Nexus7を使ってみた というか Googleのサービスとの連携

週末に 譲り受けてきたNexus7なのですが 持ち歩いて遊んでみた。
非常に譲っていただいた方には申し訳ないのですが ジーンズの後ろポケットにむき出して入れている。
これは大事にしていないというよりも 使い勝手を優先したものではあるのだが・・・・
 
今回、大きく変わったのはOSのバージョンです。
勿論、4.0から4.1への変更なのですが OSとしてはマイナーのバージョンアップに属するもので 私個人として感じるのは現行の4.0系からのCPUに合わせた最適化と 新たなサービスへの対応が中心ではないかと思われる。
中でも最近スタートした Google BookのサービスやGoogle Play Movie等のサービスを前面に押し出そうとしたものと思われるのは ガジェットとしてGoogle Playのものであるからだ。
その上、購入者にはGoogle Playの2000円のチケットが付いているというのは それを促すものではないかと思われる。
これはアプリケーションではなく このコンテンツに使うべく誘導されたものではないかと思うのは 日本ではともかく海外では電子書籍の端末などの販売では当たり前の手法で 購入時に幾ばくかのチケットが付帯するのである。
これによって、まず使ってもらおうとするものなのです。
そして、今回ビデオコンテンツとしてトランスフォーマーも付帯しています。
このトランスフォーマーは HD画質のコンテンツで非常にパフォーマンスを要求するもので 故にこの端末のCPUがTegra3で無ければならなかったのではないだろうか??
 
Nexus7はTablet端末としてはひじょうに満足のいくレベルの端末です。
最も近くて持っている端末としては Galaxy Tab7.0plusと比してもさほど変わらないサイズです。
逸れでありながら快適さという事であれば 一段も二段も上である。
まず、そのレスポンスの良さが光る。
タッチしたときの端末の反応が非常にリニアである。
人によっては「ぬるぬる」という表現を使うが これに関してはAPPLEのインターフェースが優秀だが それに比したものであると思う。
実は最近使っているのが Eee Paf TF201なので この表現に抵抗がある。
Nexusに比べても もう少し高速なのがTF201なのだ。
実際の動きではこちらの方が上なのであるが スクロールなどに関しては なぜかNexusの方がスムーズなのだ。
ただ、これは非常に高度な部分で 実際にTegra2などの端末を使っていたならその差に驚くレベルであることは間違いない。
ハードウエア的なスペックとOSの向上が両者がもたらした結果であるからだ。
 
アプリケーションに関しては、一部OSに対応しないものがあり動かないものがある。
もう一つ、このOSになって提供されないものも・・・ 変な言い方だが AdobeFlashがそれにあたる。
ブラウザ上で動画を再生したりという仕組みに使われたり 動く広告などで使われるものだが そのサポートが受けられないOSだ。
一応Adobeのサポートページから入手は可能なものの、今回はいれずに使ってみたいと思っている。
本当に必要だったのか?と思えるのはムービーに関して言うなら 一部の動画再生ソフトがそれに対応していて ブラウザからコンテンツを選択すると動画再生ソフトが起動して連携するパターンもあるので そういう使い方の方がブラウザ上に小さなウインドで表示されるのに比べて実用的であるからだ。
さて、どれぐらいの不便があるか注意してみたいと思うのだが・・・・
ただ、悪いことばかりではなく これは4.0になってという事でいうなら 上記Play MovieやBookのサービスもICS以降のサービスですし 今回JBになったところでブラウザがChromeになった。
4.0では任意ダウンロードできるブラウザだったのだが 今回から標準がこれになった。
幾分、画面解像度が上がっているのにユーザーエージェントがAndroid ブラウザに固定されていたりするのが気に入らないわけではあるが これも滑らかで使いやすいものだ。
 
もう一つ、いままでヴィジェットとして追加していた 待ち受け画面での情報表示であるが これが「Home」ボタンを長押しすると「Googleマークが画面に登場し 選択することで情報の表示がなされることとなった。
別の画面になってめんどくさくなったと思われる向きもあるが 実際は新たな情報の通知は上部の通知エリアになされますし 今回は位置情報などから提供される 色々な情報も表示されるような統合された通知システムとなるようだ。
残念ながら今のところは 提供されている情報が少なすぎて使えないのと、やはり3G機能を統合した端末で無ければ 位置情報をGPSだけに頼っているのでは 使い勝手はあまり良くないと言えるでしょう。
この機能に関しては今後期待である。
 
で、使い方なのですが 後ろポケットにということはすでに書いているが とにかくぱっと出して使うという使い方が良いのです。
SmartPhoneでいいじゃないかと言いそうですが その通りなのです。
ただ、バッテリーの持ち時間や コンテンツの豊富さからこの端末は優れているのです。
青空文庫の一部がPlay Bookに登場しました。
楽天Koboでかなりの冊数が提供されていることを思えば 順次追加されるであろうことは間違いないでしょう。
昨日見たときと本日見た時では増えているようでしたので 現在進行形で作業中と思われる。
ここで見つけて ピンを立てておけば端末内にデータがダウンロードされていつでも見ることができる。
ピンを立てておいたので地下鉄内での閲覧にも困らなかったのです。
電子書籍を見るという意味ではこれで十分です。
昨日は「蜘蛛の糸」というあまりにも有名なものを読んだのですが 昔読んだような気はするのですが わずか9ページの作品だったのです。
こういうのを見ると、本一冊でしか売ってなくて9ページしかない作品だとすると 何かとの抱き合わせ販売がなされているという事で そういった意味でも書籍は変わってゆくのではとは思うわけです。
8Gのモデルなので 本体内に入る容量に制限があるので 動画とか音楽だと少し辛いのですが 書籍なら十分な容量です。
できればマイクロSDのポートはこの容量なら欲しかったところです。
 
SmartPhoneでもよい!! という用途ではあるのですが サイズが大きいので見やすくなります。
この見易さがあるので 情報を集めてみたいと思うのです。
例えば音楽、ビデオ、書籍から始まってネットワーク コンテンツであるメール、SNS等もここに集めれば見やすくて そしてSmartPhoneでは通知が多すぎて邪魔になるので こちらにそれを逃がすという使い方をするのにピッタリなのです。
通信環境に関しては WifiもしくはWIふぃルーターとの二台もちとはなりますが 現状のルーターであれば一日中の運用でもバッテリーが持つものが出てきています。
SmartPhoneの通信もこちらに集めるという事であればそれもありなのです。
と、いうかSmartPhoneの通信を最小限に抑えてこちらに動かすというのはどうだろうかと思うわけです。
そして、電話として使うのでなければバックグラウンドで受信をさせて 使うというなら低速な通信でも可能になるから・・・
とかとか 新しい使い方を模索はじめてしまう端末でした。

 


written by HatenaSync