)というのは国家レベルのコンピューターが扱う夢の記憶サイズだったわけです。
それがT(テラ)とかな訳ですから間違えてもしょうがないかなと
 
それがSmartPhoneは登場したころからQVGAで多色環境だったので おおよそAT互換機レベルからスタート。
AndroidにおいてはVGAの解像度で256色以上。PCのレベルでいえばSVGA(これは解像度ではない)が最低限という状態でスタート。
廉価機やキーボード付きでQVGAやHVGAはあるものの WVGAが標準最低限みたいな感じで、いまは1280x720辺りをHDと呼んでハイエンドモデルはほぼこれになっています。
やはりHDでなければと思うシーンが少なくなく Galaxy S2 LTEの欠点にもそれが挙げられていたりするほどです。
LTEではなく WiMaxAUが発売している Galaxy S2 Wimaxに関しては 韓国本土のLTEモデルと同様のHD画質となっているわけですから。
このあたりS3でもそうですが 韓国版というか国際版は4コアとなっているのに対して 2コアだったりと仕様の微意妙な差が気になったりするわけです。
 
SmmartPhoneだと良くって、PCだと解像度が高すぎてなんて書くわけですが どう考えてもDpi的にはSmartPhoneのほうが高いわけです。
じゃあ、なんでSmartphoneが良くてPCがつらいのかなのですが SmartPhoneの場合なのですが アイコンサイズなどは解像度が変わっても あまり変化しないように調整されています。
アプリケーションそのものの解像度もある程度きめられていて 余分な解像度があれば拡大表示されるような動きをします。
故に、見た目のサイズが変わらないわけです。
HD対応のアプリケーションなどや文字などは大きく拡大されずその解像度を利用できるほどのきれいなデータを元々持っていますので 単純に綺麗になったと感じる事ができるわけです。
じゃあ、PCはとなるのですが アプリケーションの設定の中でフォントの指定やサイズの指定が可能になっています。
メニューやExplorerのインターフェースの仕様が決められているので、フォントだけを拡大したりすると 画面そのものが崩れたりしてしまうわけです。
故に、決め打ちで指定するのが多かったわけで、DPIを明示的に指定できる 現在のOSにおいてもそのルールを踏襲しているアプリケーションが多いわけです。
私の会社の基幹ソフトも Vaio Zで表示するとA5サイズの画面より小さい中が全画面となります。
SVGAに最適化されているアプリケーションで文字サイズが決まっているので とにかく読めるものではないのです。
もう一つ、アプリケーションのアイコンなども 固定サイズの画像で作られていたりすると マウスで選択するのに厳しい物となってくるわけです。
このあたりMACはもともと印刷業界に強かったりとして 対応が古くからできていたりするわけです。
 
じゃあ、SmartPhoneで高解像度にして効果がないのかというと 壁紙ひとつ見た瞬間に違います。
写真やイラストの表示が違うのと文字のきれいさが違います。
PDFなどでも 全体表示にしたときに目さえついて来れば読めたりするわけです。
トレードオフでCPUなどの能力を浪費したりもしているわけですが・・・・・
 
では、その怖さをSmartPhoneで感じることがないのか?というと まれに これは無理って思うことがあります。
たとえば OSのメジャーアップデートなどの時。
再起動してROMの書き換えが始まる前に GUIではなく テキストのコマンドが並ぶ画面が出てきたりすることがあるわけです。
もともと、AndroidLinuxベースのOSでどちいらかといいうと AndroidというShellがあるというイメージなので 根本的な部分の書き換えなどとなるとテキストベースのコマンドが出てきたりするわけです。
そのコマンドが流れるわけですがCPUの速度が高速なので その流れが速いこともあるのですが その文字の小ささに驚かさせられるわけです。
もう、本当に1mmないぐらいの文字が 流れていくわけですが 米の上に何文字かけるというような文字なのです。
 
PCの場合高解像度すぎるのが障害になることもあって、SmartPhoneならOKな理由がここにあるわけですが
Windowsも8がまもなく発売されるのですが これのメインインターフェースがMetro(ってもう使っちゃダメだったっけ?)はSmartPhoneと同様のインターフェースとなっています。
ここまではともかく、これからのアプリケーションということであれば 高解像度がどれほど高まっても良いことこそあれ悪いことはないというAndroidと同様となることでしょう。
ただ、これはマイクロソフト的には正しいことなのですが ユーザー的にはどうでしょう?
Windowsの最も大きな利点はアプリケーションの互換性です。
wIndows95ぐらいのころからのアプリケーションはかなりの確率で使えます。
機械を買い替えOSを変えても今まで使っているアプリケーションが継続して使い続けることができるというわけです。
Windows7になってもOffice2000が普通に使えたりするわけです。
高解像度が使えるようになりましたはVistaだったり7だったりからやっていますが、いま Windows7の機械でそのルールにのっとらないアプリケーションを私は使っているわけです。
と、いうよりそういうアプリケーションが少なくないわけです。
SmartphoneにPCが画面解像度で抜かれるかも?というのは現実の話になってきているわけですが・・・
それを止める手段がWindowsPCには仕組みとしてあっても 止めにくい話となってきているわけです。
MACが高解像度ディスプレイをうたっているのもそのあたりの弱点を突いてきているというならそれらしい話なのですが


written by HatenaSync