Windows8を入れてみた

一昨日 日本時間で深夜から開発者・評価者向けWindows8のRTM版の配布が始まった。
発売前によっぽどの問題が発生しない限り、これが製品版と同じとなるものだ。
是非、管理者は体験いただきたいと思うのは この評価は今でも遅すぎるぐらいだからなのです。
 
来々年度、Windows XPのサポート提供期限が2014年4月で切れるわけです。
と、あと、2年という考え方もあるわけですが 実はそんなに余裕はなく企業の「期」という考え方でいうと 4月が期首の企業が多く
1年は4月から3月までという考え方となるわけです。
2014年4月に切れると考えると 2013年4月から始まる期中に作業を考える必要があるわけです。
やはり一年半・・・なんてのんびり構えていると痛い目を見るのは XPの資産が何台あるかはわかりませんが かなりの台数をXPで頑張っちゃった企業も多く 当たり前の様に二世代後のWindows7が登場してなおダウングレードをして購入していたぐらいですから 少なくはなく約半数がそうなのです。
だとすると 社内のコンピューターの半数となると 人材の数の約半分がコンピューターの企業の保有台数と言われますので その中の半分がXPのPCだとなります。
もちろん、計画的に交換される大企業ならともかく 中小企業はそんなに計画的に話は進まないのです。
そこまでの規模となると 年間の売り上げの5%未満が適切な情報投資と言われるので その範疇で収まるかというとそんなわけはないのです。
トップが考えることとはいえ、入れ替えには予算が必要なので予算規模を検討し来期の予算に組み込まないことには 赤字の続く企業にとって突然の予算など期待するほうが無理なわけです。
となると、来期の予算計上となると 今季の末までとなると来年の3月がリミットなのです。
今季も半分に差し掛かるので、そろそろ後半のことを・・・というタイミングでなければ1年越しのスケジュールで進めなければいけない計画なんでそう簡単に立つわけはないのです。
では、Windows8が10月に登場するから・・・・なんていっていると それに対する対応に関して言うなら スケジュールを立てて10月にWindows8のPCを購入してさて評価を始めよう・・・で間に合うと思いますか?
多くの場合、周辺機器や使うアプリケーションの対応状況などと やることはたくさん残されているわけです。
1年半を超えてとなると余裕だったのでしょうが あと半年を割ってくるとそうそう余裕ではないわけです。
管理者の方々は そんなこと考えているのでしょうか?
というか、コンピューターベンダーも全然そんな話を持ってこないところを見ると 余裕だなと思ったりもするわけです。
日本の会社は予算が取れてないと 買い物しないんだぞということを知らないようだ。
 
じゃあ、とりあえずXPでいいじゃない・・・なんていうと 結構今でも危険なOSに成りつつあるのは確かで
Windows7を何もせずにネットワークに繋いでもデフォルトではファイアーウオールが働いて共有機能なんて何も使えないわけですが、XPであれば何もしなければ共有はされているというわけです。
解っている人対象なら良いわけですが、解っていない人にとっては危険極まりない。
めんどくさく使いにくいと言われても デフォルトは安全でなければいけないに気が付いたのはVISTAの時で、それゆえに固めすぎて不評となるわけです。
しかし固めたくなるほどにXPはつぎはぎが続けられて動いているわけです。
アンチウイルスがなければ普通に使えないほどに・・・・
つぎはぎしすぎてOSのあちこちが綻んできていて、それを毎月穴埋めしているのですが その穴埋めの作業を2014年に止めてしまうわけですから それ以降はどうなるかは解らないわけです。
それでも使うというなら止めはしませんが、それこそインターネットへは限定アクセスのみとなりますと アクセスできるところを限るぐらいしか対応がなくなってしまうわけです。
 
前置きが長くなったのですが、Windows8をICONIA Tab W500に入れてみました。
DVDから起動を選択して、指示通りにインストールをするだけ。
インストールは非常に簡単で、キーボードなどのPCの仕様の確認の確認とインストール先の確認、そしてライセンスキーの入力ぐらいが作業として必要な程度です。
CPUとして AMD C-50を搭載したICONIA Tabでは基本的にまったく何の設定もなく繋がりました。
無線LANも自動的に認識して 接続を設定するだけでアップデートなどもOKです。
今回より(PR版でもあったが)Windows HotMailというかLiveアカウントというかとの紐付けが必要となるので そちらを登録するもしくは用意する必要があります。
 
実は、もっとも今回悩んだのがこのアカウントの部分で 
設定途中で間違えたメールアドレスを入れてしまったのです。
確認もあったのですが両方とも同じ間違いをしたのは キーボードをしばらく使ってないものを久しぶりに出して使ったら、「l」のキーがちゃんと入力されていなくて 「hotemail.com」を「hotmai.com」となっていたことで そうやって登録されてしまって 変えないととあがいてゆくわけですが 「msn.com」だの「hotmail.com」だのという 普段から使っているメールアドレスは全て サービス創世期に修得したもので 日本の国のアカウント扱いされていないので 登録途中で止まってしまうわけです。
k登録されている国が違うというエラーではねられてしまうわけです。
そして、しょうがないので新しいアカウントを作って登録すると 古いアカウントがそちらに統合されて 気が付いたら多くのサービスで使っているHotmailのアカウントが使えなくなって・・・・
と、Windows8と関係ないところで数時間を費やしてしまったわけです。
 
Windows8に関しては 既に試していたわけですが正式版になってよりスマートになったようで動きも滑らかです。
今もって、旧Metroと言われたインターフェースが必要なのかっという葛藤が自分の中で生まれます。
Tabletで使うには便利なのですが、Windows7以前のプログラム(ってほとんどそうでしょう)を実行するには同じインターフェースを使えないというのと 結局ほとんどの作業が「デスクトップ」という旧来のインターフェースを使うこととなり スタートメニューがないのでプログラムを選択するのが大変で それをうまく回避する方法を今のところ思いつかないというところです。
このデスクトップでは ソフトウエアキーボードは明示的に選択しなければ登場せず 全画面表示のアプリケーションでTabletで検索する方法は・・・となった時に困ってしまっています。
これも何か方法があるのでしょうが・・・・・
 
現状、入れたよ!!程度のまま それよりも旧アカウントに紐づいているWindowsPhoneなどが全滅したのが大変でそれどころではなかったというえらい目にあったあたりが面白かったかなということで・
さて、この後どう進むというのが楽しみではあるのですが
まずは慣れてみないと・・・というか感覚をリセットするところから始めないと!!


written by HatenaSync