ネットの世界を持ち込んだことで より一層窮地に追い込まれるのに・・・

楽天が販売しているKOBOが先日よりネットに潜む悪意で盛り上がっているわけですが・・
 
個人的な感情はともかく KOBOという読書端末に関しては非常に好意的にとらえています。
何よりもその価格で、もうちょっと進めさえすれば 本当に誰にでももてる価格の端末となりえるわけです。
賛否両論はあるにしても 青空文庫をそのグループに入れているのは 一つの良い戦略だと思うのは
とにかく、端末を使ってもらうためには無償のコンテンツを用意するというのは鉄則だからなのです。
私個人としては、バンドル版で たとえば「少年ジャンプ バンドル版 KOBO」を発売して 1年分のジャンプの購入代金程度の価格で販売して1年分の購読権付きとかがベストだと思うわけです。
このあたり利権の問題があるので一概には言えないのですが バックナンバーが見れたり コミックスの新刊1話が読めたりと なんらかの特典を付けるのも難しくはないわけですから・・・・
ただ、それができないのであれば 無償の書籍へのリンクを作ることも効果的であろうと思われます。
というわけで 歓迎されるべきもので 中でも青空文庫には名作も多いので それのために子供に持たせようかと思ったものの 旧仮名遣いや古い言葉遣いなど 子供が読むには理解しにくい物も少なくなく 書店で売っているものはそのあたりを平たくしているので どちらが良いかというところで悩ましい限りなわけです。
と、いうより 発売直後にいろいろなことがあったので 先行きに不安を感じるあまり手を出すことができなかったわけですが・・・
 
KOBO楽天からの発表で 書籍の増加数を設定していてかなりのペースで増えてゆこうとしているわけですが、この試みは非常に評価されるべきもので
Amazonと同様、出版部門を持ってないがゆえに 業界に縛られることもなく 出版社にかかわらず書籍を集めることができるのではと期待しているわけです。
前に登場している シャープのガラパゴスは 一部出版社との提携があるようですし、Sonyの場合はメディア部門の在り方の問題もあります。
まあ、当たり前というか 書店で〜〜社の書籍は取扱できませんなんて 予約する際に言われることが少ないように 普通の本の販売では当たり前のことなのです。
その当たり前がないからこそ 電子書籍は苦労するのです。
勿論、各出版社が独自の電子書籍の展開を行っているので その部門との競合があるので 突然「楽天に本を提供してください」といっても すぐに賛同してくれるとは思えないので それこそが楽天の力の見せ所となるわけです。
この後、まもなくAmazonの日本での展開が始まるわけですが 実はすでにAmazonと契約がすでにできていて 楽天と契約できない会社もあるでしょうし 両者揃ってから良いほうに参加するとか、もう両方に対応しちゃえとか色々と出版社によってあると思われます。
ところが、一般紙にも話題になるような太陽の不手際を見せた段階で 大きなマイナスとなったのは否めないかと思います。
参加するはずだったけど 思いとどまった会社もあったであろうと想像します。
それでも、かなり大風呂敷っぽい計画を発表したのですが何の根拠もなしにということはおそらくないかとは思います。
あったのでしょうが・・・・
 
計画の中に含まれるのかどうかはわかりませんが Wikiを抜きだして 書籍としてKOBOで読むためのサービスが始まったようです。
ネットの評価では これで達成数の水増しを・・・なんて言ってますが これを含めるかどうかなどまったく発表もしていないので あとで「違う」と言われたら根拠のない誹謗となってしまうわけですが
私個人としてはなのですが これをKOBOのサービスの中に含めるのはどうかな?なんて思うわけです。
実際のところ電子書籍で本を読もうとなると 大よそデジタルガジェットにまったく弱い人などは少ないと思います。
約30%がSmartPhoneを使っている世の中なのです。
Wikiペディアは SmmartPhone用にアプリケーションもあり 非常に検索しやすいオンラインの百科事典として存在するのですが
必ずしも情報は正確ではないことが指摘されているのは ボランティアで記事の追加をしてゆくからに他ならないわけです。
この最も大きな利点は そんなことよちりも最新の情報が更新されていることになります。
どちらかというと 電子書籍よりもSmartPhone向けのコンテンツなのです。
よりネットに近いところに置くことで 情報の更新のことや表示なのどについて 不満感の方が勝る可能性がある訳です。
 
Amazonは、端末を数種用意して 白黒液晶のKOBOと同様の端末以外に 高性能なAndroid Tabletもラインナップに含まれています。
そして、今もっているTabletやSmartPhoneの多くにもアプリケーションを提供して対応させて 利便性を上げています。
そのあたりに関して 著作権の保護上の問題もあり日本でどう展開するのかわかりませんが KOBOにない点です。
無理せずWikiは Androidとなった端末で見てくださいと 勧めるAmazon方式の方が結果的に満足度が高く 影響を受けにくいと思うのですが・・・・
というか、いずれ専用端末なんか無くなってもいいかな?というスタンスでいること自身に強みがあるのです。
KOBOでないとダメだというのは 考えてみれば随分狭くなってしまうわけです。
現在、AndroidとPC版しかないわけですから・・・・
勿論、規模もエリアも違うので比較するのは難しいわけですが あまり高みを目指しすぎると イカロスのように羽がもげてしまう可能性があるので
単機能な商品はあまりなんでも取り込んでしまうと 高機能は汎用品に動いてしまうことになりかねないのです。
地道に着実に出版社との交渉を続け どの出版社のどの本も手に入る、日本の電子書籍と言えば楽天に全てあるという状況まで進んでほしいのですが 将来はどうなるのでしょうね?
 
 
written by HatenaSync